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やっかいな粘土質の土
家の庭に芝を張ろうと、今30センチくらい掘り起こしています。 石やゴミ、雑草を取り除き、大きな土の塊は粉砕してふるいにかけて戻してます。 なのですが、庭じゅう粘土だらけです。 硬くて掘るのも一苦労です。 どんな土かというと、白っぽくて、前の日が雨だと靴底の裏にびっしりと土がくっついていちゃう感じです。 ふるいにかけても、砕けないダマやコンクリゴミばかり。 そんな訳で、作業は全然進みません。 いっそのこと、土を買って全部入れ替えてしまえばよいのでしょうが、残念なことに庭が広くて、そんな事をしていたらいくらお金があっても足りません。 もちろん、良質な土や砂をある程度混ぜるつもりではいるのですが。 この粘土の土は捨てるしかないのでしょうか? それとも、できる範囲で細かくして砂と混ぜれば使えますか? もうかれこれ2週間以上この作業をしていますが、いっこうに終わる気配がなく、庭はダマ土(ドックフードみたいな感じです)と石の山でウンザリしています。 ちなみに、最後には肥料や石灰を入れて西洋芝の種まきをするつもりです。 何かよいアドバイスをください、お願いします。
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芝生に限らずガーデニングする場合の基本は土です。 現在の粘性土を水はけよくするにはかなり根気のいる土壌改良をすべきですが、一気にやろうとすると腰砕けになりますので、 3年程度のスケジュールを立てて自分の体力に合わせてゆっくりやりましょう。(無理するとぎっくり腰になってしまいますので・・) まず植物はその種類によって根のはる深さが決まっていますのでそれにあわせて土壌改良の深さを決めます。 1.深さ30cmまでの土壌改良でOKなのは *1年・多年草(草丈が40cm未満) *球根類 *芝生類(宿根草) 2.深さ50cmまでの土壌改良でOKなのは *低木類 *落葉・常緑樹木で樹高さ2mまで 3.No.1、2以外の樹木 今回は芝生ですので30cmのみしっかりと土壌改良すれば良い芝生ができます。 <土壌改良の方法> 1.芝生の張る面積を深さ50cm掘る。 2.篩をかける *荒めでふるって残ったものを掘った穴にもど す。(30cm以上戻さないこと) *一番目のこまい篩で通過したものは使わない。 ここで残った土に腐葉土や土壌改良材を十分混ぜ 込んで穴に戻します。 3.この状態でレーキをかけて張る面を水勾配をと りながら調整しましょう。 **留意点 今回の土壌は石が多いようですがその量によっては掘る深さをもっと多くしたりして残っている石を暗渠排水として再利用したり、花壇の捨石代わりにできますので邪魔にならないとことにストックしておきましょう。 <さらにアドバイス> どの程度の庭面積かわかりませんが、当家では新築時に造園工事をしたときに基盤が山砕のズリの上に山砂(かなりこまい)を盛ったために低木類以外の樹木の根が進行せず大分枯れてしまいました。 この土壌改良には大変な労力を費やしました。前記の篩で余った石やコンクリートガラなどは植生区域以外の園路の暗渠排水に利用して、上部15cm程度の土には消石灰を大量に混ぜて(三和土のような)草が生えないように再利用しています。 この石灰処理はたいへんな効果があり粘性土が水はけよくなり雨が降っていても靴で歩けます。 ぜひお試しあれ。 ところで西洋芝を植えるようですが、夏場の管理には十分配慮してください。 芝刈りと水遣りが大変ですよ。 ほかにもいろいろアドバイスがありますが以上で終了します。 (当方、かれこれ地盤改良も3シーズン目に入りました!。計画を立てて一つ一つ決めていきましょう。)
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- ai-yuririn
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作業ご苦労様です!! 我が家も土地が粘土質の岩盤です・・・もう最悪に水はけが悪くて同様に広い庭を持て余しています。 経験の上での忠告ですが「芝」は難しいですよ(^^; 水はけが悪いと何度植えてもイマイチで、いずれ断念してしまうという最悪の結果(我が家がそう)があるかもです。 一生懸命掘り起こし、石を除きふるいにかけたのに3年で固く水はけの悪い土に返ってしまいました(泣) そして芝を良い状態に保つには、手入れと管理が欠かせません・・・もう大変なメにあいます!! 地下に配水管を入れたり、粗めの砂やパーライトを投入するというワザもありますが成功するかどうかは神のみぞ知る。「神様先に教えてよッ」って感じでした。 芝を種からチャレンジした事(難しい?)は無いのですが「ヒメコウライ」が丈夫だそうです。ごく一般的な品種です。冬は枯れてしまう品種です。でも「西洋シバ」よりは成功の確率が高いはず。 筋肉痛と腰痛に悩まされているとは思いますが、無理せず気長にガンバッテ下さいね。
お礼
回答ありがとうございます。 回答者様は苦労なさったのに3年で戻ってしまったとのこと、とても残念でしたね。 私もいろいろと勉強はしているのですが、やはり素人では限界があるように感じています。 芝に手入れが必要ということは重々承知です。 ただ、今のままだと風が吹けば部屋中砂だらけ、雨が降ればぐっちゃぐっちゃで歩けやしないこの庭をどうにかしたいと思っています。 回答者様は、今はもう芝は諦めてしまったのでしょうか。 芝はちょっとでも根があればあっという間に増えると造園の方から聞いたことがあるのですが、あれは嘘だったのでしょうか。 お気遣いありがとうございます。 何とか気合を入れてがんばりたいと思います。
- ultrasoul26
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水田や畑地の排水不良問題に取り組む研究者です。お役に立てるかどうかは分かりませんが,参考までに。。。 植物にとってよい土というのは,水もちが良く,水はけもよい土です。水もちと水はけは相反する性質なのですが,両者をバランス良く持つ土(団粒構造が発達した土)が理想です。が,SATTIEさんの場合は水もちがよすぎて,水はけが悪いという厳しい土とのこと。。。改良は容易ではありませんが,処方箋はいくつかありますので,やってみる価値は十分にあると思います。 排水不良の要因は大きく3つに分けられます。一つ目は土質的な要因(土の粒子の大きさ,粘土鉱物の種類など),2つ目は水理的な要因(地下水位,排水システムなど),3つ目は化学的な要因(土中溶液中のイオンの吸着・離脱)です。 まず,1番目の土質についてです。判断材料がないので以下はすべて推測で書きますが,仮に粘土を多く含んだ土ならば,砂のような大きな粒の土や,黒ボク土のような団粒土,あとは籾殻を混ぜることで透水性は随分と改善します。ただし,土の透水性を飛躍的に増加させようと思うのなら,土をまるごと入れ替えるほどの相当な量が必要な場合もあります。特に,他の方も書いておられるように,「白い土」の正体がもしモンモリロナイトなら(ベントナイトはモンモリロナイトを多く含む土のことです),わずかに含まれるだけでも透水性を極端に低下させることがあります。 2番目の水理条件についてです。水はけをよくするには,必ず水の逃げ道が必要です。この逃げ道がなければ,いくら土質を改善しても,その効果は現れません。水は植物や大気への蒸発散を除けば,深さ方向の地下水,横方向の水路に移動します。まずは,しばらく晴れの日が続いた後で,土を深く掘ってみて下さい。数十cmといった浅い深さで,掘った穴の壁面から水がしみ出す位置が,地下水位です。これが浅いほど,水はけは悪いといえます。 地下水が浅いなら,これを下げなければ排水は改善されません。近くを流れる水路や川の水位が,地下水とほぼ同じなら諦める・・・しかありませんが,地下水位が水路や川の水面より高い位置にあるなら,改善の余地アリです。スコップや機械で,芝生の周囲を覆うように,できるだけ深い溝を掘ってください。深ければ深いほど効果が大です。これは明暗排水とよばれ,畑地にうねを作るのと同じ原理で排水がよくなりす。芝生の真中にも溝を掘ればさらによいのですが,庭の使い勝手が悪くなりますね(^^;)。 また,先ほど述べた土を投入と関連しますが,土の量に限りがあるのなら,1~3m間隔(間隔が狭いほど短時間で均等に排水が進行する。格子状ならなおよい)で深さ30cm程度の溝を掘ってそこに土を入れるのも手です。ずっと芝として使われるのであれば,砂利,貝殻,ウッドチップでも代用可能です。この格子状の土の端が明渠に面する,あるいはパイプで連結すれば,排水が何倍もよくなります。なお,この溝の底の部分に土管などを入れると暗渠の完成ですが,費用や維持管理,また粘土分が多いと効果がほとんどありませんので,あまりすすめられません。 最後の3つ目の化学的要因についてですが,土に含まれる粘土によっては,雨水で土中のイオン濃度が地下水に洗い流されると,透水性や強度が著しく減少します。日本では,モンモリロナイトを多く含む土壌や干拓地でよく見られる問題です。最も安価で簡単なのは,市販の石灰を大量にまくことです。石灰は水に溶けにくいので,巻き方にもコツがあるのですが,ただ単にまくだけでも,どのような種類の粘土に対してもも,大なり小なりの効果はあるはずです。 以上,思いつくままに書きましたが,上手に組み合わせてやることで,少しでも排水はよくなると思います。土の性質さえわかれば,もっと具体的にかけるのですが,何かの参考になれば幸いです。また,何かありましたら,分かる範囲でお答えいたします。
お礼
御礼が遅くなりまして申し訳ありません。 回答者様は専門家さんでいらっしゃるのですね。 あのー、一つ質問なのですが、こういった悩みは誰に聞いてもらったらよいのでしょう? 皆さんにいろいろ書いていただいて本当に役に立つことばかりなのですが、やはりこればっかりは実際に見ていただかなくては正確な答えは出ないのではないかと。 今は相変わらず穴掘り中です。 長雨、台風であまり作業が進みませんが、気長にやってます。石ころやゴミなどを撤去できたら土や砂や石灰を混ぜ込んで芝を張りたいのですが、芝の種まきは気候からして来春以降になりそうですね。 回答ありがとうございました。
>白い粘土は、乾いてもそんなには小さくならないです。 >雨が降り乾くと、地割れしますし、家を購入してすでに土砂崩れもおきました。 より.カオリナイト系粘土と思います。 ベントナイトは.収縮量が大きく.乾くと地面が割れるという特徴がありますから。 >が降り乾くと、地割れしますし、 雨が降って地盤が緩んで.土砂崩れ.の白色粘土 という場合は.カオリナイト系粘土と思います。 >家を購入してすでに土砂崩れもおきました。 園芸よりも.土砂崩れの対策をした方が良いのではありませんか。 乾燥しても地面が割れないのであれば(近所を歩き回って.ここ50-100年間の土砂崩れ等の情報を入手してクださい).排水を優先しても大きな被害はないと思います。 歩く道を確保するだけならば.砂利を5-10cmすいて通路にする・砂を5-10cmすいて広場にする.方法でぬかるみからは逃げられますし.砂利・砂によって排水が確保できます。
お礼
何度もありがとうございます。 土砂崩れのほうは、資金がどうにかなり次第お願いするつもりでいます。素人ではとても無理な作業ですので。 土砂崩れといっても、そんなにひどいものではないのでお金が出来次第直そうと考えており、その間別のところから芝を張ったり、花を植えたりしていこうと考えていました。 とりあえず広範囲なので気長にやってみます。 芝のことだけでなく、排水のことまで色々とありがとうございました。
>白っぽくて、前の日が雨だと靴底の裏にびっしりと土がくっついてい 土は.ベントナイト系粘土と.カオリナイト系粘土の2種類があります。 この場合.方法が一部異なるので.次の点をお知らせください。 白い粘土で粘土団子を作って.乾くときに.どのくらい小さくなるか.1-2割の場合がカオリナイト.それ以上がベントナイトです。ベントナイトは.知っている範囲では.宮城県から山形県にかけて存在します(月峰と川崎が有名ですね。)。乾くと地面にひび割れができるはずです。 方法は.1番の方と同じです。 カオリナイトの場合には.鹿沼土とかネニサンソとか.籾殻くんえん炭(面倒ならば.もみがらの生をそのまま.土中で1-2年かけて発酵させる)とか砂(海砂でも山砂でもか)を1-3割混ぜれば大体なんとでもなります。 問題は.ベントナイトです。これは.泣くしかない。大体8-9割有機質にしないと.水を吸うとふくらみ.更に水を加えると.ベチャベチャで.乾くと.ちぢんでひびわれができて.どうしょうも内のです。掘った穴の下に竹とか松葉(針葉樹の体積が多い葉)を入れて.その上に土を置きます(雨が降ったときに水を貯める。排水しておかないと家が傾くので要注意)。 排水を確保するために.大量の石灰を入れます。ドロマイトの方がだんりゅうかしやすいので.くど石灰がよいかな。 発酵済み籾殻とか.発酵済み堆肥(生はドブかするので不可) とか.通風を確保するために.鹿沼土とかネニサンソとか砂を入れます。ここで.翌年.また同じように入れます。これを10年ぐらい続けるとなんとかなります。 ただ.家の地盤がゆるんで土砂崩れを起こしやすくなるので.こちらの対策も考慮して下さい(建築関係でベントナイトに関係したことがないので対策を知らない)。
お礼
回答ありがとうございます。 白い粘土は、乾いてもそんなには小さくならないです。 ということはベントナイトということになるのでしょうか。 雨が降り乾くと、地割れしますし、家を購入してすでに土砂崩れもおきました。 地元の造園業の方には、ここは土が本当に悪くて木が育たないんだよねと言われました。 雨上がりの庭は、歩けたもんではありません。 泣くしかないのでしょうか。 下手なことして、地盤が緩むのもいやですし・・
お礼
やはり。土壌改良には大量の時間と根気が必要なのですね。 秋に突入してから台風や長雨続きで、庭仕事が足踏み状態です。 しかも、穴掘ったまましばらくが経ってしまい、大きな水溜りができるようになってしまいましたし。 おかげで蚊に悩まされてます。 勾配を考えて土を戻す、というのはなかなか難しそうですね。がんばってみます。 回答ありがとうございました。