30年ぐらいほぼ毎年、徒歩で北海道を旅してました。
20~30kgぐらいの荷物を背負ってテントや野宿しながらです。
数年前に足を怪我したこともあり、引退です。
ですので、あなたの言う「文化」というのも人一倍い感じてましたし、その変化も見てきました。
もう北海道も変わりました。というより荒廃が進んだという感じでしょうか・・・。確かに20年ぐらい前までは、地元の人との交流は多かったですね。
一日に何度も車に乗って行けと呼び止められましたが、最近はほとんど無くなりました。
知り合った人の家に泊めてもらったり、キャンプ場でバーベキューにお呼ばれしたり、昆布をもらったり、いらないというのにリポビタンDを箱ごとくれようとしたり、思い返せば多々あります。
ただ、近年はそういったこともめっきり減ってきていました。
根本的に言うと、人がいないのですよね。
集落に店もなければ誰も歩いていない。
今や北海道の田舎はそんな感じになってしまいました。
汽車はなくなり、バスは減便。残ったわずかな人も買い物は数十キロ離れた街まで車で買い物。あとは集落にセイコーマートがあれば幸せなほうというありさまです。
また旅行者も変わりました。
まず、圧倒的に減りました。あれほどいたバイクもめったに見なくなったし、さらにいうと若い人がいないのですよね。よく見るのは30から40代のライダーばっかり。若い人はもう、北海道を長期で回るなどという旅行はしないのですよ(たぶん)。
富良野とかニセコとかいった観光地をレンタカーですっと回るだけ。当然、ホテル泊です。
そういったところは中国人観光客も多いですし・・・
だから、昔ながらの貧乏旅行なんていうのもめったに会わなくなってしまいました。
年々、変わってきたなと感じてはいましたが、気づけばこんな感じです。寂しい限りですが、あなたのおっしゃっているのは昔話になりはじめていますね。
お礼