- 締切済み
小泉首相演説「常任理事国入り」の理由は?
私事ですいませんが、実は言うとこのテーマについて学校で発表しなければいけません。だいたいのことは調べましたが、理事国入りの理由がどうしてもわかりません。できるだけ詳しく教えてもらえれば幸いです。本当に私事ですいません。。 誰か、教えていただけないでしょうか?
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
- junt
- ベストアンサー率38% (97/254)
※国連憲章の改正が必要 非常任理事国は国連総会で選出される。1992年~93年、日本は非常任理事国だったが、その選出に当たっては、賛成158、反対3で決まっている。また常任理事国を含む安全保障理事会の構成は国連憲章23条で定められているが、それには常任理事国は中国、フランス、ソ連、イギリス、アメリカとある。これを改正するには総会の3分の2の賛成が必要で、更に全常任理事国を含む加盟国の3分の2以上が、それぞれの国内手続きに従って批准することが条件となっている。 実際問題として、総会の3分の2以上を取る見込みはありそうだが、微妙なのは常任理事国の出方である。現時点では日本の常任理事国入りにロシアと中国はイエスなのかノーなのか、ほとんど不明で、中国のセリフは「理解を示す程度」であり、ロシアのそれは「日本は有力候補」でしかない。まして、現常任理事国の特権である拒否権を新メンバーに認めるか否かとなると、更に複雑微妙である。 現在、有力視されている日本やドイツが常任理事国となるのか、他の国々、例えばエジプト、ブラジル、インドなども加わるのか、拒否権も付与されるのか、非常任理事国をどれだけふやすのかなどについて、現在の常任理事国で思惑が一致するまで、あと1~2年はかかるだろうし、それが総会で採択されるまで同程度の時間はかかる。日本の常任理事国入りは容易ではない。 ※常任理事国入りを推進する理由 日本の常任理事国入りをここまでリードしてきたのは外務省である。理由はいくつかあるが、その第一は常任理事国になる事により情報量が増大することである。現在、日本は安保理のメンバーでないため、安保理で何が話し合われは独自に取材しなくてはならない。安保理の会議室の前に外務省のスタッフを貼り付け、会議を終えて出て来た安保理のメンバーから情報を聞き出すのである。また、重要なテーマでは、国連大使が直接、理事国代表と接触しなければならない。 第2の理由は、アメリカに次ぐ分担金を払っているのに、主張が反映されないのはおかしいということである。波多野・前国連大使はこう述べている。『国連には3つの市民がいます。常任5カ国、非常任10カ国、その他とね。5カ国の大使は毎日集って会議し、彼らがやろうと言った問題が決議案に盛られるんです。その内1カ国でも、「それは嫌だな」と言う問題なら初めから。案にもならない。無論、5カ国は拒否権を持ってますが、それが行使されれば安保理が外に向かって信頼性を失うということで、常任理事国が反対する話は初めから落とされてしまう。これを国連では「ポケット・ビート(外に出ない拒否権)」というんです』現在のところ日本はカネばかりとられて出番がないということである。 第3の理由は、日本が非核保有国であるということ。現在の常任理事国はいずれも核保有国であり、武器輸出大国でもある。そこに非核保有国が加わることに意義があるとしている。 第4に常任理事国になっても危惧されるような新たな軍事的貢献を負うことにはならないとしている。 ※相次ぐ日本支持の声 現在、日本の常任理事国入りを支持しているのは約40カ国で、はっきりと反対を表明しているのは北朝鮮のみである。94年10月の一般演説で『日本は安保理の常任理事国入りを目指しているが、その前に、過去の侵略と戦争犯罪に対する謝罪と賠償をおこなわなければならない』と述べている。 一方、支持は引きも切らない。94年3月、バングラデシュのカレダ・ジア首相に続き、4月にはフランスの外相が、日本とドイツの常任理事国入り支持を初めて公式に表明、同時に、日本の拒否権も認めている。また、5月には、エジプト外相が、『日本とドイツが入るのは当然だ』と発言、駐日大使も『歴史から見ても日本が入っていないのは時代錯誤も甚だしい』と語っている。そして8月、東南アジア歴訪の首相に、マレーシアの首相は『日本はアジアの平和、繁栄のために安保理入りして全ての役割を担うべきだ』と積極支持を表明、シンガポールもタイも同様に支持を表明した。更に9月に入るとタイの首相、オーストラリアの首相、ウガンダの大統領も口をそろえたかのように支持を表明している。
- tnt
- ベストアンサー率40% (1358/3355)
表向きは、国連が収集したいろいろな情報を 得ることが出来る為、と言う事になっています。 お金だけ出して米国経由でしか情報が入ってこないという 現状を変えたい訳です。 実際はもっといろいろあります。 まず、敵国条項の廃止、もしくは事実上の廃止です。 常任理事国は敵国ではないですからね。 今の国連憲章では、日本は国連の敵国として 明記されています。 次に、拒否権を持つことによる国際政治の場での 発言力の向上です。 拒否権を持つ国は無視されることがありません。 あれだけいい加減なロシアですら大切にされています。 そして最後は自衛隊の海外派兵の形態の切替です。 今の派兵は憲法的にかなり問題があります。
お礼
わかりやすい説明感謝します。よくわかりました!
- myeyesonly
- ベストアンサー率36% (3818/10368)
こんにちは。 それには、「何で今まで常任理事国に入れなかったのか」がヒントになるでしょう。 常任理事国は、国連軍を編成した時、「軍事参謀委員会」を構成しないといけません。 「憲法で軍隊を出せない」と今まで、政府は言い続けていたので、常任理事国にはこの理由で入れませんでした。 常任理事国に入るという事は、自動的に国連軍の軍事参謀委員会にも入る事になります。 当然、軍隊も出さなければいけないし、軍隊を動かす知識も経験も必要になりますね。 ですので、今までの考え方を覆すという意志表明であり、正規軍を持つ(おそらく自衛隊を正規軍と位置付ける)事、その行使を国連の名のもとに誓約するという事になります。
お礼
ありがとうございます。 なんだか政治のことに興味をもてるようになりました。ありがとうございます!
お礼
くだらない私事に返答してくれて、ありがとうございます。しかも、こんなに明細にお答えしてくれて本当に感謝します。。