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【茶道】なぜ黒楽茶碗は黒色が売りなのに土見せの白幕
【茶道】なぜ黒楽茶碗は黒色が売りなのに土見せの白幕ぐすりの抹茶茶碗を作ったのでしょう? 黒色の釉薬を全体に塗った方が強度が高くなります。土見せの白幕ぐすりは底面の強度が落ちます。 原材料費の高騰でコスト削減でもしたのでしょうか? なんの意図を持って強度を弱くしたのでしょう?すぐに壊れて買い替えて貰う商売を思いついたのでしょうか?
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こんにちは 好まれるものだけを作っていては焼き物は成り立ちません。 >総釉だとやきものとしての土の味わいが分かりません。土見せにすることで素地土である胎土の焼きあがりや手触りが楽しめます。胎土をそのまま見せているので土見せのことを「露胎」(ろたい)ともいいます。 土見せの場合は焼いても素地がくっつきにくい点が便利です。ただし釉薬より熔着しにくいというだけで、露胎でも底がくっつく可能性はあります。したがって土見せの場合でも中には目跡のあるものもあります。 https://touroji.com/elementary_knowledge/sougusuritomeato_tuchimise.html https://hseito.com/macchawan/natsu-kyoto-osusume.html 楽茶碗は総釉で 瀬戸黒は三角形に釉薬を掛け. 残すことによって土見せとしています。 >瀬戸黒(せとぐろ)は安土桃山時代に美濃で焼かれた施釉陶器の一種です。古い文献には「瀬戸から来た黒い茶碗」という表記がされていますが、当時は瀬戸・美濃を区別せず「瀬戸」と呼んでいました。 >釉薬は鉄分を含んだ鉄釉をかけたものです。黒の発色から鉄釉の鉄分はおよそ10%前後と推察します。これを高温で焼いている状態で窯の外に取り出し、急冷させる技法を「引き出し黒」といいます。 https://touroji.com/technique/setoguronogihou.html
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- toratora(@aasjetto)
- ベストアンサー率16% (225/1400)
たんに景色がいいから 陶器屋の腕の見せ所 茶器は天目だけではありません 季節に合わせて器を選ぶものです 長く使うための道具や経済的などで選ぶ食器とは違います お茶の道を究めるための 高級品 一つの茶碗を作り上げるために多くの茶碗を割り捨てます
- korokoro17
- ベストアンサー率55% (415/744)
茶道の茶碗は単なる実用品ではなく工芸品です。 茶碗の景色を愛でることも茶道の楽しみのひとつであり 白幕ぐすりも景色の一つとして創作されたものです。
お礼