『陽あたり良好!』が現在手元にないので回答を控えていましたが、敬愛するあだち氏に関する質問が放置されているのを看過できず、古本屋で立ち読みしてきました。
まず、あだち作品は、一般的に言って、初めから好き、というパターンが多いです。初めとは、初めて出会った時、物心ついた頃、です。その意味ではお風呂で初めて会った時(厳密に言えばその数ページ前に道ですれ違っていますが)と言えるかもしれません。
次に、この作品について検討してみます。高校入学当初、かすみが応援団長から部室に呼ばれ、かすみに危害が加えられると勇作が心配して(結果としては誤解)、高熱の中、見張りとして部室の前にいた団員たちをやっつけて部室に駆け込む、というエピソードがあります。これがかすみに対する好意からもたらされた行動、と考えても間違いではないでしょう。ただ、本人は無自覚のようで、自分が抑えられないのは熱のせいかな、と分析しています。
では、本人が自覚したのはいつか? 高校野球の予選が続く中、村木克彦が帰国するという手紙が届き、かすみが喜びのあまり勇作の部屋にいた勇作に知らせに行く、というエピソードがあります。これに対し勇作は、そっけない態度で「俺には関係ない」とうそぶきます。しかし、かすみが退室した後、退助を胸に抱き、「関係ないこともないか……」とつぶやきます。これは勇作が自覚している証拠、自覚した証拠、と言えるのではないでしょうか? 「いつから好きか」の定義を「いつから本人が自覚したか」に置き換えることが妥当なら、このエピソードが答えになるのではないでしょうか。
とはいえ、あまり自信がないので、もっと的確な回答が欲しいのなら、下記サイトの掲示板で質問してみてください。
それにしても、改めて読んでみても、恋愛模様だけでなく野球の展開も充実した、秀逸な作品ですね。『タッチ』へ至る過程として、『ナイン』と共に重要な作品であると再認識しました。
補足
質問の返答、どうもありがとうございますww お礼を言うのが、遅くなってしまって、ごめんなさい; わざわざ、本屋さんで、立ち読みしてくださったんですねェwwどうもありがとうございますw ところで、今日は補足の質問。。。なのですが、 「陽あたり良好」、どうもラストシーンが、微妙なんですよねww私が思うに、あだち先生のマンガって、どれも 甘酸っぱいラストシーンを向かえるものが多い気がするんですw 「陽あたり良好」は、それほどラストシーンに不服がある というワケでは、ないのですが。。。。 高杉勇作に、克彦さんから「かすみにプロポーズする」 というようなお手紙がくるんですよね。。。 そのことは、かすみは知らない。勇作は不安って言うか 上手く言えない胸の苦しさでせつなくなる。。。 かすみと勇作が、映画を観た帰りに、公園に行き、かすみは、ブランコにのりますよねー、 その時にかすみの背中を思いっきり押してスピードが出すぎて、ブランコを止めるシーンが、あるんですが、そのとき、ブランコを握っているかすみの手の上を勇作が握ってブランコを止めるんですね。。。 その時の、勇作のせつない顔が心に残っています。 そして、ふと見ると、伸が悲しそうな顔でたっていて。。。公園でのシーンは、ここで終わりですが 圭子ちゃんのことで、ケンカしますよねー その時、かすみが勇作に「ちょっと、高杉君、このケンカ止めなさいよ!」と言いますが、高杉君は「本当に好きならば、戦うべきだ」というような事を言いますよね。 その台詞もすごく好きなんです。 それでかすみは「高杉勇作は何に一生懸命なのよ?」 と言うと、勇作が「岸本かすみ」と言いそんな感じで その夜は雷がおちたみたい(?)で終わりますよねー 前置きが長くなりましたが、その後が気なりますww なんか、続編らしいものが出ているようなのですが、 、、あと、「陽あたり良好」はTVアニメは、もちろん。ドラマになったり、 1987年に映画にもなってたりするのですが、その映画は 観たこととかありますか?あらすじくらいしか、 ネット上に出てなくて。。。 長々とすみませんw私もあだち先生の作品って大好きですよ^^ ご名答、お待ちしておりますw