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セクシー田中さんの作者の思いについて

※今から質問する事は世間から見て結構真逆な意見です。決して亡くなられた原作者様を誹謗中傷する物ではございません。純粋に疑問を持ったので投稿しております。炎上覚悟の上での投稿ですが、御理解のある方だけ回答して頂けますと幸いです。 「セクシー田中さん」の原作者様が先日自殺されたという報道を目にしました。 この報道について世間の声は「脚本家が最低」「日テレに誠意や謝罪の念が感じられない」という意見が殆どでした(この報道の内容については有名な物ですので割愛します。分からない方は各自でお調べ下さい)。 ですが、私がこの報道を見て思った事は「なんでそんなに改変されるのが嫌だったんだろう?」です。確かに漫画家含め全てのクリエイターにとって自分が作った作品は我が子のように可愛い存在なんだろうなと思います。実際私も創作活動をしている身としては自分の作品が我が子のように可愛いという気持ちは十分理解できます。 しかしながら、もし自分の作品がドラマ化まで進んだのなら「多少改変されてでも人気が出るようにして欲しい」って思ってしまいます。これって変なのでしょうか?仮に自分の作品が地上波で放映される程人気が出たのなら凄く嬉しいです。舞い上がります。そこで編集者や各関係者から「こういう感じにしたらどうかな?」「原作のここの部分をドラマ化では思い切って王道展開にしたら人気出そうなんだけどどうだろう?」と、自分の作品のドラマ化が視聴者に売れる為に周りが動いてくれてるのは何故だか嬉しいと感じてしまいます。 ですが、亡くなられた原作者様はその事が凄く嫌だったそうです。「改変されるくらいならドラマ化は取りやめる」と仰ったくらいです。自ら徹夜でドラマのセリフ段階から考え直したくらいです。そこが理解できません。 脚本家が手を加えると(クレジットでの表記名が原作者→原案者になってしまうと)原作者様の懐に入るお金が減ってしまうのでしょうか? 原作者様が「セクシー田中さん」を通して伝えたかった「自己肯定感が低くて生きづらさを抱えている人を救いたい」思いは原作で多くのファンに伝わったからドラマ化は別にいいんじゃないの?と思ってしまうのは私だけでしょうか? また、今回の件について 「しろくまカフェ」の原作者様も『原作者であるにもかかわらず、アニメ化に際しまったく意見を言う機会が与えられなかったことに危機感を覚えたヒガ氏は、アニメ放送開始2カ月後にTwitter(当時)で休載を宣言。すると、すぐに小学館に呼び出され、前掲のツイートのような対応を受けたという。』や、 「金色のガッシュ!!」の原作者様も『編集部とのやり取りでトラブルになり、最終的には2007年に連載を打ち切った。』「漫画家さんや作家さんにとって悔しくてショックな出来事であり、自分にとっても本当に悔しい出来事でした。情報が少なすぎて、この事件に対して自分の感じている事は、経験からくる憶測にしかすぎず、ポストはできていない。一つ言えるのは日テレも小学館も、組織です。そして漫画家は個人です。コレだけ見ても芦原先生がいかに苦しい戦いをしたかがわかります。」と表明しています。 やはり多くの漫画家にとって「自分の作品が改変されること」が凄く嫌なんだなと感じました。そしてそれを感じられない、寧ろ改変されるぐらい別に良いんじゃないの?と感じてしまう私はかなり少数派なのでしょうか?クリエイター失格なのでしょうか? 冒頭でもお伝えしましたが、決して原作者様を誹謗中傷したい訳では全く無いです。原作者様の訃報につきましては心からお悔やみ申し上げます。自死してでも守りたかった「熱い思い」を理解されずに亡くなってしまったのは非常に悲しい出来事です。また、脚本家や日テレの表明にはどこか冷徹さを感じました。小学館の編集部のみで出した表明には熱い思いが綴られており、上層部を押し切って乗り出してかっこいいと感じました。 ここまでお読み頂きありがとうございます。長文失礼しました。何方か回答して頂けますと幸いです。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • yaasan
  • ベストアンサー率22% (2732/12291)
回答No.4

簡単にまとめると許せる改編と許せない改編とがあると思います。この先生はこの作品以外にもドラマ化した作品があります。おそらくその作品に関して、許せない改編があったので、口を出せる今だから改変なしの口出しをしたのでしょう。質問者さんも自分で何か作った事があると思います。例えば料理を作って、最後にお塩をちょっとだけ入れて、これでよりおいしくなったと思わない?という改変は許せても牛乳をどぼどぼ入れて違う料理か、って思うような事をされては怒るのではないでしょうか。改変と言ってもそれぐらいの事をされていたのだと思いますよ。 ドラマ化に関してはいろんな動画やうわさ話を聞く限りに、原作者の意向より前にテレビ(映画)関係者と出版社で話を進めて、断れない状況になって、原作者に話が行くみたいです。サインだけしとけってな感じで話が来るみたいです。今回もそれに近かったのではないでしょうか。だからこその改変なしでという精一杯の抵抗だったのではないでしょうかね。本当はドラマ化したくないけど、断れないから精一杯自分の思いを表現して欲しい、と。 それがこじれて、余計に自分の思いと違う方向に進んでしまって、という感じなんだろうと思います。

doremifaso123
質問者

お礼

なるほど。塩と牛乳の例はとても分かりやすかったです。確かに私も牛乳ぶち込まれたらブチ切れます笑 回答ありがとうございました!

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その他の回答 (3)

  • pluto1991
  • ベストアンサー率30% (2021/6693)
回答No.3

「午前0時の森」のあっち側とこっち側という番組があるでしょう。 マスコミの人間はみんなあっち側の人間で人の話なんてうわべしか聞いていないし一ミリだって信頼できない。という話がすごくおもしろかった。 業界の中にいる芸能人ですらそう思うんだから作家さんはなおさらでしょうね。 また「ノリ」で突っ走らないとやりきれない業界でもあるのでしょう。意見調整の様な時間のかかる作業に時間を潰している余裕がないという。 こういう人たちと付き合う仕事を受けたんだ、という割り切りも必要だったのかと思います。 世の中にはお給料をもらうためにやりたくない仕事をやっている人はたくさんいますものね。

doremifaso123
質問者

お礼

まぁ割り切りも大事っちゃ大事だったと思いますね。大体のクリエイターの方々って社会不適合者が多く自分の世界を表現したい方が漫画家になられる事が多いですし、そういった個人事業主(漫画家)VS会社員(編集部)の価値観の違いもあったんだろうなと思います。 回答ありがとうございました!

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  • eroero4649
  • ベストアンサー率32% (11216/34842)
回答No.2

>もし自分の作品がドラマ化まで進んだのなら「多少改変されてでも人気が出るようにして欲しい」って思ってしまいます。これって変なのでしょうか? 質問者さんはそう思うタイプで、亡くなられた方はそういう人じゃなかったということだと思いますよ。 漫画家でも「カネをくれるならお好きにどうぞ」っていう人もいるようですし、あれこれイジられるのを逆に楽しんでいる人もいます。 一方で、質問者さんも創作活動をしているなら分かると思いますが、クリエイター、アーティストと呼ばれる人たちは自分の作品へのこだわりが異常なほどである人も珍しくありません。 ニュースショーのコメンテーターをしている三谷幸喜さんが「自分も自分の作品を切り刻まれて死んだほうがいいんじゃないかと思ったほど追い詰められたことがある」と声を詰まらせながらいっていたので、三谷幸喜レベルでもそういうことがあるんだなあと思いました。 「苦役列車」の原作者の西村賢太氏は、映画化で全然違う作品にされたのに何も文句をいってませんでしたよね。西村氏らしいエピソードだと思います。確かに原作にはヒロイン的な登場人物はいなくて、映画化するのにヒロイン役がいないってのはあり得ないですからね。 「セクシー田中さん」については、テレビマンだという人が記事を書いていましたが、本来はあの規模の番組では最低でも4人は必要なプロデューサーが2人しかいないなど、同業者が見ても「人が足りなさすぎる」という状況だったようです。「その人数ではそもそも回ってくる仕事をこなすだけで精いっぱいで、原作者とのすり合わせなんて無理」ということでした。 いろいろ不満があることではあったと思いますが、正直「死ぬまでのことだったのかな?」とは、私も思うところはあります。が、三谷幸喜さんも「死んだほうがいいかなと追い詰められたことがある」といってるので、そういう気持ちになってしまったのかなあと。 まあお互いに「安易に乗っかった」ってのはあったのでしょうね。 「人気の漫画の原作なら、原作ファンが見てくれるだろうから視聴率が期待できる」「人気漫画の原作なら、企画が通る」となったテレビ局側と、「ドラマ化されたら漫画が売れる」となった出版社側。 「どうせワンクールで終わるから、押し切っちゃえば原作者も諦めるだろ。原作ファンが炎上しても放送が終われば関係ない」って思ってたおじさんがすごく多かったのではないでしょうか。その中で原作者が孤立しちゃったのかな。

doremifaso123
質問者

お礼

なるほど。同業者側から見ても異常事態だったんですね。確かに世界にはいろんな人が居るので原作者様のような方々も沢山いらっしゃいますし、私のような人々も沢山いますもんね。 原作者様が孤立しなければこのようなことにならなかったんだろうか?と考えてしまいます。 回答ありがとうございました!

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回答No.1

「SHIROBAKO」という 2014〜2015 年に放映された Animation を御存知でしょうか? 私は 2020 年に公開された劇場版の方は観ていないのですが、件の報道を Web で読んで、TV 版の「SHIROBAKO」に出てくる夜鷹書房の『第三飛行少女隊』担当編集者で「変な話」と頭に付けて話すのが口癖の茶沢信輔みたいなのが編集制作 Side に居たのではないかと思ってしまいました。 TV 番組は営利商売のネタであって「Sponsor の意向」や「視聴率を得るための仕込み」「尺の長さ制限」等々、様々な方向からの思惑で原作が改変されるものですので「原作の改変」それ自体は問題の本質ではないでしょう。 著作権を有する原作者にその旨の了解を取るのは当然の事でしょうし、脚本家を含む制作 Staff にも原作者の意向が伝わっているのが当然の事なのですが「原作者が意図しない脚本の改変が行われた」と原作者が主張し、脚本家が「そのような事になっているとは知らなかった」と主張するからには、間に立って Liaison (リエゾン:連携) を取り持つ Liaison Officer である筈の編集担当が「SHIROBAKO」の茶沢信輔みたいな者だったのではないかと勘繰ってしまいました。 編集 Side はシラを切り通すでしょう。 TV 等の Media 業界は営利第一で道徳観念なんてあってないような業界である事は常々知られている事でしょう? 原因となる編集担当をクビにしたり晒し者にするなんて刑事事件にでもならない限りしません……だって社に利益をもたらす実績がある優秀な社員でしょうし……。 松本サリン冤罪事件を引き起こしたのも、女子 Pro Wrestler を自殺に追い込んだのも TV が関わっていますし、NHK の軍艦島捏造映像事件もシラを切り通していますよね。 他にも朝日新聞珊瑚記事捏造事件とか Media の無責任ぶりは枚挙に暇がありません。 Net で御質問者さんのように「原作改変の是非」といった「問題の本質とは異なる事象に対する議論が沸騰」して Net が炎上するのに対して「そうではない」と反論する暇もないほど脚本の手直し等に原作者が忙殺された事も原作者を追い込んだ事も原因の一つでしょうね。……実際、いちいち説明する暇もないでしょうから原作者は X への投稿を取り下げましたよね。 Animation 化でもそうですが、Drama 化で原作が改変されるのは当たり前の事であり、それ自身は原作者も了解済みであることから Drama 化が始まっている筈ですので「原作の改変は問題の本質ではない」のです。 私も気に入った Animation の Novel 版を幾つも購入したり Web で進行中の原作を読んで「Novel 版と Animation とではこんなにも違うのか」と後悔(笑) したり「うん、Novel 版の方が良いじゃないか」と喜んだりしていますが、たとえ Spin Off 版であろうとも原作者の了解なしに Character を勝手に用いるなんてできないのですから、原作者の了解をとって改変する限りは原作者が問題視することなんてない筈です。 件の「原作の改変」は著作権を有する原作者の意図しない改変が「勝手に」行われ、原作者の了解を怠って脚本家には編集 Side の都合に合わせた勝手な変更指示が行われ、原作者は脚本家に話が伝わらない事に業を煮やしてその都度編集 Side に反論し、脚本の手直しまで行っているのですから原作者の意向なんて無視されていたのでしょうね。 でも刑事事件にでもならない限り編集制作 Side はシラを切り通すものですし、刑事事件になってもトカゲの尻尾切りをするだけの事でしょう。……「これが言える事の限界です。私達も悲しいです」なんて発表に同情する気には更々なれませんが、それが Media の体質なのでしょう。 勿論、他方向から原作者を追い詰めた Net 民達もお咎めなしです。

doremifaso123
質問者

お礼

ご紹介頂いた作品全部知りませんでした。なるほど。こういうのを題材にした作品もあるんですね。あと、やはり出版社や日テレ側はシラ切るつもりですよね。ドラマ制作も中止したようですし。せめて原作通りのドラマ化をしてあげれば天国の原報われと思います。回答ありがとうございました!

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