旧制高校と旧制官立大学の関係
戦前は、東京帝国大学他の各地の帝国大学に進学するには、まず高等学校(北大予科、京城帝大予科、台北帝大予科を含む?)に入学しなければなりませんでした。高等学校の総定員が帝国大学の総定員と同じであり、東大法科のような志望者が定員を上回る人気大学・学科以外は無試験で大学に入れたため、旧制高校の入試が現在の大学入試の位置づけであったと聞いています。
ところで、戦前の官立大学には、帝国大学以外のものがいくつかあります。大正期に大学に昇格したものと思います。
* 東京商科大学
* 千葉医科大学など、いわゆる「旧制六医大」
質問ですが、
1. これらの帝国大学以外の官立大学に進学するには、各大学の予科を経る以外なかったのか、あるいは旧制高校からも無試験で進学できたのか。
2. 逆に、例えば東京商科大学の予科から、帝国大学に無試験で進学できたのか。高等師範学校や高等専門学校の出身者でも、「試験を受ければ」帝国大学に進学できたのは存じておりますが。
3. 北大予科、京城帝大予科、台北帝大予科は旧制高校と同じ位置づけだったそうだが、例えば北大予科からはどこの帝国大学にでも無試験で進学できたのか。あるいは、無試験では北大しか進学できなかったのか。
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