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研究実績や就職が良いのはどれですか?
自分は建築土木系の大学に行きたいんですけど、(日本大学生産工学部土木工学科)か(東海大学建築都市学部建築学科)か(関東学院大学建築環境学部)で迷っているのですか、 就職や研究実績など見てどの大学がおすすめですか?(建築と土木どちらでも良い理由は指定校推薦の枠の問題です)
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一般論から、研究業績=論文件数、と考えた場合、実務的な側面の強い学部・学科は、総じて研究業績は低い傾向にあります。 代表的なものは建築学科。建築の場合、設計士となり仕事をすることが目的なので、大学院などで研究論文を書いて学会に発表して…と、言うよりも、さまざまな建築コンペで賞を取って…ということの方が優先されます。 要は、絵画や彫刻、デザイン・工芸などと同じですね。論文よりも作品が重要視されるので、学会に論文を発表することにあまり関心のない教授や学生が多いでしょう。 ですので、研究業績から見れば、下記のような序列になると思います。 日大土木工学科>東海大建築学科=関東学院大建築環境学部 次に、就職です。 あなたの挙げられた3つの大学は、すべて同じように見えて、就職はかなり違います。 土木工学は、建設会社に就職することがほとんどで、建物を建てると言うよりは、道路や橋、ダム建設や河川・港湾土木…などが多いです。もっとも、大規模な都市開発なども土木工学がベースとしてあるので、このようなスケールの大きい『景観』をつくる、と考えた方がいいです。 一方、建築の場合は、ビルなどの大規模建築から個人住宅までさまざまですが、それらの『設計』を行うのが主なので、建設会社に就職する人もいれば、個人事業くらいの規模の設計事務所に就職することもあります。また、設計士の場合、個人事務所として独立していくことも考えられます。 これらを踏まえ、3つの大学を比較します。 日大土木工学科 大手ゼネコンをはじめ建設会社に強い。特に大手に就職できた場合、給与や待遇面はかなり良い。さまざまな資格が取れるが、資格を必ず取らないと就職できないか…と言われれば、そうではない。 東海大建築学科 あくまでも建築士(設計士)を養成する学科なので、建築士として就職するのが一般的。ただし、建築士の資格は、卒業と同時に『受験資格』が取れるだけなので、就職後してから試験を受けて合格しないと建築士にはなれない。 関東学院大建築環境学部 東海大と同様。ただし、インテリアデザインなど、他の2大学に比べ「デザイン」の要素がやや強い(この場合、一般的な建築学科に比べ、女子学生の比率が高めの傾向)。 東海大と比較するならば、デザインを多少勉強できると考えれば、家具やインテリアメーカーへの就職なども考えられる。 ーーー なお、あなたがもしも工業高校の建築学科・コースなどを卒業予定の場合、卒業と同時に二級建築士の『受験資格』を得られ、大学在学中に二級建築士に合格することもできます。二級建築士は個人住宅の設計ができます。 ビルなど大規模な建物の設計も考えるのであれば、東海大や関東学院大で一級建築士の受験資格を得る必要がありますが、そうでなければ、日大で土木分野の勉強をし、就職先の幅を広げる…というのでもいいでしょう。 最後に補足ですが、建築の分野は「ものづくり」のように考えられがちですが、実際の授業での「ものづくり」は図面を描いたり模型をつくるくらいで、大半は、建築の歴史や文化、そして建築に関する法律的な授業など、もちろん、基礎的な物理・数学も必要ですが、思っている以上に文系的な思考が必要になります。 また、土木分野は建設会社へ就職…という流れから、肉体労働的なイメージを持たれがちですが、実際には構造計算や数値解析など、相当に理系的要素が強い分野です。 ですので、就職や研究業績…という以外の観点で、理数系が好きなら土木の方が楽しく感じられるでしょうし、文化等にも興味関心があるなら建築の方が楽しく感じられると思います。
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- ji1ij
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土木工学は実際の道路、港湾、上下水道などを作る事に関する知識や技術を学ぶ、一方で建築環境学は、建築、地域のあり方を心理・行動、関係性の視点から分析する事を学びます モノ作りをするか、人の心理から環境を考えるか、全く異なった分野です 自分が気に入る学部に行かないと、学部の就職率が良くても貴方が就職できる保証はないです 自分に合わない学部だと卒業する事が困難になるでしょう