>嫌われキャラから愛されキャラに変わることなんてあるんですか?
ありますよ。出川哲朗さんや江頭2:50さんの不人気全盛期の嫌われっぷりときたら、そりゃーそりゃーすさまじかったですよ。私も出川さんが30歳くらいのときは「ウザいやつだなー」とテレビで見たらチャンネルを変えるくらいでした。
あの頃にもしネットがあったら、すさまじいバッシングを受けていたと思います。
作家の辻仁成さんは、私は彼がロックバンドをやっていた頃からのファンでしたが、芥川賞を受賞してから彼の作詞作曲の歌である「ZOO」がリバイバルヒットしたあたりの頃の2ちゃんねるのアンチスレの多さは、目を覆いたくなるほどでした。
それが中山美穂さんと離婚したときに、中山さんがイメージを崩してしまったのと対照的になぜか好感度が爆上がり。いつの間にか「父ちゃんキャラ」が確立してバッシングがほとんどなくなったのは「はえー。世間というのは変わるものだのう」と思いましたよ。
品川庄司の品川祐さんは若い頃はビンビンにトンガっていて、東野幸治さんいわく「大阪中の芸人から全員嫌われていた」といわれていたほどでした。
それが娘さんが生まれたときに「この子が大きくなった時、父親が嫌われ者でいいのだろうか」とご本人が思ったそうで、それで心を入れ替えたそうですよ。今はスタッフなどへの当たりも柔らかくなっているそうですが、今テレビ番組を作ってる偉い部署の人たちはAD時代に品川さんに恨みを持っている人も少なくないそうで、東野さんだったか有吉弘行さんだったかが「今優しくしてもらってるADが偉くなる20年後に品川は再ブレイクする」なんてからかっていましたね。