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術後精神障害(ICUシンドローム)について
ICU・CCU病棟に勤務する看護婦です。 今度ICUにおける精神症状についての看護研究を 行うことになりました。 現在文献検索の段階ですが、研究の方向としては 当院で過去に作成したせん妄スケールの見直し・改善と 具体的看護介入について・・・といった感じになるかと思います。 せん妄、ICUシンドローム、術後精神障害、適応障害・・・と、他院でも様々な角度から研究されているところですが、ICUの環境・治療内容の特殊性といったところで、一般病棟とは性質の異なるものになるのかと思いつつも、ケアを継続性のあるものとするための広い視野も必要かとも考えています。 何かよい参考文献、またはこのような研究に取り組んでいる方がいらっしゃいましたら、ご意見お願いしたいと思います。
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- sei2152
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精神科の看護士です。 大学病院でもあり結構救急から回ってくる看護士や、患者さんのケアをすることがありますよ。 そういえばうちのICUでもICUで1/f揺らぎの音(波の音等のこの頃のヒーリング系ですね)を流すとICUシンドロームが少なくなったって言う研究発表があったような? 少しでも時間ごとの照明の調節や、逆にメジャーによる沈静を極力しないことなどが効果を発揮するようです。 それと意外なほどいろいろな薬(ガスターやプリンペラン等)がIVによりせん妄を引き起こすようです。 割と無造作に使用される薬の見直しで老人病施設などで、せん妄が優位に減少したってこともあるようです。(意外なほど多くの薬でせん妄が起こるようです、良ければまたわかる範囲で資料を探しておきますが) 余り異常なことと考えずに、起こって当たり前との対応の方が、はるかに人間として自然との発想をしてほしいと研修会で力説されたことも私の中には残っています。 少しだけでも、アラームを小さくする、絶対ICUでは言いませんが、驚くほど多くの患者さんが、意識が無いはずの状態でのことをイメージとして取り込んで、後々の対応に大きくかかわることが、時々フォローに回ることのある当科としては教えられることとなります。 がんばってください。(1/f揺らぎの研究については他病院に出せる状態なのかどうか今の時点では即答できる立場にはありませんが、またどうだったか聞いてみることはできると思います。立場上確実なことがいえずすいません。(^^ゞ。) 精神科の立場で聞きたいことがあればいつでも効いていただければ、せん妄や意識障害のことならいつでもメールできますよ。
- fusigidane
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わたしも現在、仕事とは離れていますが以前CCUに勤めていたことがあります。看護研究でおもしろい研究をやったことがあります。参考にはならないかもしれませんが、一応お話しだけ。 心臓疾患の人にはよく、A型気質の人が多いというデーターがあります。それをもとに異常行動を取る人と元々の性格の間に因果関係はあるのかというデーター分析をしてみました。しかし、結局は手術などの侵襲によるものが ほとんどという結果になりました。術前オリエンテーションをもっとしっかり行ったほうがいいか、と言う研究もしました。何が行われるかわからないよりわかっていた方がいいかと考えていましたが、「どちらでもいい。」と言う感じの答えが多かったようでした。しっかり聞きたい人もいれば、聞くと怖いと言う人もいます。結果として短い期間に患者の情報をなるべく多く収集し、その人にあったオリエンテーションを行うことが大事と言う結果になりました。ここの病院では術前訪問と言うのがICU・OPE室・病棟(CCU)と3回あります。その3者がカンファレンスする場があるとよりよい看護ができるとおもいますが・・・そんな時間をつくるのはむりっぽいですかね。 心臓の手術を受ける人は他の手術を受ける人より「死」を イメージしている人が多いようです。後のことより目の前の手術さえ成功してくれればと、思うようです。あと、ストレスになることは何かという問いには「ドレーンなどの管類による苦痛」「どのぐらいでステップアップできるか?(特に食事・排泄に関して)説明がない」と言う答えが多かったと思います。 あまり参考にならないかもしれませんね。すみません。 研究がんばってください。
お礼
どうもありがとうございます・ 当ICU・CCUでも以前性格因子によるもの、 ICUオリエンテーションの改善などの研究を行っていますが、有効に活用されていないのが現状です。 当院では術前訪問を施行しているのはOPE室のみで、 ICUとしてはOpe前日のICUオリエンテーションでのフォローのみ。病棟からの送りもありますが、その看護婦の主観的な患者様のイメージになる感は否めません。 病棟・部門を超えたカンファレンスの場は本来 必要な場なのでしょうね。 患者様主体の医療となるためには、患者様の参加が BESTなんでしょうけど・・・。 実際の現場ではどちらもなかなか難しいですね。 限られた条件のなかで可能な限りの可能性を探るべく 頑張りたいと思います。 ながくなってしまいました。 改めてご意見ありがとうございました。
- takausagi
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私は、元看護婦です。 ICUに勤務したことは無いのですが、ICUシンドロームに掛かった患者さんを受け入れたことはあります。 ICUって特殊な病棟ですよね。 一人一人部屋が区切ってあって、人の出入りが殆んどありませんよね。 患者さんは、自分がどんな状況にあるのか全く把握できず、その上見たことも無い機械に囲まれて・・・。 私たち看護婦は、それが必要なものだとゆうことは分かっていますが、患者さんは全く知識が無いのでとても不安になると思われます。 面会人も限られた人だけですし、時間も限られています。 確かに、ICUって、管理がとてもハードで仕事に追われることが多く、また、人手が無く、機械や数値の管理にとても神経を使うのでどうしても患者さんの心のケアまで手が回っていないのも事実でしょう。 患者さんは、看護婦が忙しいのは百も承知ですから(特にお年よりは)言いたいことを飲み込んでしまう人が多いと私は思うんです。 少しでいいから、優しい笑顔、優しい言葉を掛けてあげられれば少しずつではあるとは思いますがICUシンドロームも減ってくると私は思います。 様は、看護婦の心持次第ではないでしょうか? 機械などを相手に仕事をしているのでは無いと再認識した上での看護が必要だと思われます。
お礼
ご意見ありがとうございました。 理想と現実の間で葛藤の日々ですが 患者様が少しでも安心感をもって療養できるよう 一看護婦として努力します。
お礼
御礼が遅くなってしまって本当に申し訳ありませんでした。 とても参考になるアドバイスをいただき、とても感謝しています。 関係因子はとても多くて、薬剤の作用的部分にも関心があるのですが、こればかりは医師の理解関心がないと難しいですね。また、ICUという治療環境上も・・・。 不眠時や、あやしいかな?と思うときには、睡眠の導入を図るため投薬も考慮しますが、’ますますひどくなる’ことも経験上わかっているので、実際迷いますね。 現在も研究の方は一進一退でなかなか進みません。 眠れぬ夜がまだまだ続きそうです・・・。