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スピーカー定位
コンポで洋楽聴いてますが60年代、70年代の楽曲は楽器、ボーカルの位置がはっきり分かれて(左側ドラムス、中央ボーカル、右側ギター)聴こえますが80年代以降楽曲は全て中央寄りに聴こえます。 楽曲録音技術の違いでしょうか?
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①ベース、バスドラムの低音域は波長が長くて定位が分からないのでサブウーハーが一つで実用になっているように中央で聴こえる方が安定感があるしLRから出すことで音圧が稼げるので中央に定位するほうが安定します。 ②ボーカルやソロ楽器がLRに片寄ると不自然になるので中央に定位するのが普通です。 ドラム、ベース、ソロ楽器など殆どの音が中央に定位しないと不自然に聴こえるのでモノラルでも良いくらいですが、ギターなど伴奏楽器やコーラスや残響成分はLRに入れることが多いように現代の音楽はモノラルでも良いくらいに各音源が中央に寄っているのが多いですが、 60年代、70年代の楽曲はベンチャーズなど4人編成位のバンドが流行して各パートの定位のステレオ効果を強調することが多かったです。 楽曲録音技術の違いもありますが、オーディオブームが去ったことや、公共施設、屋外演奏、店舗などで殆どモノラル放送に慣れたこともあるのでは?と思ったりします。
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- iBook 2001(@iBook-2001)
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はじめまして♪ 録音技術の問題、、、ともいえますが。 基本的には「音楽収録に対する考え方の問題」だろうと思います。 マイクなどを利用せずに、そのまま演奏会が行える、クラシック曲やジャズなどの場合は、ステレオペアマイクを用いて収録すれば良いだけです。 しかし、少人数のバンド&ボーカルなどは、楽器や声の音量差が大きかったりと、結構難しいため、通常のステレオ録音(ペアマイクなど)では難しい。このため各楽器群やボーカル類などと「分けた録音」としてから、いろいろバランス調整を可能とした上での録音、この結果、このような聞こえ方になった録音スタイルも出てきた。と言われます。 しかも、時代背景的に、まだまだ十分な良い再生環境で楽しむことができない人も少なくなかったため、たとえば「ドラムの音を小さくしたい」とか、、、左右の音量バランスツマミで「自分の好む音量バランス」を得られる。と言うケースもあったそうです。 (ほんと、古い時代の安価なステレオ電蓄には、左右の音量や音調がずれていた物も少なからずありましたし。。。) 劇場用(映画)などでは、かなり早い時代から3ch方式が用いられ、それを応用した録音機材もありましたし、レコード産業的には4ch録音なども多くあった時代になってから、レコードのステレオ化に進みました。 多重録音(というかリミックス)という手法自体は、1920年代終わり頃に試されていますし、録音現場において先進的な記事をいち早く取り入れた場合、70年代には16chとか24chという機材を導入したスタジオも存在しています。 このため、「どういうレコードに仕上げるか?」という事で、機材云々だけではない、違い考え方からの、、というケースの方が多かったのかもしれません。 まぁ、古くからの実勢がある「大御所」の方が、運営側の「保守的」感覚と、新しいものにチャレンジたがる「エンジニア側」で、、、という話もありますけれどねぇ。 録音チャンネルを多くすれば、録音テープのトラック幅が狭くなる。。 古い時代の「クラシック」や「ジャズ」ばかりだった時代の一部には「トラック幅が広く使えた方が、ダイアミックな音が得られる。」という考え方とかに固執されていた、、、のかもしれません。 今の音楽作品は、まぁ、かなり自由に作られていますが、アナログレコードの特性から考えた場合、低音成分が多い音は、出来るだけ左右均等に近い音量バランスとしておく。という感じですね。 その上で、ライブ会場で聴いた時と違和感がない「ステレオ感」に収まっていったので、よほど特殊な盤以外は、ご質問者様が感じた80年代以降の感じでしょう(もちろん、60年代や70年代にも、このような仕上がりにしていたレコード盤もたくさんあります。)
- i-q
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ミキシングの技術(個人の経験)かと、、 その時代の流行りと試行錯誤した結果。。 ↓ https://youtu.be/HmzWzIihPaI (11:00辺りから参考になるかと)
- John_Papa
- ベストアンサー率61% (1186/1936)
こんにちは。 『楽曲録音技術の違いでしょうか?』 それが、大きな要素です。 (左側ドラムス、中央ボーカル、右側ギター)という録音技術は1950年以前に映画の(LCR)3chサウンドトラック録音技術として確立していました。 殆どが同時録音か、左右(LR)を先の録音しておいて、中央(C)は後で録音するという方式でした。 これが、レコーダーの録音トラックが増えてマルチトラック録音が1980年代には24chとか32chに発展し、パート毎に録音可能になり録音はメンバーがそろったワンチャンスである必要を無くしました。 更にデジタル録音化も始まります。 これら演奏のパーツを音楽としてまとめる為に1970年代後半に良質なデジタルリバーブが開発され、音の位置も単純な「左中右」だけでなく前後奥行き方向を加えた発音位置を指定できるようになります。その配置はプロデューサーの好み次第ということになります。 「リバーブエフェクトのおおまかな歴史参考」 https://soundevotee.net/blog/2017/10/20/reverb_collection_and_brief_history/
- tetsumyi
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60代、70年代はマイク等の録音機材が高価で1本マイクでそれぞれ別に録音してmixするのですが左右と中央に割り振らないとステレオ録音できませんでした。 その後何本かのマイクで実際の演奏会場で録音するようになって自然な定位で録音した方が良いと言う方向になった様です。 最近ではマイク価格も安くなって楽器毎、歌手毎にマイクを設置〈オンマイク〉録音する事が多い様です。 ただ、このような録音では左右の分離は良くなるものの本当の奥行きある響きと楽器の音色は再生できません。 それでクラシック等ではペアマイクを使って各楽器の定位と奥行きある響きを再生できる様にする方が自然な録音となるようです。 遠近を再現できる再生装置が主流となった時に圧倒的な差が明確になるでしょう。 マイク毎にスピーカーを設置してより良い再生をしようとする試みもあるようですが、音響と聴覚の音質を見失った本末転倒の方向で失敗は目に見えています。 遠近定位再現が現在音響の最大の難問で研究課題となるはずです。
補足
>60代、70年代はマイク等の録音機材が高価で1本マイクでそれぞれ別に録音してmix 1本のマイクで2回録音するのですか?
お礼
分かりやすい回答ありがとうございます。