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GeForce GTX 960 ファンの不具合について
- GeForce GTX 960 のファンがうるさくなり困っています。解決策はあるのか
- 自作PCで使用しているGeForce GTX 960 のファンに問題が発生しています。ファンは一瞬回って止まり、延々繰り返される音がうるさくて困っています。
- GeForce GTX 960 Super JetStream の2GBを使用している自作PCで、グラフィックボードのファンがうるさくなりました。UEFIBIOS画面では静かでファンも止まっているため、故障ではないかと考えています。解決策を教えてください。
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まず、筐体の温度管理が適正か確認してください。 UEFI側で温度による電源または筐体前面などのファンコントローラーの動作を強めに変更することも考えた方が良いでしょう。 尚、GPUのヒートシンクに埃が詰まっている場合は冷却性能が大幅に低下することがあるのでご注意下さい。 ここからは、ヒートシンクに埃が詰まって汚れているとか、筐体内の温度が高いと言った問題がない前提で回答します。 GeForce GTX 960 Super JetStream はPalitの製品でしょうか? それなら、最新版のThunder Masterを導入して、適切なフロー制御(GPUの動作制限)を掛けると改善する可能性があります。 https://www.palit.com/palit/thundermaster.php?lang=jp また、NVIDIAのサイトから最新ドライバー(2023年5月2日時点で531.79)を充てることで改善する可能性があります。 https://www.nvidia.co.jp/download/driverResults.aspx/204774/jp 一応説明しておくと、 グラフィックスカードにはBIOS ROMに割込設定を保存、リロードする仕組みがあります。これによって、BIOS(UEFI)からビデオカードが認識出来るわけです。そして、これをドライバーやチューニングユーティリティである程度書き換えられるようにしているものも製品によってはあります。Palitの場合は、Thunder Masterというツールがそれです。 この内容が何らかの理由でリセットされると、動作はデフォルトモードに切り替わります。デフォルトが常時フルワークロード(最大クロックで待機)という設定になると、GPUやメモリー熱量が大きく上がるため、ファンは高回転を続ける事になります。 もしも、その状態になっているならユーティリティでデフォルトを入れ替えてやれば、動作は改善します。但し、ユーティリティウェアで誤って、常時高パフォーマンスの設定にしてしまうと……ファンはずっと高回転を続けるでしょう。だから、もしもユーティリティウェア(Thunder Master)を既に導入していてこれが起きているなら、自らが設定しているツール調整がまともなのかを確認することをお勧めします。 それから、こういうチューニングツールを使えない場合や使っているのに、動作がおかしいなら、Windowsの電源管理(Powercfg、パワーコンフィグレーション)がフル動作を求めている可能性があります。これは、OSのカーネル側がACPIに基づく電源管理テーブルに与える命令です。 Windows 10ならコントロールパネルの電源オプションで適切なバランスポジションの設定になっているかどうか、その詳細を確認して、PCI Expressのリンク状態の電源管理が「適切な省電力」または「最大限の省電力」になっているか確認しましょう。(電源オプション⇒現在選ばれている電源オプションがバランスなどの設定になっているか、なっているなら、プラン設定の変更⇒詳細な電源設定の変更(C)で項目毎の設定が確認出来ます。) これがオフになっていると、カーネルからHAL(ドライバー)への命令が、リンク速度の常時最大を指示するため、フルロード状態になることがあります。 これは、CPUにも言えることで、最小のプロセッサー状態を100%にすると、CPUのクロックは待機時にも可能な限り100%を維持するようにOSカーネルがACPIを介して指示を出します。 電源管理の優先順位は、System Management Mode(SMM/BIOS ROM)制御、Advanced Power Management(APM)の古典的な制御と同等で動作します。この設定インタフェース、現在はUEFIになっています。これが不具合に繋がっている場合は、UEFI/BIOSに何らかの不具合がある場合が多いです。M/BやPCメーカーのサイトに最新のBIOSがある場合はそれを適用すると改善する事があります。 次いで、ドライバーユーティリティによる動的クロック・スロットリング制御(SMM兼用部もありますが、OSに導入するカーネルドライバで制御します。OS起動後に不具合が出るならこれが原因です)制御は、Advanced Configuration and Power Interface(ACPI)に基づきます。これが影響しているならドライバーまたはチューニングユーティリティの設定に問題があります。 3番目が、OSが持つ汎用のAPCI制御です。これが、Windowsの電源管理(電源オプション、コマンドスクリプト名だとPowercfgです)となります。尚、3番目のこの制御は2番目を逸脱しない範囲で有効となります。ここで制御を最大にしても2番目でリミッターを掛けていると、最大にはなりません。逆に、ここで最小にしても2番目でフルワークロードを指定していると、消費電力が下がらない可能性があります。そのためワークステーションやサーバーを除く環境では、バランスや省電力などの設定がデフォルトで選択されています。これに問題がある場合は、2番目と同じような症状が出ます。2番目か3番目かの区別は、どちらかの設定をリセットしたり、見直して改善するまで分かりません。 ちなみに、この下にアプリケーション毎の設定があります。これは、NVIDIAの場合は、NVIDIAコントロールパネルにある3D設定の管理-プログラム設定タブで設定されている項目毎の設定に関する部分を、扱うゲームやCGソフトウェア、動画編集ソフトの設定画面で個別に合わせることを意味します。これは3番目のOSの電源管理を守る形で機能します。これが不具合を起こしている場合は、そのアプリケーション実行中であれば常に不具合が生じます。 Windows 10や11ならタスクマネージャーでGPU使用率をトレースして使用率を確認しつつ、メモリとCPUのリソースモニターを掛けて見ると、原因となるアプリケーションソフトが分かる可能性があります。 問題があるアプリケーションを終了し、再インストールしたり、設定を変更すると改善する可能性があります。
お礼
大変詳しいアドバイスに感謝です 教えていただいたことを試しているうちに症状が改善しました 多分ThunderMaster導入のおかげだと思います 本当に助かりましたありがとうございます