質問者さんと同じ人がほとんどだと思いますよ。
100%楽しいって人は、現状に満足している人。
一見とてもいいことのように思えますが。
100%満足できてるってことは、それ以上がありません。
「もっとうまくなりたい」「もっとこんなものが描けるようになりたい」そういう欲がある人は、現状に満足なんてできません。
満足できないから「向上心」が生まれるんです。
そうなんです。
向上心があるから、苦しくなるんです。
だから、プロでも「まだまだ」と考えている方は、少なくとも現状に満足なんてしていないと思いますし、悩んだり苦しんだりしていると思いますよ。
それでもやっぱり、描いていると楽しい。
色を塗っていると楽しい。
小物を描いている時がなにより楽しい。
絵が完成するまでの時間、全部が楽しいというよりも、なにかひとつ「好きな作業」を行っている時間が楽しくて仕方がない。
楽しい作業時間を通じて、やっぱり絵が好きだなあと実感していることのほうが、多いんじゃないでしょうか。
AIの登場で、いろいろと変わってしまったものはあります。
ですが、AIが絵を描く前は、AIによる自動彩色がありました。
あれも、色塗りの苦労を必要としないものではありましたが、今のような騒ぎにはなっていなかったと思います。
(線画を自分で描くからかもしれませんね)
普段自分が使わない色遣いなどが見られて、参考になると言っていた方もいたはずです。
あくまでも「参考」「補助」で留まるのなら、ここまで大問題にはならなかったと思います。
でも今は、人が何時間もかけたものを、何十時間をかけたものを、ひと月かかって仕上げたものでも、第三者が美味しいとこどりをしてしまえるようになってしまったんですよね。
ただ、美味しいとこどりをしているとはいえ、プロからすればデッサンがあまいなど、未熟な点が多々あり、ひと目でAIの作品はわかるようです。
だから、今質問者さんがしている努力は、決して無駄ではありません。
また、AIは誰かの描いた平均を導き出せても、新しいものを生み出す力は、今のところはありません。
人の後追いしかできません。
まだまだAIには出来ないことがあります。
質問者さんには、オリジナルのキャラを生み出す力もあります。
生み出したキャラに性格付けをすることも、魅力をふんだんに盛り付けることもできますが、AIにはできません。
デッサンをがんばっている質問者さんなら、指先の描き方ひとつで感情を表すこともできるでしょう。
伏せた瞳で、キャラクターの感情を伝えることもできるでしょう。
伸びた影、小物、さまざまなアイテムで、心情を伝えることも、できるはずです。
これは、絵に感情を乗せるということを理解していなければできないことです。
かわいい絵が描ければ、それで絵が終わるわけではありません。
絵にこめられた感情や、関係性や、ストーリーなど、見た人にドラマを感じさせる絵を描くことは、今のAIにはまだできないんじゃないでしようか。
だから、まだまだ、人間にしか描けない絵は山ほどあると思いますよ。
質問者さんは、先にも述べましたが、向上心があります。
向上心があるものは、その人にとって向いているものです。
(向いていないものは、すぐに嫌になりますから)
辛いといいながら進んで行ける人は、間違いなく絵に向いています。
だからあまり気を落とさずに、今までと同じように自分が信じる道を進めばいいと思います。
補足
私は絵で仕事を得たいとは思っておらず好きな物を共有したいという気持ちで描いています。その好きな物をかくには相応の画力が必要です。自分でも上手いと思える絵。なぜ私が危機感を持ったかというとAIでも二次創作がかけるからです。それなら私の練習意味ないじゃんとなりました。言葉足りなくてすみません。