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桜の病気について
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根腐れというのは結果です。 原因は他にあります。 多くの場合、一般に腐朽菌と言われる菌の仕業です。 虫で樹一本を枯死させるほどのは稀です。たとえば松枯れのように。 根腐れに至ってしまった場合、残念ながらその樹の樹体全体に菌が行き渡っている可能性が高いです。 この、暖かくなり始めて新芽が吹く時期に、新芽があまり吹かない、吹いても間もなく萎びる、といった場合、深刻な状況にまで侵されている可能性が高いのです。注視したいところです。 バラ科では、桜や杏が菌に対して弱い部類になります。拙宅の杏も昨年やられました。悔しい限りです。 梅は割と強く、所謂サルノコシカケと言われる子実体が吹いても尚たくましく生き続けることがおおい。 すいません、話が横道に逸れました。 いずれにしても、根にまで菌が行ってると、土壌にも菌が移っている可能性大なので、やむを得ず伐採や抜根するさいには土壌の消毒も必要になります。 新しく別の個体を植える際には、予め土壌消毒をせねばなりません。 農薬を散布するとか、燻蒸するとか、土を入れ替えるとか、そういったことです。 根と言っても、幹から直に土に触れる部分だけを除いたり消毒するだけでは足りなく、根は横にも広がるものですから、少なくとも樹冠の範囲までカバーするくらいに施さねばならないと考えます。 私の場合、杏でしたが、中々病原菌のはっきりしない病態のようで、調べに調べても原因菌を特定するような資料にたどり着きませんでした。しかし症状がまるっきり同じだったことから、一部の有志の方の情報を参考にして、処理しました。 また、菌にかかりやすい状況にしないよう心がけるのも大切です。桜や杏など菌に弱い仲間は、新芽の芽吹き傷からでも感染するくらいデリケートですが、同じ原因で剪定の加減にも注意せねばなりません。強い剪定は傷口も大きくなるので菌の侵入を促しますから、枝が大きくなりすぎないよう小さいうちに行う定期的な手入れが大切だと思います。 何かのラジオ番組で著名な樹木医の方が仰っていた、「桜切る馬鹿」ならぬ「大きくなるまで放っておく馬鹿」という格言が印象深いです。 農薬については細かい使用方法や対応樹種など多岐に渡り、一概に言えないし責任も持てないので、あくまでも自己責任として参考になさっていただきたいですが、私はトップジンM水和剤を、樹種毎の希釈濃度に従って調剤して散布するようにしています。 時期は、剪定後および晩冬から孟春にかけて施すことが多いです。 長々と失礼しました。参考までに。
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- nagata2017
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初期の状態ではわかりづらいので もう少し様子を見て 画像のようになるようだったら 「サクラ類幼果菌核病」 春先、サクラの開花時期に地中の菌核から子のう盤を形成し、子のう胞子を飛散する(一次感染)。感染すると幼果が褐色の萎れたミイラ状になり、その表面に白い分生胞子を形成する。この分生胞子も感染源となる(二次感染)。感染した葉は褐斑を生じ、葉の裏の中肋上に白粉状の分生胞子を形成し、二次感染を繰り返す。葉はやがて全体が褐変して枝から垂れ下がり、落下する。夏には感染は終息する。感染した幼果は菌核となり、地中で越冬し、翌春子のう盤を生じる(写真2)。菌核は低温を経験させる(春化処理)と、子のう盤を形成する性質がある。感染を毎年繰り返すと、樹体が衰弱して枯死に至る場合もある。 対策 空気の湿度が高いのを好むので、風通しが良いように密植しないようにする。 排水不良にならないように注意し改善する。 発病初期にトップジンM水和剤に展着剤を加えて薬剤を丁寧に散布する。
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