ポジフイルムの「現像」は大抵のカメラ店でやります。
正確に言うと「取り次ぎます」です。
つまり、カメラ店でポジフイルムの現像設備を持っている所は殆ど無くて
あちこちのカメラ店が専門の現像所に依頼するのです。
極端な話、同じ市内でしたらどのカメラ店に出しても同じ現像所で処理される場合もあります。
ですので、フイルムの取扱いは自店現像のネガフイルムと比べればずっと丁寧です。
各店での違いが出るとすれば、主に仕上がり期日の違いになります。
毎日大量の発注をする店には定期的に現像所からの便が来ますので
早ければ当日仕上げ、遅くても翌日仕上げができますが
たまにしか発注しない店ではそのような便宜が効かずに
中2日仕上げとか中3日、場合によっては1週間という事もあります。
また、その発注量によって現像料の仕切り(卸し)価格が変わってきますので
カメラ店での料金も違ってきます。
でも、違いはそこまでで、処理に関わる部分では
発注店毎に分けて処理をする訳ではなく、すべてまとめて現像機にかけますので
違いは出てきません。
あるとすれば現像済みフイルムを受け取った店側の、その後の取扱いの差だけです。
つまり、現像済みフイルムを確認する際に雑に扱って傷をつけてしまうとか
間違って他の店に届けられてしまうとか、です。
ですので、日頃のネガプリントなどでも誠意を持って対応してくれている店でしたら
何処に依頼しても大丈夫かと思います。
少し専門的な話になりますと、「人物の肌色は○○現像所がいい」とか
「○○現像所は空の青の抜けがいい」とかで使い分けをしますが
一般の人の用途でしたら気にする事はありませんし
実際、気にしたところで現像所を指定する事はできませんから意味がありません。
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で、それとは別に、ご質問の中に「用語」の取り違いがあります。
「現像」とはフイルムを化学処理する事を指します。
A4などのサイズに引き伸ばす事は「プリント」と言います。
その「引き伸ばし」のサイズの中にもA4(A列、B列)という規格はありません。
先の方のご回答のように「六切り」とか「四切り」「キャビネ」などと言います。
それと、「ポジを削る」とはどのような事を指すのでしょうか。
30数年写真の世界にいますが、初めて聞く言葉です。
お礼
あのカバーはマウントと言うんですね。初めて知りました。 実はもうマウントに嵌めた状態のものをもらっていて、そのままでも綺麗ですけどどうせならプリントしたいなあと思っていたんです。 お店も行きやすいところですし、とてもわかりやすい説明で嬉しいです。 どうもありがとうございました。