IPアドレスの割り振り方は、動的タイプと固定タイプの2種類がある。通常ISPから割り当てられるのは動的タイプで、固定タイプはオプションになっていることが多い。
それぞれ「動的(可変)IPアドレス」「固定(不変)IPアドレス」などと呼ぶのが一般的。
・動的(可変)IPアドレス
インターネットに接続するたびに、ISPから新たなIPアドレスが自動的に割り振られるのが動的(可変)IPアドレスで、普段スマホやPCなどを利用するときに割り当てられるのがこちらのタイプとなる。
一定時間が経過したり、ネットを切断するたびに番号が変更される。家庭用Wi-Fiはもちろん、公衆Wi-Fiなどでもこちらのタイプが採用されている。
動的タイプの場合、IPアドレスはISPから自動的に割り振られるため、特別な接続設定などは不要だ。また、番号が変動するので、ユーザーが特定されるリスクも低いだろう。
・固定(不変)IPアドレス
一方、常に同じIPアドレスで接続するケースに対応したものが固定(不変)IPアドレス。
会社内のシステムなど特定の許可した人(機器)しか通信できないよう設定する場合は、接続のたびにIPアドレスが変わってしまっては、どこからのアクセスか特定できない。
接続が許可された人であることを特定するために固定IPアドレスが必要になる。
固定IPアドレスでインターネットに接続する際はユーザーが手動で接続設定する必要があるが、リモートワークで自宅から会社にアクセスする場合や遠隔監視を行うネットワークカメラなど、固定IPアドレスを必要とするケースも少なくない。
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