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2バイトフォントのアポストロフ(ユニコード2019)は全角用ですか?

こんにちは。 No.1004384の関連ですが、参照していただく必要はありません。 2バイトフォント(小塚明朝)だけで和欧混植を しようとしています(InDesign2.02+WindowsXP)。 その欧文部の中でアポストロフ(ユニコード2019)を 使ったのですが、アポストロフだけが明らかに大きく太く、 目立つような感じになります。コンマよりどっしりしています。 一方、1バイトフォント(欧文)の書体で確認してみると コンマとアポストロフの大きさは同程度で 目立つような感じにはなりません。 【質問】 1)2バイトフォントのユニコード2019は全角用であり、 欧文部で使用すべきではないものなのでしょうか? 2)アポストロフは「ユニコード2019を使うのが常識」という 話をよく聞きますが、2バイトフォントでも2019なのでしょうか? それとも2バイトフォントのみで和欧混植をしようとすること自体が そもそも非常識なのでしょうか? 欧文組版をしたことがなく、初歩的な質問で申し訳ありません。

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  • ChM
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回答No.2

以前のご質問(No.1004384)も目にとまっていて、興味深い内容ではありましたが、回答を書き込むだけの能力もなく、見送っていました。 私は「物書き」のひとりです。ただしDTPにして出版社(印刷所)に持ち込んだ体験はなく、この場合は全角も半角も先方さん任せです。が、これらとは別に自身でWORDを駆使して文章を入力、これを自分で印刷したもの(数は100部以下から数百部と僅少です)を皆さんに配布しています。目下は、全2000ページほどの事典スタイルのものに取り組んでいて、こちらは凝りに凝っています。もしflying-chickさんと直接連絡をとれるものなら、見ていただきたいような衝動に駆られています。 さて、ご質問の件、フォントについては人一倍、興味があって、いろいろ勉強しました。しかしコンピューターの専門家ではないので、的確には答えられませんが、知っている範囲で書きます。なお、文中の「半角」は、「等幅の半分」ではなく、プロポーショナルのことですので、お含み置きください。 1) 2019(4ケタ欧数字はUnicode。以下同様)を含む、2018から201Fまでの諸カッコは、もともと欧文のものです。したがって、ご存じのように、欧文専用フォントでは(当然ながら)すべて半角です。そのうちの、2018-19と201C-1Dは、JIS水準(第2水準まで。以下JISと略記)に含められたので、和文に使えるようにといいますか、和文に対応して全角を標準としたものです。それに対して、201A-1Bと201E-1Fは、JISに無いので、MS明朝などでも半角になっています。 同様のことは、ロシア文字(キリル文字)やギリシャ文字にも言えます。欧文フォント(Century、Times New Romanなど)では半角ですが、MS明朝などでは全角です。MSP明朝にしても全角です。 そもそも、全角なるものは日本文字(これに中国文字やハングルも含めましょうか)特有のもので、欧字を日本語入力のために当てはめた無理の結果ではないでしょうか? 言うまでもないことですが、全角欧字、全角数字も欧文フォントにはありません。よくメールに半角カタカナは使うべからず、といった記述に接します(もちろん、それは正しい注意事項です)が、アメリカなどに送る英文メールに全角欧字は使ってはいけないことです。実際には直接入力で全角欧字を表示できないので、そんな注意書きは不要なのかもしれませんが・・・。 ( )などの、一部のカッコには全角と半角がありますが、これとて本来は半角のみのものと思っています。不思議なのは、「 」や句読点、中点(・)に全角と半角がある(Unicodeでも別コードが当てられています)のに、『 』は全角しかないことです。脱線しました。 ついでですが、半角のABCabcなどの文字は、JISに割り当てられていません。JISのラテン文字は、すべて全角です。 2) 「そもそも非常識」ではないと(私は)思います。コンピューター(和文フォント)のほうが非常識なのだと思います。2019などは半角であるべきです。同様に、ロシア文字なども半角であるべきです(私の主張)。 なお、2019、それに『 』などは、MS明朝では全角ですが、MSP明朝にすると半角になります。したがって「和文フォントは」2019が全角、ということではありません。「等幅の和文フォントは」2019が全角なのです。「プロポーショナルの和文フォント」では半角です。「小塚」というフォントについては全く無知ですが、プロポーショナルのフォントはないのでしょうか? 解決法 →→→ 小塚というフォントを好んでお使いということは、MS明朝、MSゴシックなどではご不満なのかと拝察します。私は、MSフォントは大嫌いです。字が不揃いです。私はこうしました。 http://musashi.or.tv/index.html から「TTEdit」というフォントエディタをダウンロードしました(シェアウェア。数年前で3000円でした)。これに、日本文字(仮名、漢字、全角欧数字、各種記号、半角の数字のみ、その他)を、私の好きな「平成明朝」からコピーしました。さらに、ラテン文字を別の欧文フォントから、ロシア文字、ギリシャ文字もそれぞれ別のフォントからコピーしました。これを、「ChM明朝」(ここでの表示は架空のフォント名にしました)と名付けました。あとで、個々の文字を細工できるので、2019などは、全角から半角にして、欧字フォントに合わせました。その他、漢字なども気に入らない形のものは手を加えました。 こうして出来あがった「ChM明朝」は、私にとってもっとも使い勝手のいいフォントとなりました。日本語ではMS明朝、英語にはCentury、といったことを考える必要なく、すべて1つのフォントでこと足ります。ただし、ほかのパソコンでは使えませんし、またこのフォントを友人などに提供する(有償無償を問わず)ことは、著作権の関係もあって不可能です。全くの自分用フォントです。 和文フォントで、欧字(ラテン文字)をプロポーショナルにできるのは、たくさん存在しますが、ロシア文字やギリシャ文字をプロポーショナルにできるのは、この自作フォントだけと、自負しています。 長くなりました。多少でもヒントにしていただければ幸いです。

参考URL:
http://musashi.or.tv/index.html
noname#12055
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 >「等幅の和文フォントは」2019が全角なのです。 確かにそのようですね。手持ちの全書体で2019を 表示させてみましたが、おっしゃるとおりでした。 字間を詰めること自体は簡単にできるのですが ボリュームにいまひとつ違和感があるのは やはりソレ用じゃないからなんでしょうね。 アポストロフィだけ調整すれば、それなりにできるのですが、 純正大好き人間ですので、部分的にいじることに抵抗があるんです。 ただ、1番さんや、前回の質問で答えてくださった方の ご意見を総合すると、それもありのようで(^-^;)。 ともかくも、ありがとうございました。 2000ページとはエネルギッシュですね。 私は200ページ書くだけで虫の息です。 #質問時刻から1日程度は置こうと思いますので  もう少々締め切りません。ご容赦ください。

その他の回答 (1)

  • sasaki_b
  • ベストアンサー率69% (18/26)
回答No.1

アポストロフィーは'04などと省略するときに使う記号で、これは、私らプロのデザイナーも写植時代から扱いにちょっと困る存在でした。カンマ「,」と同じ記号をアポストロフィーに使う慣習が日本にあるために、カッコの一種であるシングルクォーテーションの右側(閉じカッコ側)を代用せざるを得ないからです。 ユニコード2019も2バイトフォントでシングルクォーテーションの右側ですからデザイン的に正方形の左側に寄せて作ってあるために、半角分の空きが出来てしまうのです。 写植文字の時代は切り貼りしてくっつけていましたし、今はパソコンですから'04年とかでタイトル文字に大きく使うときはイラストレータでカンマを打っておいてアウトラインにして位置合わせをして制作しています。本文中は欧文文字のシングルクォート(くさび型)を使って間に合わせていますが、問題視されることはなくなっているように思います。 出版業界では本文でも相変わらず「おたまじゃくし型のアポストロフィー」を使っているのかどうか、その辺の所は良く分かりません。 いずれにしても和文の2バイト文字には厳密なアポストロフィー記号は存在しないと言うことで、和文組み版の面で修正の手間の問題が残っていると思います。 「ユニコード2019を使うのが常識」の話しは製版業界人でないので私は分かりませんが、そうだとすれば、相変わらずカーニングで詰めて使っているのではないでしょうか。 和文の記号と欧文と組み合わせるのは、文字のウエイトやベースラインの考え方が違うので、微妙に違和感が生じるのではないかと思われます。 2)については、私は2バイトの欧文というものを使って文章を組んだことがないので分かりません。 記号などの使い方があまり常識を逸脱していなくて、見た目が美しく、問題なく製版できるのであれば誰も文句を言う人はいないのではないでしょうか。

noname#12055
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 > 「,」と同じ記号をアポストロフィーに使う慣習が日本にあるために いえ、私も最近知ったのですが 欧米でもヒゲつきが正しいアポストロフィのようなんです。 日本だけの独善的な慣習なら、正しいものを主張もできるんですが…。 下の2例以外でも「カール状のものを使うべし、 フットマーク代用は誤りである」という文書を多く目にします。 http://nobledesktop.com/propertype.html http://www.itcfonts.com/ulc/article.asp?nCo=AFMT&sec=ulc&issue=28.1.1&art=smrtquot まあ、こういうドキュメントがあるということは 欧米でもフットマークに流れつつあるということでしょうか。 > 和文組み版の面で修正の手間の問題が残っていると思います。 やっぱりそういうことになるのでしょうね。 2019を使うと見栄え自体で違和感があるため、 どうもそのまま使う勇気が持てません。 そちらの方向でも検討せざるを得ないかな、と 今は思いつつあります。いろいろと参考になりました。 ありがとうございました。

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