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PS5の性能
プレイステーション5の性能は、パソコンだとどのくらいのスペックに相当しますでしょうか。
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性能基幹部品の詳細は以下となります。 CPUは AMD Zen2 (Renoir Customized) 8コアで~3.5GHz(最大3.5GHz) L3 4MB x2 Dual CCX GPUは AMD Radeon DNA 2 (2304Units-内訳36CU、64ROPs、144TMUs-) クロック周波数は最大:2230MHz 演算性能はFP32で10.280TFlops RAMは16GBでVRAM共用のUMA GDDR6-14000 Quad Channels (64bit×4=256bit) 最大転送速度は448GB/sです。GDDRなので入出力要求を1回で可能なメモリーとなります。(通常のDDRは別々に1クロックが必要) 記録装置(ストレージ)は容量が825GB NVMe PCIe4.0 5.5GB/s(PCIe4.0 L4(x4)レーンを使用もマザーにオンボードで512MBのDDR4-SSDキャッシュメモリーを搭載した特別製) 圧縮転送アルゴリズムを利用した場合のスピードは Zlib encoding 9GB/s I/O encoding Max throughput 22GB/s 電源は340-350Wとなります。 まず、CPU性能ですけど、Ryzen 7 3700Xほどの性能はありません。 これはRyzen 7 3700Xは定格クロックが3.6GHzで4.4GHzであるためです。Max Boostがさらに上であるため、最大3.5GHzのPS5と比べると3700Xは演算性能がワンランク上なのです。ただ、当時はこれが最もCPUのスペックを示すのに近かったのでそう言われました。 CPUの物理パフォーマンスで想定するとRyzen 7 4800H(2.9GHz-4.2GHz)の方が近いかも知れません。中間クロックが3.55GHzで、TDPから考えても35W-54W辺りになり、GPUやストレージとの兼ね合いを考えるとこれが妥当です。これのGPUをRadeon DNA 2にして、メモリーホストをGDDR6 14000の4ch接続にした上で、NVMeのストレージでPCIe4.0 x4ベースのSSDを搭載すれば、それになりますが、ストレージには圧縮転送アルゴリズムを使っているため、この部分だけはPCには未だに同等のものは存在しません。ゲーム特化だからこそできる事でもあります。 iGPUの物理性能はAMDで言えば、 AMD Radeon RX 6700(XTではない)とほぼ同じものとなります。 NVIDIAでは主にゲームグラフィックスの物理演算だと GeForce RTX 3060よりFP32性能は若干下の性能になります。FP64やFP16ならPS5が圧倒できます。これはCUDAコアの動作モードが、FP32に特化しているためです。 尚、実際のGPUの描画出力スループット(論理性能)はPCのそれより最大5%-3割程度上がるはずです。これは、ストレージの符号化出力性能が加味されることで、シェーダーユニットやCPUの待機時間(Latency)が無くなることが1つあります。そのため、クラスは同じGPUやCPUでも実際に処理させた結果の性能は搭載しているCPUやGPUより1-2ランク上の性能に見えることがあります。 また、ゲーム用のOSは、Windowsなどの汎用とは異なり、hardware Abstraction Layerがゲーミングのみに特化しており、無駄なKernel及びHAL分岐、複数のタスク監視(簡単に言えばゲームの途中でメール受信とか、ウィルスチェックとかのバックグラウンドソフトが動くことはなく、ゲームOSが機能として持つタスク以外を考慮)する必要ないため、それに専念できることも上記の1ランクや2ランク上がる理由です。 逆に、もしPS5にWindows 10/11 Homeを導入できたと仮定した場合、オフィスワークや動画編集のような作業だと同じ性能のPCより低下する可能性もあります。これは、高速なメモリーが搭載されている物の、16GBしかなくGPUと共有しているメモリーが上手く使えなくなること、UEFIやBIOSはCPUよりGPUに性能の重きを置いているはずなので、CPUクロックは抑制気味で動くと想定されることが理由です。 これを、CPU側に最適化すると今度はゲーミングが落ちるはずですから、実際にこれをPC向けのOSを入れて使うとなると、ある部分(グラフィックスワーク)では本当にGeforce RTX 2060水準なのかと目を疑うほどに速いかもしれませんが、多くのPCでしか出来ないワーキングではスペック未満の性能で動くことになるでしょう。 これが、ゲームコンソールというものの特徴でもあります。 即ち、PCで見た場合の物理スペックは次のようになります。 CPU・AMD Ryzen 7 4800H相当 GPU ・AMD RADEON RX 6700と同じものをRyzen 7 4800のiGPUと置き換えた物 RAM・16GB GDDR6 14000 4ch接続グラフィックスメモリー共用でPCに同等はない。 ストレージ・NVMe PCIe4.0L4 825GBだがゲーミング特化の圧縮転送アルゴリズムがあるので、PCに同等はない。 となります。 論理性能では、ゲーミングでは物理性能で見られるスペックよりワンランクから2ランク上の性能を発揮します。 ゲーミング以外でもしもPC向けの汎用OSをインストール出来るとしたら、性能がPCでする汎用作業で大幅に落ちる可能性があり、ゲーミングやグラフィックス処理ではメモリー不足がなければ思ったより速く動くはずです。(それでも、OSが汎用になるとPS5専用のOSよりゲーミングスループットは落ちているはずです) 以上のようになります。 尚、同時期に出たxboxのXsの場合はCPUやGPUのシリーズは同じものを使っていますが、ストレージのI/O速度が2.4GB/s、LZ圧縮で4.8GB/sです。 メモリーの扱い方も異なり、10GBのメインメモリーと6GBバックサイドメモリーの組み合わせとなります。また、CPUのクロックが3.8GHzになり、GPUのシェーダー数とクロック周波数が異なり、3328Units 内訳52CU、80ROPs、208TMUs、1825MHzで12.150TFlopsとなります。 電源は315Wです。 こちらはGPU本体は、Radeon RX 6800と6700XTの間にあるクロックを抑えたカスタマイズ品になります。ストレージは一般的なNVMeのストレージと考えて構いません。WindowsでもDirect X12 Ultimateで使われている技術を使っています。 但し、PS5程ではないでしょうけど、特化しているため同等のGPUやCPUから見た場合の論理性能はPCゲーミングより上になります。
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- SPIKE-NLOS
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https://www.choke-point.com/pcvsps5/ パソコンよりはPS5の方がスペックは下がるようです。 PS5のGPUはNVIDIAのRTX 2060と同等のパフォーマンスだと推定されます。CPUはRyzen 7 3700Xと同等スペックとみられます。CPUは優秀ですね。PS5には独自に最適化されたSSDが搭載されています。これこそがPS5最大のセールスポイントです。