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この絵画について
とても魅力的な絵だと思いました。 この絵画の作者は誰ですか? ご存知の方教えて頂けませんか? http://www.nittsu.co.jp/supp/1998zenhan/tategally/tategallery.htm 余談ですが、皆さんは美術館などに行かれるとき、 ひとりで出かけますか?それとも誰かと出かけますか? わたしはどちらかというと一人で出かける方が多いです。 でも、もっと美術について知識を持った人と 知り合いたいと思っています。 そういった人たちが集まるようなサイトをご存知のかた おられましたら、お教えください。
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わかりますわかります、一目見て惹きつけられる絵ですね。わたしもそうでした。 わたしの場合は、遥かな昔、会社宛に来た雑誌を片付けている時、その雑誌の中で見たのですが、見た途端固まったのを覚えています。一目惚れでしたねえ。 物が絵画にせよ、一目惚れ出来るほどの物に出会えるというのは幸せなことですわ。 既に出ている通り、作者はミレーでロンドンのテート・ブリテンにある絵ですね。ご掲示のURLは98年とのこと、まだテート・ギャラリーがモダンとブリテンにわかれていない頃ですが、今「テート」といえば、 ●テート・モダン(モダンアート専門)がテムズ川の川岸、ノース・サザークに、 ●テート・ブリテン(英国絵画中心)が市中心部から外れたピムリコ地区に、 二箇所あります。「オフィーリア」はブリテンの方の作品です。 ……ワタクシ、カナシイ思い出がありまして。 「オフィーリア」に惚れて幾年月、ロンドンを訪ねる機会を得たワタシは、ワクワクしてテート・ギャラリーにいきました。その頃はまだモダンが出来ていなかった頃で、テートにはひたすらこの絵を見に行ったんです! だが、どんなに捜しても見当たらない。 しょーがないので受付の人に訊きました。「ミレーのオフィーリアは……どこ?」 すると「ミレー?ああ、ミレースね。(英語ではミレースというらしい)あれは……」と彼女は困った顔で、 「あれは今、ワシントンに行っています」 ……まさに、おーまいがっ!状態。茫然自失。期待が大きかっただけに……。 まあその後再訪を果たし、めでたく実見することが出来たわけですが、当時は衝撃的(?)な出来事でした(^o^)。(……が、その後、同様の経験を何度か重ねることになります(^_^;)) 話は大きく逸れましたが、オフィーリアは「ハムレット」に出てきます。読んどいて損はない(という表現も打算的だが)話なので、是非ご一読を。 しかしご注意が一つ。「ハムレット」の中にオフィーリアのこの絵の直接的な場面は出てきません。がっかりなさるかもしれないので、事前に申し上げておきます。 この戯曲に出てくるのは、「オフィーリアがこんな風に死んだ」ということを描写する別な人物の台詞です。 ミレーはその台詞に基づいてこの絵を描いたのですね。 有名なエピソードですが、画家はモデルを水槽に長時間浸からせたまま、デッサンを描き続けたそうですよ。モデルはかなり大変な思いをしたとか。 この絵の迫力は、そんなところからも来るのかもしれません。 わたしは美術館には一人で行く方が好きですが、他人と行く時はエキシビの入り口で別れます。「とりあえず1時間後に」と約束して。 まあこれが合理的なやり方だと思います。二人で並んで見ていても、意見の交換をするんでもなければ意味がないですし、会場でお喋りし続けるというのも周りに迷惑ですよね。やっぱり余所の人の集中力を乱してはいけません。 たまたま隣りあった時に何事か一言交わすというのはありますが、あとは会場を出てから感想を言い合うということになりますね。 「知識を持った方」というのでしたら、美術館のギャラリートークを視野に入れてみてはいかがですか。いつでもどこでもやっているものでもないでしょうが、日時を決めて、期間中、何度か行っているということはあります。 わたしは長いこと、基本的にこういう類のものは不要だと思っていたのですが、自分の知らない画家・大して好きではない画家の場合は、かなり有用であることに先年ようやく気がつきました。(わたしの場合はダリでした) 学芸員の方の説明が良かったんでしょうね。愛情溢れるトークでしたので、わたしもダリに少々親近感を抱きました。 ……が、もしギャラリートークをお聞きになるとして、それだけで終わることのないよう。同じ絵でも、改めて自分ひとりで向き合う時間が必要だと思います。それでこそ「絵を見た」と言えるものだと思いますので。 というわけで、回答・その他色々でした。 では失礼します。
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- pingapinga
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ごめんなさい、なんか参考URLがうまく表示できないみたいです。 アマゾンのトップに行って、『ラファエル前派』で検索して下さい。 ちなみに『ロセッティ ラファエル前派を超えて』という本の表紙絵が『ベアータ・ベアトリクス』です。
- pingapinga
- ベストアンサー率28% (76/266)
>そういった知識はどこから手に入れるのですか? >私のような疎いものには不思議でしょうがありません 参考URLをごらん下さい。 この手の書籍からです。 図書館の美術史コーナーでめぼしい本を漁り、巻末の参考文献を更に漁り、という感じですね(笑)
- lupas
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イギリス、ラファエル前派の作家、ミレイです。 <作家> ジョン・エヴァレット・ミレイ Millais, John Everett(1829-1896) <作品名> オフィーリア Ophelia 1851-52 Oil on canvas、76.2 x 111.8 cm Tate Gallery, London
- pingapinga
- ベストアンサー率28% (76/266)
おまけですけど、この絵の逸話を。 他の方も書かれていますが、この絵のモデルはバスタブでお湯に浸かってポーズを取りました。 バスタブの下にランプを灯してお湯を温めていたのですが、ある時ランプが消えてしまい、モデルが肺炎を起こし掛けたそうです。 この絵のモデルはリジー・シダル(エリザベス・シダル)という女性です。 同じくラファエル前派の画家、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティの妻でした。 リジーはロセッティと結婚後、わずか1年半で薬(アヘンチンキ)を誤って多く飲み、若くして亡くなっています。 事故死とも自殺とも病死とも言われています。 ロセッティは『プロセルピナ』等の作品でジェーン・モリスという女性をモデルにしています。 ロセッティの作品ではジェーンがモデルを務めたものが少なくありませんが、このジェーン・モリスという女性は、現在でもインテリアデザインで名前の残っている、ウィリアム・モリスの妻です。 ジェーンとウィリアム・モリスの結婚生活も、ロセッティとリジー・シダルの結婚生活も、それぞれ不幸なものだったと言われています。 仕事中毒のモリスに構われない妻(ジェーン)、そんなジェーンに熱を上げるロセッティ、他の女性に熱を上げる夫に構われない孤独な妻(リジー)・・・どうなってるんでしょうね?(笑) 同じ時代にジョン・ラスキンという批評家がいます。 評価されていなかったミレーを擁護した批評家ですが、このラスキンも妻を大事にしていなかった・・・というより、なんと彼女は処女妻だった!!・・・そうです。 結局、この妻エフィは結婚無効訴訟を起こし、その後ミレーの妻となりました。 ロセッティの作品に、『ベアータ・ベアトリクス』という絵があります。 これはロセッティが妻リジーの死後に彼女の姿を描いたものです。 同じ女性がモデルなのに、オフィリアとはずいぶん違っていて面白いですよ。 というか、生きてる間に大事にしなさいよって・・・ (^^; オフィリアについては多くの画家が描いています。 中でも有名なのはドラクロワですが、私はレオポルド・ビュルトのが好きですねー。 美術館は私も一人で行きます。 県立美術館等では美術館友の会とか、そういう会員を募集している事がよくあります。 地元の美術館でそういう会に入会してみれば、同好の志に出会えるかもしれませんよ。
お礼
とても楽しく読ませていただきました。 人間関係が複雑でなにがなんだか混乱してしまいそうな話しですねぇ。いつの世も恋愛沙汰の話しは尽きないですね・・。 そういった知識はどこから手に入れるのですか? 私のような疎いものには不思議でしょうがありません。 美術館友の会みたいなやつを覗いてみようかな~とおもいます。 ありがとうございました。
- majan-club
- ベストアンサー率20% (29/144)
「ギャラリーフェイク」は私も大好きです。 勉強になりますね。 私はちょっと足が悪く、長い時間は歩けないので美術館には行った事がありません。 理想としては彼氏と二人で(いれば^^;)行ってみたいですけどね。 絵画ではないかもしれませんが、藤城清治と天野喜孝のシルクスクリーンに興味があります。 絵画と本、音楽は私にとってはなくてはならないものになっています。
お礼
majan-clubさんはきっと私など足元にも及ばないくらいたくさんの知識と、豊かな感性をお持ちなのでしょう。 絵画・本・音楽 どれも豊かな人生には欠かすことの出来ないものばかりですね。私はそういった分野に造詣の深い方は素敵な心をもった方だと思いますよ。
- maotarou
- ベストアンサー率50% (177/354)
ミレイはラファエロ前派展なんかでよくありますよね。 私は、展覧会は友人と二人で行くことが多いですね。感想を言い合えるのが楽しいので。 ところで、私はこの作品をギャラリーフェイク(細野不二彦・小学館)という漫画で知りました。もし、漫画も美術も好きだと言う方でしたらお勧めですよ。
お礼
やはり他の人の感想を聞くのは楽しそうですね。 漫画はあまり(というかぜんぜん?)読まないのですが、 そういう漫画なら読んでみようかな~と思います。 ありがとうございました。
- budopan
- ベストアンサー率18% (7/37)
私もこの作品を初めて観たとき、吸い込まれるように引きつけられたのを良く覚えています。もちろん今でも好きな作品の一つです。 「ハムレット」は映画化も沢山されているので、一度観てみたらいかがでしょう。私が観たのは1990年に制作された「ハムレット」だったような気がします。この時のオフェーリア役の女性がとても印象的でした。可憐で儚げで。 この作品の描かれた情景はとても悲しくて切ないものです。物語を知って、作品を観るとまたこみ上げるものがあると思います。 ちなみに、私は美術館や映画もそうですが、ほとんど一人で行っています。観に行くものの内容によっては、気の合う友達(マジで気の合う人です)、真剣に興味を持っている(観るものに)友達と一緒に行く時もありますけどね。 参考までに、アート好きな人が集まるサイトをご紹介します。
- 参考URL:
- http://www.shinka.net/
お礼
おなじように感じられるかたがいらっしゃると、 嬉しく感じるものですね。 ご回答ありがとうございました。
【Ophelia】 http://www.geocities.jp/isle_shalott/art/comment/wa-ophelia.html 【Ophelia シェイクスピア 『ハムレット』より】 http://www.ne.jp/asahi/art/dorian/Subjects/Ophelia/Ophelia.htm 【ハムレット】 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%A0%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88 (気軽に一人で見に行く方がいいですよ。人と行くと(その人にはいえませんが)疲れます。)
- paraiso1210
- ベストアンサー率30% (41/134)
絵については、解答が出ているようですね。 シェークスピアの戯曲、ハムレットに出てくる“オフェーリア”をモチーフにした作品です。 自分は家族で行くことが多いです。 絵の好みも似ていて、見るペースも同じ感じなので; でも、家族以外の人とは行く気がしないですね…。 やっぱり、人それぞれ好みが違うし…。 友達や彼氏・彼女とは行きたくないと思っちゃいます。 美術館は自分のペースでゆっくり見たいですからね。
補足
やはり気心のしれた人と行くのがよいみたいですね。 でも、やはりparaiso1210のように絵についての知識をあまり持っていない私はどうしてもそういう人と行きたいなーとおもってします。 ちなみに、オフェーリアですが、シェークスピアの戯曲がモチーフなんですね。よろしければどのような戯曲かをもっと教えて頂きたいのですがよろしいですか?もちろんめんどくさかったら回答なさらずにおいてください。 オフェーリアって名前ですか? それとも何か意味があるのですか?
- missPIGGY
- ベストアンサー率21% (108/492)
#1さんのおっしゃる通り、ミレーの「オフェリア」です。 私も美術館は一人で行きますよ。
お礼
ご回答ありがとうございます。 やはりお一人で行かれる方が多いみたいですね~。
- 1
- 2
お礼
いろいろな悲喜こもごも(?)のストーリーを聞かせていただきありがとうございます! とても楽しく読まさせて頂きました。 alcheraさんのような方が友達にいればきっと たのしいのだろうな~と思いました。 私もalcheraさんまではいきませんが、少々似たような行動をとりがちなので、お気持ちが良く分かります。 友達探しのサイトではないのがとても残念に思います。 美しい作品やそういった世界に心惹かれるのは、 だれしも一緒なのですね。