まずご年齢が分からないのでなんとも言えませんが。
18才未満ならば歯茎の位置が変化する場合があるので
すぐにブリッジなどの処置はせず、取りあえずは仮歯
を入れておくなどの他の処置になる事もありますが
18歳以上と考えてお話ししますね。
まず、前歯との事ですので見た目の事もあるでしょうし
また、歯を抜いた後のスペ-スをそのままにしておくと
両隣の歯がそのスペ-スに倒れ込んできます。
そのためスペ-スを維持し、歯並びを乱さないためにも
なんらかの処置が必要になってきます。
保険でやるのであれば
ブリッジか一本だけの入れ歯ですね。
ブリッジの場合は基本としては両隣の歯を完全に
削って覆います。この場合歯の傾斜やしみ方によっては
便宜的に両隣の歯の神経をとる場合もあります。
これについてはしみやすさなどは個人差があるなど
しますので、実際やってみないとなんとも言えません。
また、全体を削らずに両隣の歯の裏側だけを少し削る
接着性ブリッジという方法もあります。
ただ、これは割ととれやすいため
用いない先生もいますし、取れるという事を含めて
予後もあまり良くないので、そんなに頻繁に行う処置
ではありません。ただ、患者さんの希望と先生の考え方
、適応できる症例などがすべてあえばやってみても良いかも
しれません。
一本だけの入れ歯は、これで噛むという事は無理ですね。
ただ、取りあえず上述したような周りの歯が倒れてくる
のを阻止するために入れておくといった感じのものです。
将来的にインプラントを考えるなど、一時的にという
感じが強いかなという気もします。
また保険の場合はクラスプという歯にかける金具が
見えるという審美的な問題もあります。
保険外では
まず、ノンクラスプデンチャ-と呼ばれる、上述の
クラスプのない入れ歯があります。
使い勝手などは保険のものとそんなに変わりませんが
見た目が少し良くなるかな?
ただ、費用が数万円~10万円ぐらいしますので
一本だけの入れ歯と考えると費用対効果はちょっと
低いですよね。
で、あとはインプラント
骨の状態で誰でも可能という訳ではないですが
可能であれば両隣在歯に手を加えないで良いという
という事で一番お勧めはお勧めです。
過去には失敗例もありました、最近では実用的な治療法
であるというのが多くの歯科医師の認識になってきて
います。
いずれにせよ先生と良くご相談して進めて下さい
お礼
最近は色々と歯科技術の進歩がわかりました。色々と技術が進みその間たいした歯科治療の必要も無く過ごしてきて今日にいたりました。ノンクラスプデンチャ-は初めて聞きました。ありがとうございました。