昨日用事がありまして、久々に新宿の伊勢丹に行きましたら、大変にごった返していました。もー密で密ですごかったので、用事を諦めて帰ることにしました。
これじゃあ、感染者は増えることこそあれ、減ることはないなーと思いました。どうにもならん。
けれどあの緊急事態宣言が明けたくらいの頃に伊勢丹に行ったときは、通路の向こうに行くのが怖くなるほど客が誰もおらず、もしこんなのが続くようなら伊勢丹も潰れると思いました。
確かに密なのは伊勢丹で働く人たちも心中複雑だと思いますが、しかし落ち込んだ売上をなんとか戻さないと自分たちが失業してしまいます。
「なぜGoToで一部の業界だけ救うんだ」という声もありますが、今、野菜がものすごく安いってご存知ですか。
理由はそう、外食産業の需要がなくなったからです。12月といえば飲食業界にとっては一番の書き入れ時です。その時期に忘年会がぶっ飛んだわけですから、飲食業界だけではなく、生産農家も大打撃を受けているのです。
単純に値段が安くなっただけではなく、在庫もダブついているので農家は仕方なく収穫を抑えているそうです。このままだと収穫しないまま捨てることもやむを得ないとか。
また、高知の主に高級飲食店向けのブリの養殖業者が、需要の激減で何十万匹のブリの販売先がなくなったというニュースがありました。何十万匹ともなると、廃棄の費用でも大変なことになり倒産は避けられません。
仕方なく個人向けに「どうか買ってください」とネット通販をすることになりました。私も微力ながらそれを買いました。高級店向けのブリだったので、大変に美味しかったです。
けれど、その値段は聞けばびっくりするほどの安さでした。数をさばかないといけなかったので、儲けは諦めないといけませんでした。どうやら数はさばけたようですが、安い値段で投げ売りしないといけなかったので漁師さんの気持ちとしては「ホッとしたけれど、喜びはない」というのが正直なところなのではないでしょうか。
給付金のようにただお金を配るより、GoToのようなイベントにしたほうが効果が高いのは間違いないと思います。
また「そういうのは流行が終わるまで・・・」というのも、変種が世界中で次々に見つかっていることを考えると、難しい状況になったと思います。
お礼
大変為になるお話ありがとうございました。 確かに野菜安いですよね。ぶりですか。食べ飽きました Gotoで感染を拡大し、経済効果も同時に齎す なにか複雑な気がします。