体験談といっても、静脈麻酔を行う方の体験談ですけれど・・・。
静脈に薬を注射して意識を無くする方法には、「麻酔」と「鎮静」の二種類あります。どちらも意識が無くなるのですが、もともとの意味では「意識を取るだけでなく、痛みも取って、体の動きも無くするものが麻酔」「意識だけを無くする(厳密には、呼びかけに応じる程度の意識低下状態にする)のが鎮静」という違いがあります。
ところが、ややこしいことに実際にはこの二つがごっちゃになってます。詳しい解説は省きますが、大きく分けると「全身麻酔としての静脈麻酔」と、「鎮静目的の静脈麻酔」の二種類があって、前者は本当にしっかり麻酔をかけますが(当然、ほとんどにおいて意識も痛みも全くなく、安全性も高いです)、後者は全身麻酔のようにちゃんとした麻酔ではありませんので、途中で意識が出てしまったり、逆に副作用で呼吸が止まったり(最悪の結果になることも・・・)ありえます。
本当の静脈麻酔以外は、痛みを無くする作用はありませんので体は痛みを感じると思います。ただ、それを記憶するかどうかは、場合(麻酔薬の効き具合)によります。
これらの目的で使用される薬は、一部を除き静脈注射されたときに血管に痛みを感じます。本当の全身麻酔のときは、その痛みを軽くする様々な工夫をする事が多いですが、鎮静の時はそこまでしない事が多いです(それだけ気を使われていないともいえます)。
意識を取る薬は、呼吸を抑制したり血圧を下げたりする作用がありますので、すくなくとも麻酔中は5分おきくらいに(5分以内に血圧の低下に気づかなければ脳に障害が出ることがあるので)血圧を測定しなければ危険です。
以上、先ずはご参考まで。
補足
静脈麻酔は 全身麻酔の1種なんですか? えっと、私はイボ&ホクロ切除手術をするんで 約7ヵ所あるんです。 その局部麻酔の痛みを何回も味わうのがいやなので 一回だけ静脈麻酔の痛みだけガマンして あとの局部麻酔の痛みをわからなくしたいんです。 そのために静脈麻酔をして寝てしまいたいと思っているのですが静脈麻酔とはどのような手順でするのか教えてほしいんです。 胃カメラをするときにも使用するときいたのですが・・・。