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何故、プロ野球では日本人選手の中途解雇が稀なのか?

日本プロ野球では、外国人選手の中途解雇(シーズン中での解雇)はよく聞きますが、日本人選手の中途解雇はほとんど聞きません。犯罪などのスキャンダルを起こした場合は稀にあるようですが、成績不振を理由とした中途解雇はないも同然です。 手続き上では、ウェーバー公示を行えば契約期間となる2月から11月の間に契約を解除することも可能ですが、ここ10年程は日本人選手がウェーバーにかけられた例はありません。 そもそも、日本プロ野球で日本人選手の中途解雇が極めて稀なのは、どのような理由でですか?

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回答No.5

契約上の話はちょっと別において…… 日本人選手をシーズン途中で解雇するメリットがほとんどない、ということが大きいと思います。 日本のプロ野球チームで、1軍の公式試合に出ることのできる支配下登録選手は最大70人。その他に、育成選手がいる、という状態になります。 そして、1軍選手も2軍選手も、チームとしては同じチームに所属していることになるので事実上、2チームを所有している、という形になっています。 一方、メジャーリーグで1軍公式試合に出場できる選手の枠は最大で40人です。 そして、メジャーリーグとマイナーリーグは、〇〇球団傘下、ということになっていても、独立採算制などで、チームとしては別のものとして捉えられています。 例えば、野手がレギュラー8人。先発ローテーションが6人。中継ぎ3人。抑え1人。となれば、この時点で18人。代打や代走要因などを考えれば、20人くらいは決まってしまいます。 メジャーの支配下枠は40人しかないので、もし、成績が全く振るわない選手がいて、それを契約し続けるとなると、マイナーリーグで活躍している若手を使おうにも枠がない、ということになります。ですので、成績を理由にシーズン途中でも解雇、というのが多くなるのだと思います。 一方、日本の場合、70人まで枠があるので、成績が振るわない、というのならばとりあえず2軍に落として様子見をしても、枠に余裕はあります。 さらに言えば、日本でも、外国人選手の途中解雇があるのは、外国人枠の関係だと思います。 2軍に外国人選手をたくさん置いても構わないのですが、1軍で登録できる選手の数は最大4人。「野手3人、投手1人」「野手2人、投手2人」「野手1人、投手3人」のどれかのパターンしか出来ません。 例外があるとはいえ、外国人選手は、即戦力として1軍での活躍を期待して獲得する場合がほとんど。中には、契約で「2軍には落とさない(落とせない)」なんていう選手もいます。 最初から外国人選手は即戦力としての活躍を期待しており、しかも、外国人選手枠で出場させられる数も限られている。なので、枠の関係もあって、成績不振ならばシーズン途中で解雇し、新しい選手を獲得する、というのが合理的、ということではないかと思います。

klht2prea
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 一応日本でも1軍は40人までという制約はありますが、そういう違いがあったのは知りませんでした。

その他の回答 (5)

回答No.6

詳しく解りませんが恐らく野球規約や契約書に途中解雇不可なのでは?途中解雇するといざと言う時の選手起用に困るのでしないのでは?

klht2prea
質問者

お礼

回答ありがとうございました。

  • eroero4649
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回答No.4

>では経営者サイドから見た場合も、不振の選手をシーズン途中で解雇するメリットはないのでしょうか? NPBと選手との間の契約は「2月1日から11月30日までの稼働に対する参加報酬」という文言になっているそうです。 だからその契約をシーズン途中で切るとしても、それは球団側の都合ですからその分の報酬は払う義務があるんじゃないかなあと思います。少なくとも、選手に雇われた弁護士はそう主張するでしょう。 聞くところによると、今回のコロナショックによる開幕延期では、NPBの選手の給料の支払いというのは止められていなかったそうです。おそらくですが、こういう「選手側に責任がない理由による稼働の停止」に対する文言が契約書の中に入ってなかったのではないかなと思います。 ちなみにメジャーリーガーは、給与を受け取れませんでした。メジャーの契約は試合をやらない場合は球団側に支払いの義務はないという文言が入っているんですって。 またシーズン途中の契約解除の権限もちょっとよく分からないですよね。もちろん不祥事の場合は会社として処分するということになるから話は早いですが、不祥事ではなくクビを切る場合、その権限は監督にあるのか、GMにあるのか、球団社長にあるのか。 監督はあくまで人事権はないはずです。もちろん戦力外通告は監督の意志に基づくでしょうが、何人戦力外通告するかはチームとしての全体方針になるはずです。 アメリカではそういう人事権はGMが持っていますが、日本のGMはアメリカ的な人事権は持っていません。 決められた年俸は全額払わなくてはいけなくて、自由契約になれば即他のチームと契約をされる可能性を考えると、球団側に途中で契約を切るメリットはほぼ皆無に近いと思います。 プロ野球選手の労働契約における扱いは「労働者」なのか「請負契約」なのかは非常に難しい問題のようで、ここにきちんと答えられるのはプロ野球球団が雇っている弁護士か、選手の代理人を請け負っている弁護士くらいなんじゃないかなと思います。私もちょっとそれについて解説したホームページを読みましたが、法学部出身でもありませんので半分も理解できませんでした。

klht2prea
質問者

お礼

再びの回答、ありがとうございました、

  • eroero4649
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回答No.3

一番の理由は、「他ならぬ選手がそれを望まない」からでしょうね。 そもそも日本ではトレードも未だに活発に行われません。それこそ昭和の昔は人気選手、看板選手といえば生え抜きが当然とされていて、江夏豊氏のような存在はプロ野球の世界でも異端です。 現在はサラリーマンの世界でも終身雇用制度は崩れ、プロ野球界でも看板選手クラスの選手が様々な球団を渡り歩くことも珍しくなくなりました。 けれども、球界全体で「え?自由契約になったの?じゃあ、ウチで早速採用しよう」で即入団、なんてのは起きません。「自由契約にしてくれればすぐに再就職先が決まる」というわけでもない以上、選手側にシーズン途中で首を切られるメリットはどこにもありません。 「柔軟な人事制度」というのが我が国に存在しない以上、当然のことなのかなと思います。

klht2prea
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 では経営者サイドから見た場合も、不振の選手をシーズン途中で解雇するメリットはないのでしょうか?

回答No.2

日本のプロ野球選手は事実上の労働者として認められており、選手会も労働組合として認められてるので、一般企業と同じく、契約期間内は不当な解雇は出来ません。解雇でもあったら組合が出てきますから。昔は野球選手は労働者なのか、組合がもてて団体交渉権があるのかと言われてきましたが、近鉄の合併問題で事実上認められました。 アメリカは契約社会ですから、一定の成績や出場をしないと解雇やトレードもありうる契約があります。当然その分複数年契約であったり年俸も法外とも言える金額をもらっており、同じ球団に長くいるより、いい条件なら他球団へという考えなど、日本とアメリカの文化の違いの一面もあると思います。日本もFAが出来てからそういう考えの選手も増えてきましたけどね。だからウェーバー公示を設けたりとルールが出来上がっているようです。

klht2prea
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 そういった経緯があるのですね…

回答No.1

野球選手は必ず毎年契約を更改しますよね。 そのときにスキャンダル以外での途中解雇しないものという項目が入っています。 それと単年度契約の選手が少ないことも其のりゆうの1つでしょうね。 ウェーバー自体が日本の野球の風土に合っていないのも有るのでしょうね。

klht2prea
質問者

お礼

回答ありがとうございました。アメリカなんかでは国籍関係なしに中途解雇はよくある話ですけどね…