問題は”足の指をよく見ると意識していないのにゆっくりと勝手に動きます”をどう評価するか、つまり病的な物か筋肉の収縮反応(正常)なのかという事です。
病的な物としてはジストニア(局所性ジストニア)、テタニー、レストレスレッグス症候群があります。
説明としては難しいので簡単に言うとジストニアは長く続き、より頻繁に起こります。また、ふくらはぎ以外の筋肉に起こりやすい傾向があり、脚だけでなく腕の筋肉のほか、背中、首、声帯の筋肉など、他の多くの筋肉にもみられる。
テタニーはゆっくりではなく急激に動きます。高コレステロール血症等の薬剤を飲んでいないか、副甲状腺などの疾患がある事が多い。
レストレスレッグス症候群は“むずむず脚症候群と呼ばれおこりやすい。
主に下肢に不快な症状を感じる病気です。夜眠ろうとベッドに入ったときや、新幹線や飛行機、あるいは映画館などでじっと座っているときに、脚の内側から不快感が起こり、脚を動かすと和らぐ・・・といった特徴があります。「レストレス(restless)」とは「そわそわした」、「絶え間なく動く」という意味があります。原因として原因不明のもの、他の病気(鉄分の欠乏や脳神経の病気)からくるものがあります。症状は軽い違和感から様々です。
病気としてはレストレスレッグス症候群が一番可能性がありますが、そもそも
足先を見つめるだけで無意識に筋肉が収縮してしまうので当然意識して無くても
足指は動いてしまいます。また男性か女性によりますが、つま先が狭い靴やヒールなどはいていると体重が指の付け根に集中してしまい、日中は緊張状態のためすこしのだるさぐらいは感じますが、夜リラックス時に症状を自覚しやすい。
夜に足指を開くような足指サポーターなどをされてみてはどうでしょうか?
症状が強くならない限り病的な物は考えないで良いような気がします。レストレスレッグス症候群の診断治療は神経内科が診ます。