「1ヶ月に1cm伸びる」と言うのは、男性の話。女性の場合は、研究されていないのか、データがありません。性ホルモンの男女による違いや女性におけるエストロゲンとプロゲステロンのバランスを考えますと、少なくとも男性よりは伸びて良いはずです。もっとも、そう思っているのは私だけかもしれませんが……。
あと、髪の毛の長さが長くなるほど、徐々に伸びにくくなる傾向があるみたいです。
個人の最大伸び方よりも伸ばす事は絶対に無理と考えていますが、少なくともその最大値になる様にする事は可能です。
髪の毛を伸ばす為には、髪の毛の材料が必要です。髪の毛はタンパク質で出来ていますから、もちろん、タンパク質は必要です。高タンパク低カロリー食品で1日に必要なタンパク質量を少し上回る程度の量を摂取してみてはいかがでしょう。ただし、体内に吸収するのはタンパク質を消化して出来たアミノ酸ですので、髪の毛を作る毛母細胞がアミノ酸を合成してタンパク質にする為に必要となる栄養が他に10種類ほど必要になりますので、栄養バランスには注意が必要ですね。「3日間でほぼ完璧な栄養バランスとなる食事」が理想ですが、「1週間でほぼ完璧な栄養バランスとなる食事」をまずは目指しましょう。
ご自分の生活パターンで構いませんが、1日3食の食事をだいたい同じ時刻に摂り始める事。そうしますと、より多く消化液が分泌されるようになり、栄養の取りこぼしが少なくなるそうです。
せめて、「1口あたり30回以上噛む事」。可能であれば、「1口あたり50回以上噛む事」が望ましいですね。
「胃液が何でも消化するからそんなに噛まなくていい」と言う意見が高校生大学生あたりから聞こえてきそうですが、「噛む」と言う事は、消化の第一歩です。
確かに、胃液はほとんどの食品を消化しますが、飲み込んだ塊の中心までいきなり消化する事は出来ません。塊の表面からしか消化出来ません。つまり、あまり噛まなかった為に大きいまま飲み込んだ食品の塊の中心まで消化し切るには時間がかかってしまうと言う事です。そして、消化に時間がかかると言う事は、それだけ胃粘膜も消化されてしまい、胃に負担がかかり、胃炎などの原因となることもあるわけです。
胃と言う場所は、私達が生きる上で髪の毛よりも重要な場所ですから、その胃が疾病しますと回復する為に髪の毛に回るはずだった栄養が胃に回されても不思議ではありません。
「体内に吸収された栄養は、生命維持について重要な場所から分配されていき、髪の毛にはその残りカスのような栄養がまわされる」。
と言う事で、胃に負担がかからないように、良く噛む事が重要になります。
髪の毛が伸びると言う事は、髪の毛を作る毛母細胞が細胞分裂すると言う事です。その為に髪の毛の材料が十分な量届く事も重要ですが、より活発に細胞分裂する様に毛母細胞に刺激を与える事も大切になります。細胞分裂を活発化させるホルモンは4つ。その代表は「成長ホルモン」です。
例えばこの成長ホルモンですが、寝る(「布団などに潜る事」ではなく、たぶん「入眠する事」だと思われます)と増加し始め、2時間後に最大になるそうです。他の3つのホルモンも睡眠中に分泌量が増加するそうですから、睡眠が髪の毛にとって重要になるでしょう。
また、だいたい同じ時刻に就寝する事で、そのホルモンの分泌総量が増えるみたいです。
毎日ほぼ同じ時刻に起床する事で、つまり、生活リズムが整う事でさらに総量が増加すると聞いています。
毛根付近の毛細血管が萎んでいては栄養もホルモンも届きません。血管拡張作用があるビタミンEとその吸収を助けるオメガ脂肪酸などの油分を少し多めに摂取すると髪の毛が伸びやすくなるかもしれません。まぁ、髪の毛云々が無くても血圧降下作用がビタミンEにはありますから、気を配りたいところですけどね。
ストレスを感じましたら、1時間以内に無理しない範囲で解消しましょう。
ストレスを感じますと、そのストレスの強さに合わせて、血管が収縮します。また、栄誉絵を体内に吸収する為の小腸にある「柔毛」も収縮します。
柔毛が収縮してしまいますと、栄養の吸収が悪くなります。
血管が収縮しますと、毛細血管の血流が減少、場合によってはなくなります。これでは、栄養吸収が出来なくなる上に、栄養を必要としている部位に運ぶ事が難しくなります。髪の毛で言えば、髪の毛の材料が届かなくなる可能性が高まると言う事です。
と言う事で、ストレスを感じましたら、1時間以内に無理しない範囲で解消しましょう。
ちなみに、どんなストレスでもおよそ1時間後には自然解消されてしまうそうです。ですが、これを繰り返していますと、血液がドロドロになったり、その為か、血圧が高いままになったり、心臓が活発になっている為か、眠りにくくなったり……と良い事はありません。
ですから、ストレスを感じましたら、それが強いほど1時間以内に解消するのが望ましいのですよ。
ストレス解消法は、「普段からやり慣れていることをする」です。勤めている方はやり慣れている仕事をする、学生なら得意な科目や好きな科目の勉強をする、家庭にいる時は趣味に走るのも良いでしょう。成人で且つ妊婦や授乳婦でないのであれば、適量までの飲酒も有効かもしれません。
適量=2,500÷アルコール度数
適量を過ぎた飲酒とアルコールに弱い方の飲酒は、強いストレスとなりますので避けて下さいね。
長文回答ですみません。
誤字脱字がありましたら、申し訳ありません。