マザーボードの取り付けという事で話を進めますと、取付位置は規格に沿って統一されていますが、どのサイズまでのマザーボードに対応しているかは、PCケースが許容する物理的寸法(フォームファクタ)によって違います。
PCケースの場合、価格.comだと「スペック情報」「基本スペック」で「対応ファクター」として分かりやすく表記されています。
◇ミニタワー・スリム・キューブ型
MicroATX 244 × 244 mm 9.6 × 9.6 in
Mini-ITX 170 × 170 mm 6.7 × 6.7 in max.
Mini-DTX 200 × 170 mm max.を取り付けられるMini-ITXケースもある。
キューブ型はMini-ITX専用もあるので注意。
Mini-ITXは他のマザーボードと比べても明らかに小さい。
MicroATXはマイクロと名は付いているがATXとのサイズ差は僅か。
◇ミドルタワー型
ATX 305 × 244 mm 12 × 9.6 in
MicroATX 244 × 244 mm 9.6 × 9.6 in
Mini-ITX 170 × 170 mm 6.7 × 6.7 in max.
Extended ATX (E-ATX) 305 × 330 mm 12 × 13 in
Extended ATX (E-ATX)は、ゲーミングマザーボードとして各メーカーが積極的に販売している。
ミドルタワーでも、一部のPCケースが対応するが、マザーボードの付属物などの関係でスペース的に幅やサイズに制限があるPCケースも多い。ネジ穴の配置は上部がATXと共通。
◇フルタワー型
ATX 305 × 244 mm 12 × 9.6 in
MicroATX 244 × 244 mm 9.6 × 9.6 in
Mini-ITX 170 × 170 mm 6.7 × 6.7 in max.
Extended ATX (E-ATX) 305 × 330 mm 12 × 13 in
SSI-CEB 305 × 267 mm 12 × 10.5 in
XL-ATX 325 × 244~269~275 mm
Extended ATX (E-ATX)はサイズに制限がある場合もある。
デュアルソケットのSSI-EEBなどATX以上対応のケースで、とにかくデカイ。
※自作の場合の基本は、ミドルタワーサイズのPCケースにATXのマザーボードという組み合わせになります。
ただ、拡張スロットを複数使用しないのであれば、MicroATXの方がコスパに優れます。
取り付け可能な規格として、ATXの他にITX(Mini-ITX)規格もありますが、ミドルタワーに搭載するサイズとしては一般的ではありません。
ただ、PCケースが海外企業製のため、価格がサイズの割に安いのは良いのですが、その分どうして品質が劣る部分があるという問題もあります。
ネジ穴が微妙にずれていたりと、日本人基準だと細かい所が雑に作られていると感じるかも知れません。
そのためマザーボードの取り付けは慎重に行って下さい。
お礼
参考になりました ありがとうございました