免疫に関与しているのは、どちらかというと油脂分です。細胞膜には油が必要なのです。ほら、デブの人ってお肌はつやつやなケースがよくあるじゃないですか。また細胞はタンパク質からできていますから、タンパク質も重要です。
風邪予防には、昔からビタミンCが重要とされていますね。ビタミンCを始めとしたビタミン類も重要です。
また最近は、体の免疫システムに大きな影響を与える存在として腸内環境が注目されています。ヤクルトが「手洗い、うーがい、ヤクルト」とCMしているのはそのせいです。誰かが「ヨーグルトがウイルス感染の予防になる」とテレビでいえば、ヨーグルトが売り場から消えることでしょう。
また普段からの肉体的疲労があると、感染症にかかりやすくなりますね。普段の体力が重要です。そして精神的ストレスは免疫力に大きく影響します。
つまり感染症を防ぐには、タンパク質と油脂分をそれなりにとり、もちろん腸内環境の維持のためやミネラル分の確保のために野菜をとり、ビタミンCもちゃんととって、便秘などにならないようにして、精神的ストレスをためこまず、休息をきちんととって体力を維持するということになろうかと思います。
つまりまあ、全部ですね・笑。というか、何かが欠けると感染症にかかってしまうくらい、感染症は我々のすぐ隣にある敵だということです。我々はあまりに良い環境に慣れ過ぎて、病の脅威を忘れてしまっているのですね。人類の歴史は、感染症との戦いの歴史でもあったのですけれど。