中学時に保険適用だったんですよね。
賠償時に差し歯治療完了につき今後治療費の請求はしない、や、
異議申し立てはしないなどを記した念書はもらわなかったのでしょうか。
それとも、その時点で18歳になったらインプラントにしたい旨、
聞いていたのでしょうか?
一般的な話で言えば、差し歯は持って10年と言われています。
老化とともに歯茎が下がり、土台が見えてきたりするので、
(差し歯が外れてしまう、割れてしまうなどもあります)
やり直すのです。
人によってはその際、インプラントを検討する人もいるでしょう。
また、差し歯、インプラントにした後も、事故が原因か否かにかかわらず、
手入れをしないと長持ちしないので、定期的に歯科でクリーニング
してもらう必要もあります。
インプラントも数ケ月でダメになった話も聞きます。
何を言いたいか、と言えば、差し歯にしたところで、その後も
それに関する行為は一生続く、と言うことです。
それをどこまで補償するのか?は双方の話し合いによって決められます。
例えば、私は以前もらい事故でむち打ちになり通院しましたが、
相手方の補償が終了した後もひどい肩こり・手のしびれ・
季節の変わり目の痛み・頭痛などにその後何年も苦しみました。
…が、かと言って相手方と話がついた後、いくら症状が出たからと言って
補償の継続を申し出るなど…する訳はありません。
仮に申し出たところで、相手が受け入れるはずもありません。
補償終了後、被害者は基本、申し立てしない、
加害者は申し立てされても、受け入れないのが一般的です。
私の例で言えば、私は後部座席の同乗者だったので、
こちらには100%非はないのですが、それから何十年経った今も、
それに付随する体の痛みがないか?と言えば多少はあるのは事実ですが、
理解としては、終わった話なのですから。
事故に巻き込まれたのは不運だったと思うしかありません。
当時、どのような話合いがなされたのか、保険会社に記録を確かめ、
親御さんとも、記憶をよく思い起こして、話をされた方がよいです。
事故で差し歯にした被害者には、加害者側がある時期が来たらインプラントを
するところまで面倒を見る、までがワンセットなどと言ったことはありません。
(事故当時、そう言った話合い、約束がされていれば別ですが)
何年も経過した後、言われるがままに相手の要求を受け入れれば、
今後も手入れを継続する費用、(差し歯やインプラントは劣化するものですが)入れ替える費用など永遠に請求され、相手が悪ければ、一生食い物にされますよ。
同級生、顔見知り、近所付き合い…いろいろあるかもしれません。
しかし、相手に対し、申し訳ない気持ちを持ち続けるのと、
相手の気の済むまで補償を約束するのは、一体ではありません。
補償が終わっていれば、義務は果たした、と、
そこはキッパリ線を引くことも大切だと思います。
ご参考まで。