映画「グリーンマイル」って感動できる映画として認知
グリーンマイルを見ました。
友人に「感動できる名作映画」と聞いて見てみたのですが、
この映画ってそういう区分に分類される映画なんですか?
私はそうは思えませんでした。
「この映画は現代の悪に満ちた社会を批判した映画だったのかなー」
くらいにしか感じられませんでした
悪を裁いて人々を救うためにやってきた神の遣いジョンを
本来なら感謝をする側であるはずの人間が、あろうことか彼を「悪」として罰してしまい、
そしてその報いは、善良な人間でいてそして神の恩恵を一身に受けた主人公に返ってくる、という
どこまでも「救い」がなくて、
そして現代に生きる短絡的で悪に満ちた人間たちを批判した映画だと思いました
少なくとも、「泣き」を全面に押し出したような映画には思えませんでした。
そもそも、この映画に「感動の名作」と呼べるほどの感動シーンがあったのでしょうか
この映画の泣き所というのは、おそらくポールがジョンを死刑執行するシーンだと思うのですが、
このシーンは「感動の名作!」と呼べるほど、感動できるシーンなのでしょうか。
あのシーンの感動ポイントは、
・ポールはできることなら死刑を執行したくないが、
「生きていたくない」というジョンの本心を聞いて泣く泣く第二スイッチを入れるという「葛藤」。
・何故善良であるポールが死ななければならないのかという「不条理さ」
この2つだと思うのですが、
前者については、
感動できるほどジョンとポールの二人の関係性は深いものではなかったし、
後者については、
ポールの善良さは取ってつけたような感じがして説得力が無いと感じるのは私だけでしょうか
ここまで言っておいてこんなことを言うのもおかしな話ですが、
このシーン自体はとても良かったともいます。
シーンそのものを批判したいわけじゃないんです。
ただ、、「感動の名作!」といえるほどのシーンとは思えなかったんです。
「感動した!」といってる人は、ただ映像の迫力に騙されて感動してるだけのように思いました
私は見方を間違えているでしょうか