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火消し
江戸時代に火事が発生すると発生した火元の家の消火以外に両隣の家を潰すことをしていたみたいですが本当でしょうか?本当ならば何故そんなことをするのでしょうか? 逆に現代でそれを、やらないのは何故なのでしょうか?
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どうせ延焼すれば焼失してしまう家屋を、先んじて破壊して火災の拡大を防ぐ目的です。 既に回答がついていますが、木造建築&人力消火の江戸自体では、一旦火が燃え盛るとほぼ「鎮火」は不可能になります。さらに火災の規模が拡大してしまうと、本当に江戸中を焼き尽くすような大火になりかねません。 よって初期消火が失敗した場合、燃える材料になるものをとっとと破壊して取り除く事が有効な(というか唯一の)消火方法になるわけです。 これは「破壊消火」と言い、家屋側も破壊される事を前提に作られていたという徹底ぶりです。 現代でやらない理由としては、消防車などの機器類の発達や、そもそも建築物が難燃性のため延焼の危険性がグッと低いからです。 ただ大規模震災時などの際には、現代でも行われた例があるようです。これは消防署なども破壊されてしまい、消火栓その他の消火インフラが使用できないという異常事態での措置ですね。
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- tzd78886
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昔の都会暮らしの庶民はほとんど借家住まいで大した財産も無く、壊されても何の問題も無かったからで、今で言えばバラック小屋に近い家がほとんどでした。消火栓や消防ポンプがあるわけではないので、水による消火など不可能でした。壊されても鎮火後は簡単な造りなのですぐ再建されました。
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- Dr_Hyper
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木造の家ばかりで(特に低所得者の長屋であればわらなども使う場合もあり)延焼しやすく、風が強い関東平野では風向きが変わればどんどんと山火事のように燃え広がる可能性があります。水の汲み置きもそれほど多く用意されているわけでもないわけですから(用水路がそれほど整備されているわけでもなく、また組み上げる動力が水車のようなものしかない)、消火活動に水を頻繁に使えるわけでもありません。隣の隣に影響がないようにするには、火事のとなりの家を潰して延焼するものを取り除くことが消火の原則ですから、火消しは火事の周りの家を潰してしまいます。 現代でもどうしようもないときにはするかもしれませんが鉄筋の建物を壊す時間よりは消防車が駆けつけて水や化学薬品で消化するほうが圧倒的に素早く効率的だから現代ではしません。
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