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激安のギャラでどのように音楽機材を揃えてる?
【プロの編曲家に質問】ここ10年の激安のギャラで、どのように音楽機材を揃えて、アップグレートさせてますか? また、機材が故障した際などどのように対応してますか? 40代の男性、20代後半から30代後半までフリーランスでした。 主に、アーティストものの編曲、ゲームやパチンコや劇伴やCMの作編曲、たまに作詞作曲。 ギャラが安すぎ、精神面は平気だったのですが(バイトしてたけど)、PCなど機材が故障した際に本気でお金が無く、そちらの事情で辞めました。 大手レコードメーカーとは軒並み付き合いがあり、アニソン~紅白常連バンド~超有名大所帯アイドルグループなどを手掛けましたが、編曲~ミックスまでで三万程度しか貰えず、強気の交渉をするともっと安い方に差し替えられたりもしており、結局そのギャラで続けました。 アルバム制作などで顔を合わせる他の編曲家やエンジニアは、私と同世代ならソフトシンセは全て【自主規制】でしたし、上の世代の方だけは正規版を買えているような状況。 「もし機材が壊れたら廃業だね」なんて笑いながら言ってましたが、私はその通りになりました。 一例を。 今でも流れている某大手建設のCMは、代理店から「生のオーケストラと変わらぬクオリティで」という無茶な内容を3日で三万円で振られ、相当にゴネにゴネて、結局納期を一週間に(クライアントには生オーケストラで録ったと経費を請求する模様)、ギャラは5万になり、リテイク一回で通しました。 けど、こんな仕事は【自主規制】の音が最高級でアーティキレーションまで細かくいじれるソフトシンセでないと無理で、そのレベルの要求の仕事が大半だったので、PCの故障→廃業となりました。 未だにMIDI納品で済んでいた上の世代から仕事を奪う目的もありましたが、どうにもなりませんでした。 なんせ、【自主規制】のソフトシンセは今は超売れっ子の某同業者から頂き、総額ウン百万相当でしたから。 しかし、未だにプロの編曲家を続けている方も多く、機材の故障にはどう対応しているのか不思議で質問しました。 私の知人では、お茶の間レベルの知名度を得ているか、まだ実家暮らしであるかしかいません。
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- poporoad
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質問が数点あるようなので一つづつ >激安のギャラについて 受けたければ受ければ良いし、自分を安売りしたくなければ受けなければ良いだけです。少し辛辣ですが、ギャラの金額=自分の力量です。20代でも月100万とか出来ますので。 >機材の故障について こればかりは貯金をしておくしか無いでしょう。もしくはローンを組めば良いだけです。私は二年ローンでMacProを買い、ギャラで返済しました。50万のマシンでも二年払いにすれば月二万円ちょっと。楽勝でしょう。 >音源について 少し情報が古く無いですか?ビエナクラスなら百万ちょいするかもしれませんが、ソフトシンセ単体でうん百万円は今の時代盛りすぎです。製作からマスタリングまで含めても、DTM完結で「一般的なプロの音」を出すのに200万円もかからないです。 そうなるとマシン代含めて250万円ですね。雑費入れても300弱。 こちらも分割すれば楽勝な気がしますが・・・。 最新機材などに目を向けると宜しいかと。。 あと、個人的には、3万円で生オケの音!なんていうクライアントはそもそも生オケとプラグインの音の違いなんて分かりません。多分ニュアンス的には、オケの音が欲しいだけでしょう。 そういう輩は、生で録りましたっていってプラグインの音でOKです。聴き分ける能力なんてまず無いです。ギャラ、期間に関しては交渉力も必要でしょうが。 参考までに。
お礼
poporoadさま ご回答、ありがとうございました。 ともかく、自分が徹底的に安く買い叩かれていたのだろう…と思わされました。 【自主規制】のソフトシンセ・エフェクター類に関しましては、KONTAKTシリーズや、moog系、ハモンドのB3系、ProphetV、その他諸々… を駆使しまくらないとまず納品でOK貰えませんでしたし(音色・ミックスのリテイクは、リフやフレーズなどのMIDI的な部分以上に厳しかった)、WMPとかでMIDIデータ再生した場合のクオリティももちろん求められていました。 >3万円で生オケの音!なんていうクライアントはそもそも生オケとプラグインの音の違いなんて分かりません。 すみません…クライアントの多くは↑このような事で通用するような相手では、全くありませんでした…。 世話になっていた方々で特にサウンドプロデューサー陣は、過去に大ヒット曲数曲以上に関わる現役の編曲家・スタジオミュージシャン・大御所バンドの現役メンバー等々でして、ソフトシンセ内のマイキングまで平気で突っ込んでくる感じでした…。 ミュージシャンでなくとも代理店のプロデューサー陣も、「クラリネットとバスーンは良いんだけどオーボエがもうひとつ生っぽくならないかな?」なんて感想は平気でいう人ばかりでした…。 ですので、私の領域のアレンジ(基本アレンジ・音色選び・ラフミックス)以降でも、エンジニアさんが一曲仕上げるのに半日以上ああでもないこうでもない、と捕まっている事もザラでした。 某J事務所の音源を100曲近く扱っていた経歴のあるエンジニアさんでも、フリーになると1曲1.5~2万程度とこぼしておられました。 余談ですが、過去に完全にDAW内で仕上げた弦のアンサンブル(CM)を、某オーディオ雑誌で褒められてしまうという事態が起こり、関係者一同は居酒屋で大笑いしてしまいました。 このあたりが、「3万円で生オケの音!が買える!」と発注側が思ってしまう部分なんでしょうね。 私の知り合いにも20代で月100万~はおりますが、みな師匠経由で請けてる人がメインですね。