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百貨店の売場構成って、どうしてどこも同じ?
以前から気になっていたので、質問させて頂きます。 日本中どこの百貨店に行っても、1階は化粧品や婦人小物、2階から4階または5階まで全て婦人服、婦人用品、5階または6階に紳士服 (場合によっては子供服や文具と売場共用)、6階または7階が家庭用品や書籍、その上に特売や催し物会場、そして最上階が食堂街 ・・・ と、ほぼ全国的にこのような売場構成になっているように思いますが、何か百貨店業界に共通の了解事項のような規定があるのでしょうか? それと、女性関連売場が1階から4階または5階まで、ドーンと占めているのに対し、紳士服はその上の階で、ひっそりと子供服や文房具と共用の売場を与えられているだけのように感じるのですが、なぜこんなに極端な男女差があるのでしょうか? 最近の郊外型というか大型スーパーでは、このように 「型にはまった」 ような売場構成になっていない、と思います。 ふと疑問に感じたもので、宜しくお願いします。
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百貨店に限らず小売業では消費者が最も買い物をし易い、或いは最も購買力を発揮できるように売り場を構成します 大きく分けて消費者が商品を購入する動機は 目的買いと衝動買いに分類されます 前者は最初から購入する商品が決定されている商品群を言い、後者は商品を見てからその場で購入意欲が湧き出てくる商品群を言います 当初から購入目的を決めて来店する客を上層階に導入し、衝動買いしたくなる商品群を帰路に配置します こうすることで客が店内の他の商品にも関心を持ち眼が行き店内を回遊するようにします 購入目的以外の商品にも購入意欲を持たせるように工夫をして売上高が伸びるように計画します >>百貨店業界に共通の了解事項のような規定があるのでしょうか? 規定などはありません よく売れる商品は売り場を広く取りそうでないものはそれに応じて狭い売り場になります 百貨店の場合紳士・子供服や家庭雑貨・書籍はその大半が目的買い商品であり婦人服より上階にきます 特売や催し物会場は完全に目的買いであり消費者を来店させることを狙って企画されますから常設売り場より上に来ます 婦人服は百貨店の華で有り、不況時でもある程度の売上が見込めるのでスペースは広く取られ、紳士服は不況の際最初に売上が落ちる商品ですから十年以上続いた不況の後の今日何処の店舗もスペースは小さくなっています 最上層階に食堂が来るのは展望利用と防災上他の階と隔離が必要だからです 厨房では直火を使用するため特に防火壁などの設備が多く必要であり給排水、電気ガスなど諸施設の配置、万一出火が発生したときの可能性等を考えた時火も煙も上に上りますから最上層が相応しいわけです 質問には有りませんが食品は最下層に来ます 百貨店が駅のコンコースに隣接して建設されるのは鉄道利用者等が帰り際買い物をしてすぐ電車に乗車出来るよう客の利便性を考えてのことです スーパーマーケットとの違いはスーパーが日常的に消費するものが主体であり衣料品もカジュアル性の強いものが中心ですがデパートは一ランク上の商品群を主体にしています 価格も前者は低価格で大量に扱いますが後者は商品の品質が中心で専門店としての品揃えが中心であり価格帯も前者より高位になってきます 百貨店よりスーパーのほうが売り場構成は画一的のはずですが郊外型のスーパーはその多くが土地価格の安いところに低層階で立地しており百貨店は都心の高価格の土地の上に立てられているので高層にならざるを得ない環境の違いが有ります 店頭から見て店の奥に有る売り場は高層店の場合の上層になります 大型スーパーでも街中にある店は質問文の中にある売り場の構成になります こんな所で理解いただけたでしょうか?
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私の住んでいる街ではそれぞれに特色があってどこも同じではないのですが、 基本的に女性の方が財布を握ってたり、紐が緩みやすいような売り場構成だと思います。 地下鉄などと連結している入り口や地上玄関近くに2000円以内で買える 比較的安価なものを主としているのは仕事帰りにちょっと寄っていこうとしたとき まぁそれくらいならいいか・・・と買っていくからだそうで、女性の目につくものを 入り口近くに置くことでひとまず集客が見込めます。 また、プレイランド・おもちゃ売り場に食品コーナーや女性衣類コーナーを 隣接されている所もあります。それは、子どもがいてゆっくり服等買えないから デパートへは行かないという20代から30代の女性をターゲットに 子どもをプレイランドやおもちゃ売り場の担当者に預けてゆっくり同フロアで 食品を選んだり、服を買うことで売り上げが伸び、なおかつおもちゃ売り場も 隣接なので子どもを待たせているからと子どもの好きなジュースやお菓子なども 一緒に買ったり、安いおもちゃなどを買い与えたりする売上増が確実だからだそうです。 テレビのドキュメンタリーで以上のことを某デパートの方が言ってました。
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ご回答ありがとうございました。 そうですね、新興の大型販売店の場合には、店によって特色があるように思いますね。 ただ、名前を出していいか分らないですが、三越、高島屋、大丸など老舗の百貨店の場合には質問に挙げたような独特の決められたパターンがあるように感じています。 別に紳士服が追いやられて、ひがんでいるのではないのですが、最近ブラッと寄ってもブランド品の直営店が並んでいるだけで、百貨店自体があまり紳士服に力を入れていないような印象を受けました。 直営店に場所を提供しているだけ、というか ・・・ やはり女性を対象にした方が売上が期待できるのでしょうねえ。
- namnam6838
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申し合わせ等はないと思いますが、長年の経験でこれがいちばん売れるんでしょうね。 デパートには男性はあまり行きません(行っている!という方もいるでしょうけど、女性と比べれば・・)し、たいした買い物もしません。 なのに紳士服が大きく売場を占めても、やはり売れないでしょうね・・。 プランタン銀座などは女性のみ対象にして、逆に成功していますので、男性用品が大きくなることはないでしょう。 大型スーパーも型にはまっています。 下から、食品・女性衣料・男性衣料・書籍・プレイランドです。 百貨店と似ていると思います。 ひらべったいSCだと、中核店舗の食品フロアの集中レジの向こうに、フードコート・お茶屋・ケーキ屋など、嗜好品が並びます。 また食品フロアひとつとっても、集中レジから向かって左が青果・その奥が鮮魚、その右が精肉・右側が日配で、中央部がグロサリーです。広さによってはその手前に日用雑貨があります。
お礼
ご回答ありがとうございました。 おっしゃるとおり、考えれば大型スーパーも同じような売場構成になっているように思えますねえ。 一方、百貨店の場合は、紳士服を扱っても売上が上がらないので、本当はやりたくないんだけど、とりあえず形だけ置かしてあげよう、というスタンスかも知れませんね。 実際、私たちが百貨店に行っても、エスカレーターでずっと上の階に行かされる、品揃いがすくない、サイズが無い、高い、オジン臭い、店員が話しかけてきてウルサイなどで、最近はトント足が遠のきました。
- marbin
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>女性関連売場が1階から4階または5階まで~ ここのみの回答です・・・。 女性が財布、実権を握っているからでは ないでしょうか? あと、男性は紳士服店等で自分で買ったり、 スーパー、○にくろ等で奥さんが買ったも のを与えられているのでデパートに買いに 行く、というのが少ないからでは?
お礼
ご回答ありがとうございました。 そういえば、私も百貨店に行って、自分の着る服を買う事も最近はないですねえ。
お礼
適切なご説明、有難うございました。 目からウロコが落ちたような気がしております。 実は、恥ずかしながら、百貨店業界というのはとても古い体質があって、売場構成も何となく昔からの考え方をそのまま踏襲しているのかな、というイメージで見ておりましたが、「目的買い」 と 「衝動買い」 という、利用客の心理を分析したうえで、売場を構成していたのですね。 考えれば、そのような努力が無ければ、厳しい市場経済の中で、生き残っていく事は出来ませんよね。 他にも、いわゆる 「デパートの裏側」 を垣間見たような気がします。 有難うございました。