「池田高校といえば蔦監督」といわれるくらい蔦監督が有名で、あのやまびこ打線や後に巨人に行った水野雄仁さんの活躍もあるので「徳島といえば池田高校」という印象が強烈にありますが、元々徳島県勢で古豪として知られているのは、徳島商業高校と鳴門高校です。
夏の甲子園大会で深紅の優勝旗を徳島にもたらしたのは、池田高校だけです。
しかし、春の選抜となると徳島商や鳴門も優勝経験があるんですね。甲子園というとどうしても夏の大会が人気ですから、徳島商や鳴門はイマイチ目立たないのでしょう。
しかもWikipediaで調べてみて気づいたのですが、池田高校に限らず、徳島勢は春の選抜は強いのに夏は(選抜の強さに比べると)目立たないという傾向があります。四国だけど暑いのが苦手なのかしら。
蔦監督がやまびこ打線を作れたのは、誰より早く「上半身の筋力強化」に取り組んだからです。「金属バットは飛ぶ」っていうことに気づいたのです。今から思うと「金属バットは飛ぶから上半身の筋力強化をすると打線が強くなる」なんて都立高校の野球部の監督でも知っているようなことですが、当時はまだ誰も取り組まなかったんですね。
で、当然そういうのは誰でも真似できますから、徳島商や鳴門を始め全国の高校が真似するようになりました。
その結果、山奥の三好市にある池田高校は選手の質において他校に勝てなくなったということだと思います。質問者さんだってどうせだったら山奥の池田高校より徳島市内の徳島商のほうがいいですよね。市内のほうが女の子が多いのは確実だし。
最近は池田高校も復活の兆しがある(2014年春の選抜に出場)ようですね。今夏の予選も準決勝まで勝ち上がりましたが、富岡西高になんと7回コールドで敗退しています。同じ準決勝で徳島商と鳴門が延長10回まで戦い、そこで勝ち上がった鳴門がそのまま決勝も勝ちましたので、準決勝が実質的な決勝戦だったようですね。池田高校に少し意地悪な言い方をすれば、組合せに恵まれたといえるかもしれません。
お礼
回答ありがとうございました。