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画像の印象から恐らく「クサカゲロウの幼虫」で間違い無いと思います。 - クサカゲロウの幼虫(動画) https://youtu.be/_oBU-9EoLhg アリジゴクという虫はご存知でしょうか?クサカゲロウはその親、つまり成虫ですね。クサカゲロウの子供の俗称がアリジゴクと呼ばれていて、多くの昆虫類がそうである様にこのクサカゲロウ類の幼虫も親とは似ても似つかぬ姿形をしています。 一般に "アリジゴク(蟻地獄)" として知られているのはウスバカゲロウの幼虫で、乾燥して雨などが落ちて来ないお寺や神社の建物の縁の下などの砂地にすり鉢状の巣穴を掘って暮らし、その中でじっと潜ったままでその名の通りにアリが偶然通りかかって落ちて来るの待ち、落ちて来たアリを大きな顎で噛み付いて捕まえ食べてしまいます。 画像のクサカゲロウ類の幼虫も同じくカゲロウ類の幼虫なので姿形はアリジゴクにそっくりですが、クサカゲロウ類の幼虫は地面に潜る事はせずに草木の上を歩き回って自分で小さな昆虫類を探して狩りをして襲って食べる習性があります。幾つかの種ではこの画像の個体の様に背中に枯れ葉や自分の脱皮した皮などを背負ってカモフラージュする習性があります。 尚、クサカゲロウ類は日本国内に10種ほどいますが、この画像の個体がその内のいずれの種に該当するのかは正確には判別不可能です。感じからすると「クサカゲロウ (Chrysopa intima)」かなあとも思いますが…この添付画像1枚のみでは確実な事は言えません。クサカゲロウ類の幼虫はどれも非常に良く似ているので判別は困難です。 幼虫はこんな感じで凶悪な外見で薄汚れた感じですが、成虫になると綺麗な薄緑色で羽根も透き通っていてまるで妖精の様に美しい昆虫です。 - クサカゲロウの成虫 http://yurinoki.main.jp/musi2/yotubosikusakagero.html P.S. 幼虫は大きな顎を持ち性格も荒っぽいので人間が手で触れたりすると噛み付かれたりしますが。特に人体に害をなす様な毒などは持ってないので心配する必要は無いかと思います。