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ゲイポルノの流行りについて疑問
- ゲイポルノの流行りについて疑問です。市民権を得て流行するのはなぜでしょうか?
- ゲイポルノの人気はなぜガチのポルノよりも高いのでしょうか?
- ライトなエロとして受け入れられる作品がなぜ流行らないのかに疑問を感じます。
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少し補足です。 わかりやすいように先の回答では極端な言い方をしたかもしれませんが、ハードなゲイポルノは射精優先、ソフトかつライトなメンズエロスはプロセス重視、ということであり、いずれの場合にも、射精という性的かつ肉体的な快感が発生する可能性があり、ライトなメンズエロスは射精を伴わない、というものではありません。 余談ですが、プロセス重視で射精を伴わないのは、主に女性がBLを見て心理的な満足感を覚える...という感じです。 もう少し複雑に言うと、ハードコアなゲイポルノは、本能的な性欲(射精欲求)そのものを満たすもので、ライトもしくはソフトなメンズエロスは、もちろん最終的な結果として射精欲求も満たされることがありますが、その射精に至るまでの過程に重点を置いたことから発展し、強く射精をイメージさせない着衣や爽やかさなどを特別に注視させるようにしたと言えます。 ですので、自らフェティッシュな衣装を着用して自慰行為を行ったり、同じフェチズムを持つ人と行為に及ぶのも、もちろん結果としての射精はともないますが、そこに至るまでの、衣装による陶酔感や非現実感などを堪能することが、射精に至るまでの過程として重要視されるのです。 こういったソフトかつライトでフェティッシュな行為を望む場合、ただ射精するだけでは心理的には満たされないでしょう。ですから満足感を高めるために、フェティッシュな陶酔感といったプロセス、言うならばコンテクストやストーリーが重要になるのです。 では、次に、男女もののポルノとゲイポルノ/メンズエロスはどう違うのかを考えましょう。 大きな違いは、男性の立場から考えれば、性器に対する知識の違いです。 まず、ゲイポルノやメンズエロスは、モデルを鑑賞して興奮することもありますが、男性器の機能や、どのようにすれば快感を感じられるのか、という部分では、同じ男性として当事者でもあるので、モデルの快感を想像しやすいのです。 ですから、あからさまなハードゲイポルノは、その性行為に至るまでのプロセス(コンテクスト、ストーリー)なしでも、性行為におけるモデルの快感を、自分の身体にも置き換えて想像しやすいのです。 しかし、ノンケ(男女もの)のポルノは、実際にはモデルとなる女優の身体的な快感を、自身の男性器に置き換えて想像することはできません。なぜなら、視聴しているのは男性であり、女性ではないからです。 ですから女優がいかに気持ち良さそうに性行為をしていても、それを見るのみでは男性は自分自身の男性器にどの程度の性感が加えられているのか想像しにくいのです。 そこで、女優という視覚情報を射精へとつなげるために、コンテクストやストーリーが必要になるのです。言い換えれば、ノンケのポルノをただ見るだけでは射精に直結しにくいため、射精へと至る過程をストーリーに仕立てあげなければならないのです。 例えば、性に興味を覚え始めた思春期の頃に見た女子との衣装の違いから、学校生活で見られた制服、ブルマなどの体操着などが思春期の性衝動の象徴として記憶されます。そして成人になっても、それら象徴的なもので性的興奮が掻き立てられる構造を作り出します。 人妻や熟女なども同様で、何らかの経験が背景にあって、それらの経験が性的な幻想を生み出すようになっていきます。 多くの男性(男子)は、思春期の以前には、女子の裸体や下着姿、水着といったものを見ても、何も興奮を示しません。それは性への知識がないからと言えますし、男女での身体的な特徴に違いが少ないからでもあります。 しかし成長とともに、身体的な違いや衣服の違いも顕著になっていき、また男子は射精が可能になると、射精へと結びつくトリガーを探し始めるのです。その際に、男子とは異なる様相になっていく女子の変化に好奇心が湧き、その結果として射精に至れるようになると、そのプロセスが心理的に固定化されていきます。 結果として、このように、男性は女性に起因したストーリーで射精に至れる、というプロセスが刷り込まれ、女性への性的な幻想を肥大化させていくのです。 つまりは、こういったプロセスが刷り込まれた結果、女性の下着や着衣、熟女など特定の年代の女性などへの執着が強まり、ノンケ向けポルノの多種多様なジャンルを生み出すに至っています。 同時に、この刷り込みが男性の集団の中で常態化していくこと(例:友人との会話で女性の肉体のエロスが話題になった、〇〇ってエロいなどと話した、見たことのあるポルノ動画や画像が話題に登った...など)によって、女性の裸体や下着姿などを見ただけでも、強い性衝動が瞬間的に沸き起こり、ノンケ男性は勃起してしまうようになっていくのです。 この刷り込みに関する古い研究事例もあります。 アメリカでは、カウガール姿(カウボーイの女性版)の女性がポルノの中で男性に一定の支持があります。 日本ではたぶん、あまりカウガール姿の女性を見ても興奮することは少ないでしょう。 しかしアメリカでは、かつての開拓時代に、女性も馬に乗り荒野や農村を駆けていた時期があり、そのような時代の習慣が、カウガールという興奮のシンボルを生み出したのです。 また、刷り込みに関しては、サブリミナル効果などの心理的な暗示に近いので公共放送では禁止されているのですが、ノンケの成人男性に女性の裸体の動画を見せる中で、人が目で認識できない速度(1/1000秒...みたいな)で、ごく一瞬だけ男性のヌードを登場させた作為的な動画を数日に渡って見せた後に、ノンケ男性は男性のヌードを見ただけでもほとんどが勃起してしまうようになったそうです。 このようなことから、女性を見てノンケ男性が興奮する、ということ自体、もちろんそれが射精という強い肉体的快感に至り子孫を残す手法でもあるといった本能的な要素もありますが、それのみが当たり前というのではなく、錯覚も含め、実際にはごくわずかな時間の中でその快感に至れるプロセスに興奮する、といった心理的な強い刷り込みの結果でもあるのではないか、と問題提起することができます。 そのため、ソフトかつライトなメンズエロスを欲する、主に同性愛男性の嗜好性も、さまざまなジャンルを愛好するノンケ男性向けポルノも、無意識と意識による刷り込みや習慣の結果、射精に至るまでのプロセスが短縮されて、たとえば下着や水着、制服や熟年・熟女などを見るだけでも興奮するようになるのです。 最後にまた余談ですが、このような結果から言えば、男性は本来、本能的に射精をしたい者なのですが、その射精の快感の想像のしやすさで言えば、同じ男性の射精姿を見ることが最も単純かつ簡単な方法なのです。 かつての武士集団の中では、特定の場合(婚姻関係や婚約状態にある)を除いて、女性との接触は禁忌とされていました。また、若い少年や青年は、自慰行為などを年長の男性から教わることとなり、そのため日常的に男性の自慰行為を見る、または同じ男性同士で集まった自慰を行うなどもあったのですが、その際には女性などが興奮のトリガーとなるわけではなく、同じ男性の射精姿や、勃起した男性器の方が強いトリガーとなったのです。 もちろん、既婚者などが女性との性行為がどれほど気持ち良いものか、などを語ることはあったでしょうけど、これらのことからも、射精のみを目的化すれば、結局は男性は男性同士の方が視覚的に容易に興奮でき、それを最大化したものが現在のハードなゲイポルノであると考えることができます。 逆にソフトかつライトなメンズエロスやノンケ向けポルノなどは、コンテクストやストーリーといった、射精に至るまでのプロセスが重視され、結果としてフェティッシュなジャンルが増えていくのです。 これらを総合すると、ハードなゲイポルノは射精などの肉体的快感を取り分け特別に扱ったのであり、その分かりやすさから男性同性愛者の支持を多く集めやすいのです。 しかし、ライトなメンズエロスは、興奮に至るまでのプロセスがノンケのポルノを見る男性の思考と似たコンテクストやストーリー重視型なので、男性同性愛者の中ではやや少数派になりやすいことと、またノンケ男性からも、性的対象が男性でああるという理由から理解しにくいのです。 しかし、着衣などのソフトなメンズエロスは、ストーリー重視という点でノンケ男性のポルノ観とも一致するので、スポーツウェアやフェティッシュな下着への愛好がノンケ男性にも一部で存在することの理由ともなりますね。
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- moritaroh
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淫夢やガチムチパンツレスリングなどの「ネタ系」は置いといて、いわゆるゲイポルノと、着エロやラノベ系のBLなどそれぞれの傾向と違いについて、考えてみました。 人間の三大欲求は食欲と性欲と睡眠欲です。 これらの欲求は、身体の生理現象的なもので、理性で抑えることが難しいのです。 この中で性欲について考えてみますが、性欲とは、エロい、スケベと思うような、性的に興奮することと捉えがちですが、もっと根源的に言えば、男性であれば射精する際に快感を感じるような肉体的な現象で、エロい、スケベと思う興奮作用は、性欲よりも幅が広い心理的なものです。 このように、性的な興奮は心理的作用、射精する快感は肉体的作用で、欲求とは、肉体的な作用を求めること、つまり性欲であれば「気持ちよくなりたい」と思うことです。 食欲で言えば、おいしい、と感じるのは心理的なもので、お腹が空いたからご飯を食べたいと思うのは肉体的なものであり、食欲とは肉体が栄養を欲し「ご飯を食べたい」と思うことです。 おいしいかどうかは心理的で、食欲とは別種の『嗜好性(フェチ)』です。 睡眠欲もそうで、気持ちいいベッドで眠りたいと思うことは心理的な『嗜好性』であり、疲れたから(仮に眠りたくないとしても)寝てしまった、という身体が休息を欲して眠ってしまう現象が睡眠欲の根源です。 話を戻しますが、これらの根源的な欲求を踏まえて、 ・すぐ脱ぐ、全裸になる ・いきなりやる、本番行為をやる ・登場モデルがゴリゴリだったりいかにもなぐらいに毛深かったりする ...という内容は、視覚的な興奮作用が射精へと想像を直結させやすい、生理的な欲求を満たすものです。 登場モデルが筋肉質でガチムチやマッチョ、毛深い、という特性も、視覚的な『嗜好性』と考えることもできますが、これらの特徴は、もっと単純に「男性の肉体的な特徴」と言えます。 つまり、多くのゲイポルノは、心理的に好きか嫌いかは置いといて、『男性の肉体的な特徴が顕著なモデルが、射精を求めて交尾を行っている』というものであり、肉体的な性欲を視覚的に満たそうとするものです。 よって、ゲイポルノは男性同士が交尾を行う、または男性の射精を見るためという単純かつ肉体的なもので、一般ではこれを「ハードなゲイポルノ」と考えがちですが、性欲により忠実な『単純で肉体的なポルノ』と言えます。 裏を返せば、ノンケ男性が見るただのポルノの構造とさほど変わりはありません。 対して、 ・さわやかなメンズエロス ・全裸じゃなくてメンズコスチュームへの萌え ・エッチがあるからではなく、存在としてのエロス ...といったライトなエロは、性欲を掻き立てるポルノとしての視覚的な訴求力は強くはないがゆえに「ライト」と捉えられがちなものの、『嗜好性』によって肉体的ではなく心理的な満足感を重要視するため、『複雑かつ心理的(または文脈的)なポルノ』と言えます。 このようなライトなエロは、根源的な性欲を視覚的に満たすというのではなく、そのポルノとしての対象(爽やかな男性、コスチュームを身にまとう姿...など)のシチュエーションやコンテクスト(文脈)に対して、心理的に満足感を得ることが最大の目的で、これらと肉体的な射精という現象はすぐにはつながらないのです。 なお、ライトなメンズエロスは、それを見て心理的に満足するには、そのシチュエーションだからこそエロスを感じる、といったコンテクストを理解しなければならず、満足を得るために必要な時間はハードなゲイポルノよりもかかります。 つまりは、ハードかライトか、というのはその視覚的な表現上で、あからさまに肉体を露出しているからハード(重い)で、着衣であるなどして露出が少ないからライト(軽い)、と捉えてしまうかもしれませんが、興奮を得るまでの過程を考えると、むしろハードなポルノの方が「ライト(簡単)」で、ライトなポルノの方が「ハード(難解)」というのが正しいのです。 まとめますと、一般的にハードなゲイポルノは『単純で肉体的なポルノ』であり、視覚情報から射精へとつながる興奮を掻き立てる肉体的な満足感を得ることが目的で、一般的にライトなメンズエロスは『複雑かつ文脈的なポルノ』であり、視覚情報だけでなく物語性やシチュエーションなどの文脈によって心理的な嗜好性を満足させることが目的であり、両者はまったく目的が異なります。 ハードなゲイポルノとライトなメンズエロスのどちらがエロいか、という比較をするのではなく、目的が異なるがゆえに需要も異なることを理解しなければなりません。 どちらが流行しているか、とか、どちらが多数派か、という比較も問題ではなく、単純に射精に至る快楽を優先すれば「簡単」なハード・ポルノ、嗜好性を満たし心理的に満足したいのであれば「難解」なライト・エロスが選ばれるのです。 そのため、満足を得るまでに時間のかからないハードなポルノの方が、簡単だから選ばれやすいだけのことです。 また、ライトなエロスに慣れ親しんだ人は、一瞬見ただけでも経験的にコンテクストを読み取れるので、ライトなエロスでも満足感を得るのに時間がかからないのですが、そのコンテクストの読み取りに慣れていない人は、簡単なハード・ポルノで満足しようとするのです。
お礼
ありがとうございます!! ものすごく深い内容で、なるほど!!と思いました。 ただ、少しだけ質問もあります。 その点「肉体的な快感が伴うフェチ(セックスではない)」は、射精の快感を味わう為のものなのか、心理的なものなのか、どちらなのでしょうかね? 僕自身がそうなのですが、例えていうなら、着用をメインとする競パンフェチはどちらに当たるのでしょうか? 競パンを穿いた感じ、艶やかさ、競パン越しに触った感覚、あるいはそのままメッシープレイをするなどを楽しむ場合ですね。 これは肉体的な快感が伴いますし、それをそのまま続けると射精に至る行為に該当します。 しかし、完全に脱衣をする行為では有りませんし(日本国内の法律ではボカシを入れないと法に触れる箇所は存在しない)、性交は必要のない行為に当たります。 だからこれをビジュアル的に表した場合だと、ハードコアよりもソフトコアに該当するものかと思います。 しかし、行為自体はある程度肉体的な快感が伴うことになります。 あともう一つ思ったのが、ノンケ男性向けの女性がモデルのポルノだと、ハードな物だけでなく、ソフトな物、例えていうならスク水とかブルマとかそういう類のものも、どちらも同じぐらいに受け入れられています。 それに比べて、男色系の物だと、社会的に広まりやすいポルノはハードコアな物が圧倒で、着エロ、フェチ、BLといったソフトコアの方が知名度が低い形です。 なぜだろうと思っています。
- fumuslover
- ベストアンサー率25% (1031/4000)
最初しか読んでませんけど ・すぐ脱ぐ、全裸になる ・いきなりやる、本番行為をやる ・登場モデルがゴリゴリだったりいかにもなぐらいに毛深かったりする こういったものはレズビアンも見ます。 レズの動画はつまらないので。
ポルノではなく笑いのネタとして見れるようなクセの強い作品が、ゲイでない人たちにウケただけでは?
お礼
なるほどですね。 ありがとうございます。
お礼
なるほどですね! そう言われてみるとそうですよね。 男から見て男のエロは直接的なものがダイレクトにイメージしやすいのでハードコアが広まる土壌が大きい。 女の方は自分じゃ無いので、その過程も重視するためにソフトコアも広まる土壌がある。 の差があるのですね。 そもそもソフトコアなノンケ向けポルノという点、結構分かる気もします。 変な話、自分は中の人が女の子であるそれはあまり興味が無かったんですよね。 僕の場合実は中高の間は私立の男子校に行ってたんですよね。 だから、あまり身近なところでそれをイメージさせる対象がいなかったことが興味を遠ざけた気がします。 その点、普通は共学に行く人が多いでしょうし、なんだかんだでそういうジャンルが受け入れられる土壌は多数派なのでしょうね。 その点、僕の場合そういう対象がいない分、自分の所にあるもの、試せるものであれこれとエロい想像に繋がるアイテムを試しまくった気がします。 (特に競パンに関してはスイミングに通ってたので手の届く所にあった!) かと言って、男子校といえど昔の武士の時代とは違い、周りの人が射精の仕方を能動的に教える環境ではありません。(現代の倫理観では生々しいしそりゃそうだ) とは言え、男ばかりなので稀にBLみたいな関係は無いとは言えません。 そういう条件が重なっています。 また、上で書いた通り、手の届く範疇のもので快感を得られる物を色々試す、という方法が取られたので、これは過程重視に、言うなればフェチの路線そのものだったのかも知れませんね。 で、その範疇で「これはいけた」「これはいけそう」に入ったものが、フェチ守備範囲内という物に取り込まれた気がします。 そこがメンズフェチやメンズライトポルノが親和性の高いものになった気がしてきました。 多分なかなか無い環境なのでしょうね、この環境。