>やりたいこととしては、色味は基本的に同じで、
明るさだけを暗くしたい・・・という感じなので、
黒などの暗めの色を、普通に染めるときより
かなりうすくのせるような作業を想像していました。
基本的にはこの考え方で結構です。
重ね初めの場合は(当たり前ですが)元の色よりは薄く出来ません。どうしてももとの色より薄くしたい場合にだけ脱色が必要です。contigomididaさんの場合は鮮やかな色を暗めに、ということですから脱色は不要です。
さて、どういう重ね初めをするか、ですが、ご希望通りに同じ色身で暗く、というのでしたら、黒のダイロンを買ってきて指定分量より薄く溶かして(黒に染めるを100としたら10にするとか、20にするとか、の分量を水に溶かす)染めてみます。薄すぎたら作業は繰り返せますから最初は薄めに。また、乾燥すると色が変わるのでOKかどうかの判断は乾かしてからのほうが良いでしょう。
>油絵や水彩をやるんですが、その感覚でいくと
グレーやベージュなど、「白」の入った色を重ねるというのは「暗い赤にしたい」という目的からはそれてしまいそうな気がします。
これは油絵の考え方ですね。油絵の絵の具でベージュやグレーを出したいときは白を混ぜます。水彩絵の具は基本的に染料と同じで白はありません(子供用のにはありますが…水彩かかれるときに白を使われているとしたら、水彩絵の具の使い方が間違っています(笑)。白い紙に黒を薄く溶いて塗ればグレーになり、茶を薄く塗ればベージュになるというのが水彩絵の具の考え方で、白を混ぜるのではありません。)
話が横道にそれましたが、先に言いましたように赤を暗くしたければ黒を薄く重ねるのが基本。
それ以外に赤に重ねてきれいに出る色は茶系、紫系です。黒に少しこれらの色を混ぜれば、赤の色身を茶系、ワインレッド系にもっていく事が可能かと思います。緑を薄く染めるというのは赤の補色である緑を重ね初めすると黒を薄く染めたような結果になるということなんですが、詳しい話は割愛します。
黒、黒+茶(またはオレンジ)、黒+紫を試されるのが良いと思います。黒+他の色を使われる場合、黒と他の色を混ぜないで、黒を薄く染め、その上に薄く茶を染める、というような方法もあります。
くれぐれも薄目からはじめてください。
お礼
丁寧なアドバイスをどうもありがとうございます。 水彩に関しては、専門的に勉強した経験はないので 「白を使うのは間違っている」というのは初めて聞いたのですが、 それは透明水彩を使っている場合の話ですよね。 私が最近使っているのもHolbeinの透明水彩ですが、 白も12色セットに入っています。たしかにあまり使いませんが・・・ アカデミックな場ではどうかわからないのですが、白という色がある以上は どう使うかはその人次第なのではないかとちょっと思いました。 話がそれちゃいました、ごめんなさい。 でも、油絵より水彩の考え方をするほうがいいということを教えていただいて、 私にはとてもわかりやすかったし、色の重ね方が具体的に想像できてきました。 暗くしたければ、薄い黒(すなわちグレー)+足したい色味、なのですね。 それと、紫を重ねるのは思いつきませんでした。 欲を言えば、暗くするだけでなく、エンジっぽい色味にできれば そうしてみたいと思っているので、黒+紫というのが良さそうです♪ ぜひ、試してみたいと思います。薄目からですね。 とても参考になりました。どうもありがとうございました!