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雲霧仁左衛門は盗んだお金をどうしていたのでしょう?

渋い盗賊です。 人を殺さず、知的な仕業、魅力的ですね。 日常は質素、手下も質素・・・盗んだお金はどうしていたのでしょう? 何の目的で盗賊を?

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回答No.1

今日は。雲霧仁左衛門は、火付盗賊改との攻防戦と知恵比べが主なので、 盗みに成功しても、手下が捕縛され、没収されたりしますね。 何の為の盗みか?と問われれば、私が観たのは一話完結のTV版で、 松方弘樹さん主演と、萬屋錦之介さん主演の二本で、うろ覚えですが、 此れを最後の盗み働き、一万両を分配して、手下には堅気になれ!と諭し、己れも足を洗い、余生を女と静かに送る為でしたか…、尾張藩に出張る話かな ⁉︎ https://www.jidaigeki.com/program/detail/jd11000091_0001.html 錦之介版ですが、何れもラストは、雲霧の頭と引込みで七化けの,お千代は行方くらまし、何処かの里で落合う約束で、余韻を遺し含みを持たした終りだったか 📗池波正太郎さんの原作は私は未読ですが、その元となった、幕末~明治期の講談や歌舞伎の『雲霧五人男』は、劇的効果が御約束なので、最期は斬首刑でした哉。 此れには実在のモデルが有ったそうですね、享保年間の盗賊。 ~義賊も農村社会には本当に居たそうですが、伝説化され脚色されたのが、ロビンフッドや鼠小僧ですね。 次郎吉も実在で、主に武家屋敷に忍び込む事, 実に百回余り、盗んだ金三千両の記録あり。しかし実際には殆ど賭博に使ったそうで…、只、捕縛の寸前に妻や妾に離縁状を渡し、当時は家族も連座制だったので咎、累が及ばない様にして他人を巻き込まなかったので英雄視されたと云う…、雲霧も斯様な盗賊なのかも… 江戸時代は、盗賊や俠客、町奴や八卦見の占師、医術師など、遊行の徒は 芸能者と見做され、人気が有ったと言います、芸人ですね。今の感覚とは違う受け取られ方で。詳しくは以下の歴史学を御参照されると良いです、 📗日本の歴史をよみなおす』網野善彦。~《無縁・公界・楽》で有名な歴史学者の入門版、 https://1000ya.isis.ne.jp/0087.html 文中キーワードの, 職能民、漂泊の民、此れが江戸期に遊行の芸人達に成っていくでしょう。

kennedy3
質問者

お礼

詳しく教えていただきありがとうございます。 錦之介版で「全国に散らばる配下の者たちが余生を送りための資金を得るため」との解説があり。納得しました。 昔から、いろんな名優が仁左衛門を演じていたことも知りませんでした。 ありがとうございます。

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