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筑波大学と慶應義塾大学で国語の先生になることを考えています
- 筑波大学と慶應義塾大学で迷っている
- 筑波大学は学費が安く、先生の数も多い
- しかし、文系の廃止などが懸念されている
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- double_triode
- ベストアンサー率26% (520/1997)
私の授業にもいますが,「高2から文系コースなので習ってません!」かもしれませんから(笑),正規分布がどうのこうのを図示しておきます。へたくそな図ですが。 人口がおおいときの知力の頻度分布を「緑」で示します。平均値を中央にして最大となり,知力が低いほうにも高いほうにもダラ下がりの曲線になります。「ある水準」たとえば高等教育を受けられる最低水準をとると,その人数は「緑の斜線で示す面積」になります。大学入試の難易度を示す偏差値も,こういう曲線の上で論じています。 人口が減ったとき,突然変異で大脳が肥大でもしないかぎり知力は変わりませんから,おなじ平均値の両側にダラ下がりの「青」の曲線になります。ただし,高さは低くなります。「ある水準」以上の人数は「青の斜線で示す面積」になり,上述の緑の面積よりも減ります。
- double_triode
- ベストアンサー率26% (520/1997)
ご返事ありがとうございます。やばい話題なので,私のほかはだれも回答を寄せませんね(笑)。 >「たんに教員数が減ってチョンになるかもしれない。」というのはどういうことでしょうか・・・。 国語教員志望というので,使用する語彙をすこし難しくしました。「ちょん」は芝居の終わりに打つ拍子木のことで,「ちょんになる」はあっけなく結末になることです。私の後任を採用せず,学部教員数がたとえば70人から69人になったままにするということです。1つの細分野でいうと,5人が4人になる。 あなたの日本語・日本文学でいうと,ゼミ生がわんさといる現代文学は減らさないが,少なかった音韻学ゼミは消滅するかもしれない。むかしは「定員」という考え方がありましたが,予算(支出のおおくは人件費です)が減って運営困難になったのです。日本の文教予算があきれるほど少ないですからね。そのうえに最新の機材を必要とする理系がかなりをぶんどってしまう。文系消滅はそのための「追い打ちのいいがかり」ですよ。 これが「大人の話」です。 >「生首を斬るわけにはいかず自然減」というのは、筑波大学の文系の先生が減っていて、ただしそれは解雇ではなく退職のため、ということになるでしょうか?それでしたら安心です。 同業他社の事情は知りません。減員しているのが真実かも知りません。制度的には,一般企業のように一方的な解雇(いわゆるリストラ)はできません。 >「魚雷をくらって浸水」「轟沈はしない」というのは、リンク先に書かれていたように、文部科学省から何かされているのでしょうか? さあ,どうですかね(笑)。 >「学生のレベルが下がっている」「少子化にあわせてそれをしなかった」というのは、少子化で今の受験生のレベルが下がっているということでしょうか。 ヒトの知力が正規分布するとしたら,総数が減るとある水準以上の人数は減ります。旧帝大の同業者でさえ,レベル低下をぼやいてますからね。旧帝大を大学院大学(学部をもたず大学院のみの大学)にすることもしなかった。 大学進学率が高くなっても,最低レベルは下がります。いま「プロフェッサーでござい」の私らでさえも,新制大学の学生として,帝大卒の師匠からみれば「あきれたバカ」だったわけです。それを経験しているので,「時代が下がれば,レベル低下・教育改革もしょうがないだろうな」という諦観もあるのです。私の授業は,自分が受けた教育からすれば,圧倒的にていねいで易しいです(笑)。
- double_triode
- ベストアンサー率26% (520/1997)
国語をやりたいという高校生なので,文章がまずいところを修正。その箇所だけ書きます。 このように流動化しているのは事実です。+しかし一般企業のように生首を斬るわけにはいかず,自然減によります。まあ,あなたが卒業するまでに,魚雷をくらって浸水はしても,安物の駆逐艦のように轟沈はしないでしょう。+日本最高の頭脳集団である国立大学をなめちゃいけません。 問題は「すべて」の大学・学部で学生のレベルが下がっていることです。+だから,簡単な方法で最低レベルを保つとするなら,「すべて」の大学・学部を縮小すべきなのです。日本国は,少子化にあわせてそれをしなかった。 文献が読みこなせないと救いようがない。+論理的な作文ができないと救いようがない。高校生でもできるようなテーマで卒論をごまかすことは,できないではありませんが。+私立大学はもともと教員1人当たりの学生数がおおく,付属出身やスポーツ推薦の学生もいますから,箸にも棒にもかからない学生の扱い方が確立している。
- double_triode
- ベストアンサー率26% (520/1997)
私は定年退職も近いので,あとのことは知らん(笑)。しかし,私とおなじ分野の後任人事を起こすかはわかりませんね。たんに教員数が減ってチョンになるかもしれない。定年退職でなくても,この商売はどこの大学でも飯が食えますから,より条件がいい(と本人が思っている)大学に転出する。このように流動化しているのは事実です。まあ,あなたが卒業するまでに,魚雷をくらって浸水はしても,戦艦大和のように轟沈はしないでしょう。 そういう大人の話は脇へ置いて,問題は「すべて」の大学・学部で学生のレベルが下がっていることです。このとき,理系(実学系)であれば,実験方法をたたきこめば,かなり頭がわるくてもなんとか格好がつきます。 人文・社会系はそうはいかない。頭がわるいと救いようがない。文献が読みこなせないと救いようがない。高校生でもできるようなテーマで卒論をごまかすことは,できないではありませんが。漱石について「夏休みの読書感想文」を書くような知力や学習量の学生にならないでね(笑)。あなたが注意すべきは,その点じゃないかと思います。
補足
質問ばかりですみません。 「たんに教員数が減ってチョンになるかもしれない。」 というのはどういうことでしょうか・・・。 「生首を斬るわけにはいかず自然減」 というのは、筑波大学の文系の先生が減っていて、ただしそれは解雇ではなく退職のため、ということになるでしょうか?それでしたら安心です。 「魚雷をくらって浸水」「轟沈はしない」 というのは、リンク先に書かれていたように、文部科学省から何かされているのでしょうか? 「学生のレベルが下がっている」「少子化にあわせてそれをしなかった」 というのは、少子化で今の受験生のレベルが下がっているということでしょうか。