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別の所できた癌同士が増殖し鉢合わせたら、どうなる?
- 別の場所にできた癌同士が増殖して鉢合わせた場合、どのような関係が生じるのでしょうか?
- 癌が異なる場所に同時に発生し、体内で出会った場合、癌同士は争いをするのでしょうか、それとも協力し合って勢力を拡大するのでしょうか?
- 癌の転移においては、転移元の癌と転移先の癌が別種として扱われることがありますが、別の場所で発生した癌同士が出会った場合、どのような治療方針が取られるのかについて知りたいです。
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なるべく簡単な言葉に例えて回答いたしますね。 がんにはタイプがたくさんあり、がん細胞が増えるときの性格やエサがそれぞれ違います。 例えば、最初に乳房にできたがんが、ホルモンをエサに増えるタイプだったと仮定します。 この乳がんは、身体のどこに転移しても、ホルモンをエサに増えるタイプのままです。 そして、この乳がんと同時に、他の場所(大腸)で新しいがんが見つかったとします。 この大腸のがんで上記の乳がんとは性格やエサが違い、特殊なたん白質がエサだとわかれば、これは乳がんが転移したものではなく、最初に大腸でできた別のがんであることがわかります。 上記の例のとおり、最初にできたがんが転移した場合でも、原発乳がん(最初にできた乳がん)転移性乳がん(乳がんが転移したもの)というように、転移は同じ性質のがんです。 ですから、ご質問にも書かれているように「>大腸癌が肝臓に転移しても、原発の肝臓癌としてではなく、転移元の大腸癌」として治療をするのですね。 >身体のどこかで鉢合わせた場合 手術でがんを摘出する際に周囲の組織も多少大きめに切除するのですが、その中に複数の原発がんが見つかるということは時々あります。 ご質問の例では「>胃癌VS肺癌」となっていますが、例えば片側の乳房に複数の原発がんが見つかることもあります。 ご質問の「>胃癌VS肺癌」が、例えば身体のどこかで鉢合わせすることは、リンパや血管などの中でも起こっていることです。 転移のがんの発生は、それらが身体のどこに行き着いて増殖を始めるかということです。 先にも挙げたように性格やエサが違うので、例えば肝臓の中にそれぞれが転移しても、それぞれ個別に増殖しそれぞれが別の転移がんとなります。
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- ichikawa2017
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>もし鉢合わせたら、癌同士、仲良くするのか 仲良くするようなことはありません。 人を含め動物の細胞は古くなると死滅して体内に吸収されます。 体表(肌)の細胞が古くなうと垢として剥げ落ちます。 これを補うように新しい細胞が増えて全体のバランスが取られています。 人間は2年で全身の細胞が入れ替わると言われています。 癌というのは細胞がこのバランスに関わらず異常に繁殖する現象です。 つまり癌というのは何か特別なものではなく自分自身の細胞だということです。 >大腸癌が肝臓に転移しても、原発の肝臓癌としてではなく、転移元の大腸癌として治療するとあったので 癌が何故発生するのか、何故転移という現象がおきるのかということは正確には分かっていません。 経験的に特定の化学物質の刺激で起きることが知られていますが、必ず起きるわけでもありません。 タバコの煙に含まれる物質が癌を引き起こし易いことは知られていますが誰もが癌になるわけではないことは良く知られています。 ヘビースモーカーでも癌にならない人がいたり受動喫煙だけで癌になる人もいます。 転移した場合に転移先の癌を除去しても再び癌が生じます。 これを防ぐには転移元の癌を除去する必要があるということが経験的に知られています。 転移先の癌を放置しておいて転移元の癌だけを除去しても転移先の癌が更に他へ転移することがあることが経験的に知られています。 つまり転移と言う現象が起きると極めて厄介なことになります。
お礼
ありがとうございます。 転移って怖いですね。
- kaitara1
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以癌制癌という発想は少なくとも基礎医学的には実験する価値はあると思います。がん細胞が転移すると言う事はがん細胞も本来の居場所を模索しているようにも思えます。iPS技術でがん細胞を、そのがん細胞を攻撃するように遺伝子を部分的に変えて患者に再接種するなどは現在ではSFですが興味深いですね。がん細胞の弱点はやはり、そのがん細胞が一番よく知っているはずですね。
お礼
ありがとうございます。 早く、遺伝子操作の技術が勧めばと思います。
お礼
ありがとうございます。 〉複数の原発がんが見つかる、、 そんな事が、、怖すぎます。