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石油の急騰

2004/08/06 22:47

最近石油が高いままです。中東情勢の不安定や中国の消費の伸びなどいろいろな要素はあると思います。しかしこのまま冬の時期になるとまた灯油の値段でびっくりします。今でも１８Ｌで700円位します。昔は600円くらいだったのに。一体この先石油の値段はどう推移するんでしょう？また真夏に灯油を買う人って何に使うんでしょう？給湯や冷房ですか？

ja-town
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自然環境・エネルギー
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noname#14601

2004/08/07 21:28 回答No.5

大きなお世話なので、ちょっと悩んだんですが、 #4の方の理論は90年代前半に言われていた理論です。中東依存度も90年代に入り再上昇しています。但し、日本ではここ数年間の原油価格上昇について大衆向けメディアが無関心だったので、普通の人々にはあまり知られることもなく、同じ理屈をつい数ヶ月前の深夜の経済番組で著名エコノミストも語っていました。すでに読まれているかも知れませんが、URLは本日の朝日新聞の社説です。昨今の原油高は、全世界の需要の伸びに原油生産能力あるいは、原油精製能力が追いつかない事が原因。いわゆる投資サイクルの谷間です。この、政治要因によならい純粋に経済活動の結果によるドルベースの原油価格高騰は、インフレ率を考慮すると、73年の第一次オイルショックによる価格高騰とほぼ等価です。（日本経済への影響で言えば、為替が大幅に円高になっているので当時ほどではありませんが）但し・・・将来の価格については、誰にも分かりません。プロでも分かりません。数値で読めるのは、下にも書いたとおり、在庫が極端に低いという事実だけです。

参考URL：: http://www.asahi.com/paper/editorial.html

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SCNK
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2004/08/07 00:52 回答No.4

石油価格は国際石油市場で決まります。中東情勢の不安定という要素はあるでしょうが、あまり価格が高くなると他の地域の原油に競争で負けますから、そんなには高くはならないでしょう。１９７０年代と異なり中東依存度も低くなっています。石油の代替エネルギーもありますから、産油国の事情だけで簡単に決められるものではありません。また何十日分だかの備蓄もあります。石油価格というのは、投機筋によって乱高下する性質があります。なぜかというと需要が大きく変動するのに対して、供給はあまり変わらないからです。油井から算出する原油の量も一定ですし、石油製品を扱う施設も規模が大きく施設投資にお金がかかり簡単に増産ができないのです。したがって国際石油市場では先物取引により競り売りになります。それで乱高下するのです。おそらくこの先頭打ちになるでしょうね。灯油はジェット燃料の主成分です。これが一番の大口でしょう。もちろん空を飛ぶんですよ。もっともナフサも多いのですけどね。ただ心配なのは原油に占める白灯油溜分が少ないことですね。揮発油や重油などに比べて量が少ないんです。

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noname#14601

2004/08/07 00:35 回答No.3

実際のこの冬の灯油価格は「神のみぞ知る」わけですが、参考として、本日の東京工業品取引所による冬場の灯油はほぼ40円/L＝＞720円/18L で取引されたようです。＝＞東京工業品取引所の先物価格 http://www.tocom.or.jp/souba/souba_j.html これは、製油所出荷の価格なので、消費者の手元に届いた時点では、場所によりますが概ね2円～3円/L＝＞36円～54円/18Lのローリー運賃にガソリンスタンドのマージン（私はいくらか知らん）を加算する必要がありますので、すでに現時点で冬場の灯油は800円は超過していると言えます。とはいえ、石油製品の価格弾性値は驚くほど低く、 18Lあたり100円や200円上がろうが下がろうが、寒ければ買うし暖かければ買わないのが通常の冬。しかし、この冬はもしかしたら、様相が一変するかも知れません。品不足です。民間石油会社は毎年冬が終わると次の冬に向けて灯油の在庫積み上げを始めますが今年は世界的な石油需要の好調を背景にこれがつみあがりません。このまま厳冬がくれば、品不足による価格高騰か？ま、実は暖冬でなんともない・・・ってシナリオもありですが。因みに、夏場の灯油を買う人は個人消費者では給湯。しかし、これは少なく、殆どは工業用とジェット燃料です。こちらの需要は年間を通してほぼ一定です。以下おまけ、ご参考まで石油情報センターの灯油価格 http://oil-info.ieej.or.jp/cgi-bin/topframemake.cgi?ParaSession=OWF7-1&ParaID=OWF7-1b&gus_tvpe=to_shop&gus_folder=DataA エネルギー経済研究所による原油高騰の背景 http://eneken.ieej.or.jp/data/pdf/857.pdf