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1970年代のインフレと高金利について
1970年代は先進国でインフレと高金利が起きましたが、原因は何だったのでしょうか?
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別の視点で。 欧米と日本は、第二次世界大戦で主たる労働人口が大きく減ります。 その後、ほぼ例外なく1950年代~70年代にベビーブームが来ています。 日本は復員者の関係で(数十年にわたり満州などに出ていた働き盛りの人たちが本土に大勢戻ってきた)、他の先進国よりも早くからベビーブームか始まり、優性保護法の廃止により胎児の数割を間引くことにより人口爆発を計画的に?抑え込みました。 この各国のベビーブーム世代が労働人口に変わるのが日本では1970年代後半から1980年代、他の先進国ではさらに10年くらい後まで続きます。 これによるプレミアムが付くことでの好景気ととらえることができます。
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- licardolopez
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経済成長ですね。 インフレでも二通りあると思うのですが、生産を上回る需要があり、経済成長するインフレと、通貨の量によるインフレ。 バブル期は最高で250%くらいのインフレだったが、経済成長でのインフレであり、かなり物価上昇したが、多くの人の賃金も上昇していたので、現在のように需要不足にならなかった。
お礼
ご回答ありがとうございます。
- jdl0000
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1970年代だとまだまだ生産体制が未熟な時代ですので、現在ほど生産性も高くなく、先進国でさえインフラも途上段階であった国も多く、オイルショックの影響がもろに響いたという状況でしょう。そのため日本ではトイレットペーパーなどの買い占め騒動があちこちで起こるぐらいのちょっとしたパニック状態でした。 1970年代の高いインフレはオイルショックが主たる原因と考えるのが打倒でしょう。
お礼
ご回答ありがとうございます。
- hue2011
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オイルショックが1972年の出来事です。 このとき、デマなんですけど、トイレットペーパーがなくなるという噂が飛んで主婦たちが目の色を変えて買いあさりだしました。当然スーパーなんかの在庫はなくなります。そしたら目の色かわってますから、製紙会社までおしかけていって、ここにこれだけある、隠していたんだ、とケチをつけだしました。 メーカーにものがあるのは当たり前です。それを商社なりに売って、商社が小売店に販売して、小売店から消費者が買うんだ、という、小学校でも教えてくれる経済構造を完全に無視した主婦どもが、メーカーが在庫隠しをしているのなんのといういいがかりを恥もなくマスコミなんかに向かって騒いだことが全国ニュースになったら、そりゃクリネックスもスコッティも大悪人ということにされます。 このときは洗剤とか石鹸の類が同じ騒ぎに巻き込まれました。 当然ですけど、そうなると商品にはプレミアがつきます。闇値が発生するのです。100円の洗剤が400円でも買わなければ生活が成り立たないと思い違いをした主婦たちにそういう価格が蔓延しました。 ひとつふたつの商品でこういうことが起きるとなるとそれは他の商品にも伝染します。いくらでもいいや、あるなら全部くれ、というような意識になっていますから売りて勝ちと言うことになります。そりゃインフレになります。 インフレというのは、経済がうまくまわることで活動の幅がだんだん大きくなり成長をすることですから、本来は望ましいことで、それがケインズ経済学なんですけど、こういう無茶な値上がりが始まると、もはや経済行為としての健康な動きではなくなります。 思いっきり低能のバカ騒ぎと言うべき歴史でした。 家の中に、何十年使うんだというトイレットペーパーを積み上げたため寝る場所がなくなった家があったりするようになりました。高湿度なんかの物置にいれておくことでカビが発生したり水を含んで腐ったりしだしましたので結果的にどうしようもないことになった。洗剤をためまくった家では、湿気のせいで洗剤がかピカピに塊り、スプーンではどうにもならずレンガ状態になりました。 で、ある時期から、街のごみ置き場に大量のトイレットペーパーの山が積まれたりブルーダイヤの箱が手付かずに積みあがったりしました。 10万出して買って、9万円分ぐらい捨てたかもしれませんね。 そのお金は、経済に回ったのですから、インフレにはなります。なんというおろかな歴史を持っている国家なんでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます。これは実体験していないのでよくわからないのですが、後からみれば短期間の出来事では? CPIのカウントに採用されている物品のうちどれほどの品目がどれだけ値上がりしたのか、さらにそれが金融引き締めのための金利上昇を招くほどの事だったのかなどよくわからないのですが。
- SPROCKETER
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中東戦争で石油価格が高騰したオイルショックと、米ソ宇宙開発競争などで、ドル安が続いたのと、国内では列島改造論で地価が高騰し、高金利政策とインフレが酷かったのが原因です。 インフレが酷かったので、新築ブームで住宅需要が伸び、大型家電製品が良く売れて、消費ブームの時代でしたが、経済成長率は9%から5%まで落ちて、日本経済の将来に大きな影を落としました。バブル時代になっても経済成長率は伸びませんでしたね。
お礼
ご回答ありがとうございます。アメリカの金利は80年代初めにピークアウトして以来、40年近く下がり続けています。これがまた上がるのはどういう時かと思って質問してみました。基本的に米ソ冷戦の結果としての朝鮮戦争やベトナム戦争、中東戦争によるオイルショックなどが主因という事ではないのでしょうか。 でもオイルショックって先進国からすればコストプッシュに過ぎないのでインフレは起こるにしても金利上昇を招くというのが感覚的にしっくりきません。 高金利・高インフレというのは日本の戦後を見てもわかる通り生産力の不足が原因で、生産力が過剰なまま金融緩和だけしてもインフレなんか起らないというのは黒田緩和で証明されたところだと思います。だから金融緩和でインフレがどうのこうのと言っている前日銀副総裁がいますが、そんなわけないでしょとは思っています。
補足
そういえば2008年に原油が1バレル150ドル近くまで急上昇したことはありましたが、例えば米国10年債金利は2007年6月にピークを付けて以来下がり続けました。世界経済の大勢は2007年8月のパリバショックを起点に動いたように思います。やはり原油価格高騰が先進国の高金利につながることは無いのではないでしょうか?
- dragon-man
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日本の場合は高度成長でしょうね。新入社員の給料が毎年3割上がり、3年で倍になった。日本経済もそうなった。低成長、デフレの今では考えられません。
お礼
ご回答ありがとうございます。おっしゃるとおり70年代、日本でいえば昭和40年代というのは毎年給料がものすごく上がった時期ですね。日本に限って言えばGDP(=生産性)がそれだけの伸びを示していたからという事で、私も世界とは別の日本固有の原因と思っていました。
- tpg0
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こんにちは。 「中東戦争によるオイルショック」がインフレの原因でしょうね。 私は、1971年春に社会人になりましたが、1973年秋のオイルショックで原油価格が高騰したため日本のガソリン価格もリッター50円前後から一気に100円前後の価格に値上がりしましたので、この年の年末一時金(賞与)で東京・秋葉原の電気街にステレオアンプを買いに行ったところ「価格応談」になってまして、毎日のように売値が上がってました。 また、トイレットペーパーのような日用品もオイルショックの危機感もあり買い占めなどが原因で品薄状態になって「狂乱物価」と言われるようなインフレがありましたが、給料も一気に倍増したこともあり高金利にもなった時期です。
お礼
ご回答ありがとうございます。オイルショックって破壊力すごかったんですね。逆に言えばオイルショック以前は高金利・高インフレではなかったのでしょうか? 実は私はベトナム戦争という答えを予想していましたが、アメリカの金利のピークは80年代初めなので少し時期がずれている気もするし不思議に思っていたところです。
お礼
ご回答ありがとうございます。なるほど第二次大戦までさかのぼって考えるとすんなり理解できる部分もあります。第一次大戦や第2次大戦で欧州は焼け野原になったし、無傷で残ったのはアメリカだけですから、70~80年台初頭の世界的な金利上昇はその前の戦後のアメリカ・ドル一人勝ちで割高なドルのレートが維持できた時代からベトナム戦争でアメリカが疲弊した事による揺り戻しだったという事ですね。