この機種だと、TV機能はアナログ放送時代のもので
TV代わりに使うというわけでも無いでしょうから
XP環境の復旧もできないようであれば
ダメ元でLinux系OSの軽量版のものを導入してみる手もあります。
さすがに、Celeron D 346ともなると
Prescottコアベースの廉価版CPUで、シングルコアであることもあって
処理性能としては、かなり厳しいものがあります。
反面、後発のPentiumMには無かったIntel64対応があるので
入っていたのは32bit版のXPですが
64bit版の、たとえばXubuntu18.04LTSを試すことができます。
実際にうまく動くかは、さすがに古すぎて難しい面もありますが
うまく動けば、XPでは使えなくなっている最新のFirefoxやChromeが動きますし
CPU性能が足りれば、動画配信サービスもたいてい利用できます。
必要であれば、VLCメディアプレーヤーなどでDVD再生もできますし
たいていのデータ形式は、HDDやUSBメモリーの中から再生することができます。
こういったLinux系OSは、オープンソースソフトウェアという開発スタイルで発展し
誰でもソースコードを利用し、改変し、再編し、再配布することが認められています。
そうやってLinuxの技術は、スマートフォンやルーター装置などから
インターネットのサーバーなどまで、裏方として大きなシェアを獲得してきました。
スーパーコンピューター京の基礎としても活用されていますし
トヨタは新型カムリから車載IT機器としてLinux採用を発表しています。
こういった組み込み用途やサーバーとしての成果に対して
デスクトップOSとしてのLinux系OSのシェアは、1%程度と言われていますが
Linuxはもともとヘルシンキ大学の学生が、自宅のPCでも
大学で広く使われているUNIXのような使い方をしたいとして作り始めたものです。
LibreOffice,GIMP,AudacityといったWindowsでも無料ソフトとして知られているものが
OSSであり、またLinux系OSでも手軽に利用できるソフトとして、実用性を支えています。
現在では、多くの大学や企業でも採用されていて、その公益性を受けて
たとえば富山大学などが、ミラーサーバーとして配布元を引き受けています。
http://ubuntutym2.u-toyama.ac.jp/xubuntu/18.04/release/
ファイルへの直接リンクは、禁止だった気がするので
そのページから
xubuntu-18.04-desktop-amd64.iso
を入手し、DVD-RやUSBメモリーでインストールディスクを作れば
とりあえず、対応しているかを試すことができますし
すんなり動く機種であればHDDにインストールしなくても
YouTubeの再生くらいはできたりします。
まぁ、光学ディスクやUSBメモリーから起動すると
動作は、かなり緩慢になってしまいますけどね。
Xubuntuは先日リリースされたばかりの最新版ながら
軽量版ですから、メモリーは512MBあれば動くとされています。
VL370EDでも、DVD再生くらいはいけるはずです。
YouTubeなどの場合は、どちらかというとOSに関わらず
CPU性能の問題が大きく
基本的な表示性能やLAN機能やサウンド機能は、現在も通用するものの
VL370EDの弱点はXP搭載であること以上に、CPU性能の低さにあると言えます。
うまく動く機種なら、Linux系OSを使う事自体は簡単で
Raspberry Piでは、小中学生のプログラミング教育でも活用されています。
しかし、パソコンに導入する場合は、不測の事態もありますし
まず最初に、isoイメージファイルから、インストールディスクを作る方法や
インストールディスクから起動する手順でつまづく人のほうが多い感もあります。
そのへんは、ググればそう難しいものでもありませんが
利用可能な既存環境にも依存するので
そのへんは割愛します。
お礼
回答ありがとうございました。
補足
リカバリーCDを入れて再セットアップの画面が出る前に 「本機では再セットアップできません。」と表示され終了です。 NEC-RESTOREのパーティションもないです。 ハードディスクの環境のせいでしょうか?