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ゾーンに入られた時、抜け出す方法は?
去る1月に行われた卓球の日本選手権の女子シングルス決勝を観ました。 その時、解説者は「伊藤は完全にゾーンに入ってる。平野は何とかしないと」とか言ってました。いつもなら入りそうにない姿勢からの打球も全部入っていたのです。 私にも過去に経験があります。自分がマイナスのゾーンに入ってしまって、勝てる相手にも負けることがありました。 初めて「ゾーン」という言葉を知ったんですが、これって球技でよくある「流れ」と同じですね。Aチームの流れになると、Bチーム流れに転換するのが困難ですね。 一対一でする卓球やテニスでは、全てが一人にかかって来ますのでチームプレイのものより、更に厳しくなりますね。 これ、大相撲でも言えますね。ゾーンに入った平幕力士が、対戦成績では遥かに負けている上位力士を次々と倒して優勝する。そういう力士がいっぱいいました。先々場所の栃ノ心もそうでしょう。 スポーツには何故、ゾーンが出現するのですか? ゾーンに入った相手に勝つにはどうすればいいのでしょう? タイムを取ったり、深呼吸するしか方法はないのでしょうか? 水泳やマラソンでも選手はゾーンに入ることが出来るのでしょうか? スポーツにおいて「流れ」という現象は本当に興味ある現象です。 色々質問しましたが、知見をお願い致します。
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- eroero4649
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>スポーツには何故、ゾーンが出現するのですか? スポーツに限らず、勝負事は全て発生するんじゃないかなって思います。例えば将棋やチェスなんてのは絶対ありますよね。羽生さんがゾーンに入ったら誰も想像できないような凄い手が次から次へと出てしまうとかね。 ポーカーや麻雀のようなものや、それこそ株取引みたいなのでもあるのではないかなと思います。冴えわたると動きが読めてしまうみたいなことはあるでしょう。 また、音楽家などが「(名曲が)降りてきた」と表現するのもスポーツ選手がいうところのゾーンなのだと思います。長渕剛さんの「STAY DREAM」という曲は歌詞もメロディーも文字通りに降りてきたかのようにスラスラと出てきたらしいですよ。 >ゾーンに入った相手に勝つにはどうすればいいのでしょう? たぶん、勝てないです。兵法書にも「三十六計逃げるに如かず」という言葉があります。どうにもならないときは逃げるしかない、というのです。 戦争も含めてほどんどの勝負事は、「次の戦い」があります。相手がゾーンに入ってしまったと気づいたらそこで無駄なエネルギーは使わず、次の試合にその気力と体力を回したほうが賢明でしょう。ただそれがオリンピックの決勝戦とかでやられたらもう、諦めるしかないでしょうね・笑。先日の平昌オリンピックでのザキトワ選手の滑りなんかがそうでしょう。あの大一番であんなパフォーマンスをされたらもうどうにもならんと諦めるしかありません。 >タイムを取ったり、深呼吸するしか方法はないのでしょうか? 相手の集中力を切らせるしかないですが、しかしどうもトップアスリートがゾーンに入ってしまうと、他が小手先で嫌がらせをやっても「そんな些末なことは気にならなくなる」となってしまうのではないかな。 >水泳やマラソンでも選手はゾーンに入ることが出来るのでしょうか? ランナーズハイみたいなのはある種のゾーンでしょうね。トップアスリートは事前に「何メートル(何キロ)を何秒」みたいな試合のイメージをしていることがありますが、それと寸分たがわぬ展開になって勝った、みたいな話はたまに聞きますね。 世界トップレベルではなくても、自分自身のゾーンに入れば自己ベスト更新とかジャイアントキリングということが起きるでしょう。 だからその解説者は正しいことをいうなら「もう伊藤選手は完全なゾーンに入っているので、我々はそのプレーを楽しみましょう」というようなコメントになるかと思いますが、そんなことをいったら平野選手ファンからの抗議の電話がテレビ局に殺到するのでそういう言い方をするしかなかったと思います。