- 締切済み
アルミ鋳物の塗装後の収縮について
- アルミ鋳物に対して行われる塗装後の収縮について、詳しく教えてください。
- アルミ鋳物にはウレタン塗装の上塗りが行われ、80度の釜の中で焼付が行われます。しかし、乾燥後にネジゲージを通す際に通りが通らなくなる現象が起きています。この収縮はアルミの熱膨張によるものでしょうか。
- アルミ鋳物の塗装後にネジゲージが通りにくくなる現象が発生しています。この現象はアルミの熱膨張による穴径の収縮が原因なのでしょうか。他に考えられる要因はあるでしょうか。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
みんなの回答
“これは、アルミの熱膨張による穴径の収縮が発生していると考えるのが妥当でしょうか。” 常温に戻ると、穴径も加工時の常温値に戻ります。 妥当とかんがえるなら、それに加え、穴なら“ウレタン塗装”の膨張の方が激しいので、 内面に迫り出します。 それに、塗装膜厚分がマイナスになりますな。
1) 単なる熱膨張なら温度を元に戻せば元の寸法に戻るはず 2) 更に、単なる熱膨張なら温度が上がれば、穴径は増大する方向なので、 常温で通ったゲージが、通らなくなることは考えにくい そう考えると、前の回答者さんご指摘の通り、塗料がねじ穴の中に入った ことを疑いたくなりますが、ご質問者さんはそのような可能性が考えにくい ので、このQ&Aサイトに投稿なさったものと想像します。 参考URLの文献に記載されている (3)時効熱処理 のような現象が起きれば 80度の熱履歴でアルミ鋳物に体積変化が生じて、ネジゲージが通らなく なることが起こるのかもしれません。 鋳造からねじ加工までの間に、鋳造後の徐冷以外の熱処理履歴がないので あれば、80度の熱履歴で(3)時効熱処理のような現象が起こったのかもしれ ません。 時効熱処理のような現象が起こっていると想定するのであれば、鋳造からね じ加工までの間の熱処理履歴をご確認になるようにお勧めします。また、 その前後で硬度変化が生じると想定されますので、80度の熱履歴の前後で硬 度を比較してみたら時効熱処理のような現象が起こっているか、確かめられ そうに思います。
お礼
回答ありがとうございます。 お察しの通りです。 熱履歴と時効熱処理に関して調べてみます。 ありがとうございます。
マスキングやプラグでネジ面への塗膜は防いでいますか? 対応していなければ、塗膜の影響ではないでしょうか。 冷却時の残留応力による可能性はあるのでは。鋳出し後の応力除去等はされて いますか?再加熱での変形が疑われます。
お礼
回答ありがとうございます。 ネジ部、および加工部に関しては塗装が入り込まないように 処理を実施しています。 おそらく塗料の入り込みは無いかと考えています。
補足
鋳物自体はAC4C-T6を使用しています。 タップにてさらえてみたのですが、結構な量のキリコが 発生していました。
Boltのメッキの場合のRing Gaugeは メッキ前g6、メッキ後h4 メッキの指定厚さ5μ となってますが実態はメッキ前後の指定を図面より削除してもらってます。 但し組み付けNutで全数検査してますが。 塗装の場合、Plug gauge は?
熱膨張なら温度を下げると元の寸法に戻るはずです。戻らない収縮の原因として ウレタン塗装がタップ穴へ入込んだ 加熱によりアルミ鋳物が変形。鋳込み後のアニールで改善。 現象が稀でなく常に起きるなら、オーバーサイズタップで加工。 田野井 http://www.tanoi-mfg.co.jp/cutting/pdf/others/ht/O-HT.pdf 拡大シロ+0.03 拡大シロは選択可。止りゲージが通らないよう選ぶ。 変形と書くと追従論がでてるが 変形率0.1%として外形100なら0.1の変形。不均一変形で反りになると何倍化して問題になる。 しかしタップ穴は、たとえばφ6なら率との掛け算で0.006.それで合否を左右することはまれ。タップが摩耗し元々ギリギリであった可能性。 >穴なら“ウレタン塗装”の膨張の方が激しいので、内面に迫り出します。 いつものデタラメ。 膨張が0.1%あっても塗膜厚は0.1mm~。その掛け算は0.0001mmと検査も難しい微小値。
お礼
回答ありがとうございます。 ネジ部および加工部への処理は行っていますので、塗料の入り込みは おそらく無いものと考えています。 書いていただいたサイトも参考に、検討したいと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 ネジ部には塗料が入り込まないような処理はしています。 おそらく、塗装の入り込みでは無いかと考えています。