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PEのガラス転移温度とは?
- ゴムとプラスチックの違いの一つに、ガラス転移温度があります。
- ゴムは常温よりも高温で弾性挙動を示し、プラスチックは常温では硬くなる特徴があります。
- PEのガラス転移温度は-23℃であり、他のプラスチックに比べると軟らかいですが、常温では弾性領域と言えるかは疑問です。
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ポリエチレン(PE)とゴムではTgの違い以上に結晶性か否かが重要です。 ゴム(エラストマー)はTg以上で粘度次第ではありますが、成形は可能です。PEの様な結晶性ポリマーは結晶を融解して成形する必要があります。 PEはそのタイプで110~130℃に融点がありますので、通常150~250℃程度で成形されます。 なお、フィルムに成形した後では融点以下でもTg以上であれば延伸や真空成型等は可能です。
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ゴムの弾性というより?ゴム弾性?との用語になります。 http://www.yrc.co.jp/mb-techno/use/backno.html 第2回 ゴム分子の塑性変形と弾性変形 生ゴムは伸せば伸びたまま。これに加硫して長い分子を適当に途中で繋ぐ(架橋)ことによって、他の弾性変形とは桁違いの変形を与えても元に戻る = ゴム弾性を示すようになる。 第3回 ゴムとプラスチックの違い もう一つの違い が正解を与えてくれていると思う。<転移温度の違い>というより、それを過ぎた時の挙動が異なる。 プラスチックでは流動性を示し「メルト」と呼ばれる状態となりますが、 ゴムでは「ゴム弾性体」と呼ばれる非流動性でゴム特有の性質を示します 樹脂の場合、転移温度を越えてもゴムのように極端な物性変化にはならない、そう考えるだけでよいのでは? 転移温度の測り方を見ても、そういうカンジ 樹脂の区分、結晶性/非晶性も表で別になってるから、アッソウとなるが >PEの場合常温では転移温度をはるかに過ぎてるが、到底メルト状態とは思えない 分子構造に遡って他と比較するしかないでしょう。簡単な指標で表せるものでは無いと思う。 >転移温度をすぎるとプラスチックでは流動性を示し「メルト」と呼ばれる状態 PEの場合常温では転移温度をはるかに過ぎているが、到底メルト状態ではない 樹脂一般の転移温度/メルト温度 http://www.ecosci.jp/poly/poly_tmtg.html テフロンは更に高温までメルトしない。PEは並レベルと考えてもおかしくないです。 PEなど転移温度が二つあるのも、氷/水ほど明瞭な現象でないことの顕れ?鉄鋼などではもっと多くの転移点があったハズ。
お礼
回答ありがとうございます。 ただ、ご教示いただいた内容は私も理解しているつもりです。 転移温度をすぎるとプラスチックでは流動性を示し「メルト」と呼ばれる状態になるとありますが、PEの場合常温では転移温度をはるかに過ぎていますが、到底メルト状態とは思えないことによる質問です。 質問が舌足らずだったかもしれません。
樹脂の種類??にもよるものだと思います。 質問内容にはあまり詳しくはありませんので、以下のURLを確認下さい。 また、詳細内容は、そのURLメーカーに確認下さい。 (他のプラスチックの物性入門 :初級編や上級編を確認した後に) http://www.packing.co.jp/GOMU/syuyougomu_teisuuhyou.htm で示す“主要ゴム一覧”では、そのような傾向です。 ゴムの場合なら、 ガラス転移温度(ガラス転移点) glass transition temperture (glass transition point) ゴム状態または液体状態から、もろいガラス状態への物質変化をガラス転移と呼び、 ゴム状態・液体状態とガラス状態の境界点となる温度 となり割と明確に意識できるのですが。 確か、線膨張係数も変わってきますよね。
お礼
回答ありがとうございます。 ご教示いただいたURL参考にします。
お礼
回答ありがとうございます。 確かに結晶性ポリマーでは、そのことを考慮に入れなければなりませんでした。ありがとうございました。