- 締切済み
炭素鋼を使用したHRC70以上の硬度は可能か
- 現在、S50Cを使用して加工し浸炭焼入れ後、硬度HRC62の製品を作っています。
- 素材を変えて熱間鍛造曲げ加工(火造り)、溶接ができる素材を使用し焼入れ後、HRC70以上の硬度は可能ですか?
- もし可能であれば、素材と方法について教えてください。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
高炭素鋼でもHRC70以上の焼き入れ硬度は、安定して望めないです。 URLで確認下さい。 以上により、窒化処理や超硬質クロムメッキ、特殊ステンレス系等で硬度を補完すると 良いと考えます。 専門家でないので具体的な記述はできませんが、HRC70 硬度やHRC70 焼入、HRC70 高周波焼入 等で用語検索しますと、その記述が出ていたと記憶しています。 浸炭焼き入れは浸炭深さが深くできないや、非対称で浸炭する等で、焼きの入り具合が (硬度の分布が)片側に偏り反りが発生します。 メッキは無論、窒化処理も変形し難い処理なので、多少は効果的と考えます。
炭素鋼に限定してしまうと困難ですね。 ヤスキハガネの伝統を継ぐ(格好だけ)YSSのカタログを見ても、炭素鋼は HRC68 ぐらいで止めてます。 但し標準条件より、焼入温度を高め、水焼き(塩水)、焼戻しは湯戻し、にするとギリギリ HRC70 が可能なようで、私は SK4 で試した結果で HRC68 でした。 問題は、焼割れしやすく靱性が失われることです。安定性も無いでしょう。 『製品』としては無理と思います。<私は硬鋼線切りの冶具で好成績> 溶接は難しいのでは? 火造りが出来るなら溶接は不要では? あとは、YSSにある、粉末合金でステンレスの ZDP189 金型用ハイスなら HRC70 は可能ですが、火造りは判りません。
お礼
御回答を頂きありがとうございます。 無理... 無理らしいですね, 工学博士数人とか金属関係者さんも同じ事を言われました。 私どもは製品に関わりも長いのですが知識に対して無知なものですから呆れるような事を平気で言います。 SK4 で HRC68 との事... 同じ方法で焼き入れをしているヤスリでは HRC65 でした, 焼き上がりの温度がやや低めで作業をしておりましたが... なるほど高めに焼くと68が出るのもうなずけます。 多種多様な製品に対応するには平板材を曲げ溶接が欠かせないのです。 良い知恵がありましたらよろしくお願いします。
窒化処理は如何でしょうか。
お礼
窒化処理の御提案を頂きありがとうございます。 何度か他方からも御提案がありましたが焼き入れ深度が浅くて私どもの要望とは遠くかけ離れており断念した経緯があります。 私どもの製品は金型とか機械部品とかではなくて 簡単に申しますと日本刀ではありませんが日本刀に似通った物と思われた方がよろしいかと. 質問に付け加えていなくてすみませんでした。 日本刀... 想像してみて下さい。 刃先から10ミリ~12ミリだけを焼き入れし, その上はなまくらのままです。 肉厚も薄いですね。 良いアイデアが御座いましたらよろしく。
お礼
御回答を頂きありがとうございます。 少し御質問をさせて下さいね ^-^ 我社で製品を作り浸炭焼き入れをしますと まるで日本刀のような反りが出ます, 現在は後加工して平面を出して製品完成となっておりますが... この後で窒化処理や超硬質クロムメッキ、で硬度を補完すると言うことでしょうか ? それとも熱処理自体を全て外注するとか ? その時に再度 反りの出る可能性はありますか ? 用語検索をしてみますね。