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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:MFRについて)

MFRについて質問させてください

このQ&Aのポイント
  • ペレットと成形後のMFRを測定した結果、ペレットでは22程度であり、成形後は32でした。この結果について、劣化を考えればよいのかについて質問しています。
  • GPCで分子量を測定しましたが、ペレットと成形品では変化はありませんでした。製品は薄肉で成形温度が推奨温度より若干高い状態で成形していると思われます。この場合、MFRの上昇の原因は何かについて質問しています。
  • 成形に詳しくない質問者が、MFRの上昇についての皆様の意見を求めています。どうかご意見をお聞かせください。

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.3

PCではなく他の樹脂による経験ですが、樹脂ペレットにより射出成形を行い、それを粉砕して再度射出成形機に掛けて成形品を取る。それを繰り返してショット数に対してどの様に流動性が変化するかテストを行った事があります。 当然ショット数を繰り返す程、よく流れる様になりますが、即ちこれは熱劣化によるものですよね。 MFRが22と32というのは、結構な差である様に思われますが、分子量測定では差がなかったとの事。成形前後でMFRの若干の上昇はあるかと思いますが、あまりにも粘度低下が大きすぎるという印象を持ちました。 そこで確認させて戴きたいのですが、MFR測定の結果は再度測定しても同様の結果であったのでしょうか?また、成形品による測定については粉砕して測定したものでしょうか?その場合は、十分に溶融した状態での比較データなのでしょうか?PCの溶融粘度は温度依存性が大きい様ですし、その辺りがネックになっている様な気がします。 通常は、粘度と分子量とは相関する筈ですので、その検証という意味では相対粘度を測定するというのはどうでしょうか? それで差がなければ、本当に分子量の変化が生じていないと見なされると思います。

noname#230359
noname#230359
回答No.2

PCの分子量はMFRの4.5乗に逆比例するといえるので、Mw₁/Mw₀=(MFR₀/MFR₁)の1/4.5乗=(22/32)の1/4.5乗=0.92、成形品の分子量はペレットのそれの92%です、8%ダウンです。これが許容されるかどうかの判断ですが、通常は成形状態まずまずのok、許容限度内です、勿論成形条件の見直し(ペレット水分率、樹脂温度、成形機内滞留時間の引き下げ)で分子量の低下(MFRの上昇)を無くす努力するに越したことはありません。というのは、プラスチック全般同一グレードの生産ロット間のMFRのばらつきは、カタログなど見るとわかるように、例えば5~10、10~20というように上下2倍、厳格なところでは例えば7~10というように上下1.5倍は不可抗力的変動が避けられません。PCの成形グレードは3万、2.7万の高分子量から、標準グレードの2.5万、良流動性グレードの2.2万、超ハイフローの2万などとありますから、MFRの22→32は、1グレードダウンとまでではないので救いがあります。 GPCの分析精度については、ASTMに、標準偏差/平均値=10~20%とありますから、分子量8%の違いは検出できない可能性が大です。 MFRは分子量の変動を4.5乗に増幅してくれる優れたセンサーです。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

PCに限らずポリマーの流動性はいろいろな要因で変わっていくと考えます。 重量分率では少量の低分子量分でもこれが可塑剤としての機能を有し流動性が向上、即ちMFRが大きくなります。 近年ポリオレフィンでは“シングルサイト”触媒によって分子量分布が狭いポリマーを作れる様になりましたが、同じ分子量ではMFRが半分程度に小さくなっていますし、押出機のモーター負荷電流も大きくなります。 PCだと若干吸湿すると思われますが、工程中での吸湿によって加水分解することにより比較的小さめの分子量成分がGPCに明確に現れない程度生成して流動性が変わったのでは無いかと推察いたします。 ひょっとしたら良く観察すると低分子量部分のグラフに線の幅位が上になっている可能性もありますよ。 MFRが上昇する要因には添加剤、特に滑剤がありますが、ベースPCレジン以外はマスターバッチ等、無配合でしょうか? 押出成形の関係者で、射出成型は未経験なので正確さに欠いているかもしれません。