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順送金型ブランクダイの材質選定について
- 順送金型のブランクダイにはSKD11を使用していますが、磨耗性を向上させるために違う材質を検討しています
- 大同さんのDC53は評判が良くありませんが、切歯だけに限定する場合の良い材料を教えてください
- SKD11の場合、ダイの欠けやカスの発生が頻繁に起きており、困っています
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被加工材の溶接構造用高張力鋼程度の抜きであればSKD11で問題はないと思いますが、製品の厚さ、寸法、形状が不明ですので分かりませんが、ある特定の場所に磨耗や欠けが発生しているのですか。 一般に鋼材を打ち抜く時に使用する切れ刃用の型用材料としてはSKD11で十分と思います。そしてDC53は扱いやすい鋼種と評価しています。 型材の不具合内容で磨耗と欠けでは対応方法が異なります。例えば、磨耗→硬く、耐凝着、欠け→高靭性へ等。型材選びでは単純にはSKS材→SKD材→高速度鋼→粉末高速度鋼→超硬合金→セラミックなどがありますが本件では高速度鋼以上の選択が必要と思います。また、切れ刃部の不具合は型材だけではなく、金型システム全体から検討して見ないと問題を見誤ってしまうことがあります。不具合の内容を良く観察することをお奨めします。 本件で気になることは、欠けたダイ部に肉盛り溶接をするとの記述がありますが、焼きの入ったSKD11の取り扱いとしては論外です。欠けてしまったら、ワイヤ放電加工等でその部分を切り取り、入れ子等で対応してはどうでしょうか。また、その形状部分がよく壊れるのであれば、はじめから入れ子で対応しておくのも一つの方法と思いますが。
繰り返しになりますが。 磨耗しているということなので、窒化すると表面の硬度が上がるだけでなく摩擦係数が小さくなります。 だから局部的なストレスが緩和される可能性があります。ハイテン鋼ということなのでほとんど金型用材と同じ強度レベルのものだと思いますのでためしてみる価値は有ると思います。コーティングは研磨時問題あるけどこれは研磨も出来ますし。 すでに試験されてるのかしら?
ケイヤスです YXR-7がいいのではないでしょうか 加工は問題ありません
被加工材質が不明の為 これが というものの お話ができません 又,切刃のメンテンナンスとの関係 (回数,回数をかけず量を上げる 等)が ある為,費用の話もどうしたらよいのか不明です が 参考にして頂ければと思い 少し話をさせて頂きます ハイス系 神戸製鋼製 KHA材 ウッデホルム製 ASP材(ASP30以上) 日立製 YXR材 などが良好です 但し 価格は ダイズ鋼の10倍はします 超硬については 必要がなさそうですので省略します 大事なのは メンテナンスにかかる費用を算出し それと材質価格を比較することだと思います
お礼
お返事ありがとうございます。 被加工材ですが、下記に書いたウルトラハイテン(980材)です。現在打った製品の半分は不良となっているので、多少の金額は目をつぶってもらえます。 材料メーカーはあいかわらずDC53を推してくるので、教えていただいた材料も検討してみます。 普通のクロモリのドリルで加工できるのでしょうか?それが少し心配ですが・・・ 以前HPM1を加工したことがあるのですが、クロモリのドリルではすぐ刃先が欠けてしまい大変な思いをした事がありました。
素人ですが、表面処理はしてますか。 昔アルミの抜き型で、かじりが多発する型にチッカしたところほとんど問題にならなくなりました。
お礼
お返事ありがとうございます。 うちは自動車部品関係を扱っています。 今問題になっている金型は俗に言うウルトラハイテン材(980材)を成形する型です。 基本的に表面処理はしません。ブランク部は磨耗すると再研磨等必要な個所なので、コーティング処理等は一切行わない構造になっています。
ウチでもSKD11を使います。 よくダイが欠ける原因としては刃のかじり、材料(製品の材料)の厚み(硬さ)などがあげられると思います。あまりにもかじりが多いようであればストリッパーガイドを入れる。材料(製品の材料)が厚いのであればシャー角をつける。大体はこれだけすれば解消されると思います。 SKD11より硬い材料はハイス材(SKH)がありますが、費用がSKD11より4倍ぐらいかかるのでウチでもよっぽどのことがないと使いません。
お礼
お返事ありがとうございます。 歯のカジリも気をつけてみていますが、それ自体は影響を及ぼしていない様子です。 シャー角をつける等の対策も行っています。生産数も多い金型なので、磨耗はいたしかたないところなのでしょうが・・・ SKH材も一度検討してみます。ありがとうございました。
お礼
何度もありがとうございます。 一度検討してみます。結果は追って報告させていただきます。ありがとうございました。