私も人物デッサン苦手です。
なので、私が受験時代の先生に一番よく言われていたことを書きますと、
・どこにどんな骨があるのか理解すること
・筋肉の流れを無視しないこと
・表面の形だけ見て惑わされないこと
この3つです。
アトリエに通っていらっしゃるようなので、人体の本とかあると思います。先生に頼んで見せてもらってみてください。もしくは図書館で探せば必ずあります。
一朝一夕で全身の骨や筋肉を全部覚えることは不可能ですから、一番目立つところだけ押さえていきます。たとえば
・膝の骨はどう組み合わさっているのか?
・この筋肉はどこが緩んでどこが伸びているのか?どう流れているのか?
・筋肉の上にどれくらい脂肪が乗って、この形になっているのか?
・この関節はどう動くのか?
などなど。意識するだけで結構違うものですよ。
顔の印象が違う・似ていないということは、お気に触ったらごめんなさい、形や位置の取り方がまだ甘いのだと思います。
・目尻から・目頭から垂直線を降ろしたとすると、口のどこにぶつかるか・顎のカーブのどの辺にぶつかるか?
・顔に対して鼻が大きすぎないか・小さすぎないか?
・パーツを描くことに気を取られて全体の立体感を失っていないか?
など、書ききる最後の1分まで、形が狂っていないかの確認を怠らないように気をつけてみてください。
顔は特徴的なパーツがたくさんついていて、ついつい特別扱いしてしまうのですが、普通の静物画と同じだと思って描いてみてはいかがでしょうか?顔なんて、缶ジュースのロゴにちょっと凸凹がある程度、みたいなものです。また、いくらパーツの形があっていても位置や全体の立体感が無ければやっぱり「似ていない」という評価になると思います。顔って見慣れている分評価が厳しいので、描くの大変なんですよね…;筋肉も複雑に絡み合っていますし。
経験談ですが、私がアトリエで人物デッサンを描いていた時に、書き出しから全然似なくて本当に気分が乗らなくて困ったこともありました。でも「こんな絵を講評で人目にさらすなんて耐えられない!」と形を直し続けたところ、「最初、大丈夫かなーって心配になってたんだけど、仕上がってみればなかなか似てるじゃない」などと先生にお褒めの言葉を頂けました。時間内に仕上げようとしなくて良いんですよ。それよりも、似せようと努力し続ける事の方が大切なんだと思います。
まだ夏休みは始まったばかりですから、受験にはまだまだ余裕があります!4月にアトリエ通いを始められたとのことですから、今なら描けば描いただけうまくなりますよ。私も受験で対抗できるレベルになったのは高3の夏でした。
長々と書いてごめんなさい。
ご参考になれば幸いです。
お礼
さっそく今日図書館で人体についての本をかりて来ました。 結構恐い絵とかあるのですが(笑)これを参考に返却期限までひたすら描こうと思います。 顔ってどうしてもパーツの一つ一つが気になってしまって、気がついたら一つ一つの「物」に なってしまうんですよ。位置の取り方…確かに部分部分にこだわり過ぎて全体のバランス や位置はそれ程気を使っていなかったです…。ご指摘ありがとうございます。垂直線や缶 ジュースに例えてしまう(笑)方法、使ってみたいと思います。 いえ、丁寧に教えてくださって嬉しいです。 ご回答本当にありがとうございました。