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ピンマイクの単一指向性と無指向性について
- ピンマイクの単一指向性と無指向性について説明します。
- 残響の大きい部屋での収録にはピンマイクが有効です。
- 単一指向性を選ぶことで残響を拾わずに効果的な収録が可能です。
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こんにちは。 無指向性の特徴 360°全方向収音 音源距離によって音質変化しない 単一指向性の特徴 正面180°に感度が高い(有効範囲は意外と広い) 音源に近いと低音が極端に増強する(近接効果) 共通する特徴 マイク出力は距離の2乗に反比例する これによって、残響など周囲の環境音に対して 音源(口元)から数十センチ以上離れた場合は単一指向性が有利 音源に極端に近づける場合は無指向性が有利 という事になります。 単一指向性でも予め音源からの使用距離を予想してボーカル用ハンドマイクのように低音をロールオフしてあれば、適度な音質で収音できます。 ヘッドホンと一体になったヘッドセットなら、口元にセットしたマイク位置が変わらないので、無指向性でも単一指向性でも良いのです。 強いて違いを上げれば単一指向性はある程度背面の音を拾いにくい(背面の音は明瞭でなく汚い場合が多い)点と位置決めでちょっとした地声の音質調整ができますし、無指向性は大雑把な位置でも素直な音質が得られ掛け外しが頻繁な場合など扱いやすさでは断然無指向性ですね。ヘッドセット製品も無指向性が多いです。 (息が掛かるとどちらもボコ音が出るので息の通り道には設置しないこと) http://buffalo.jp/product/multimedia/headset/#headsetlist2 USB https://www.sanwa.co.jp/product/syohin.asp?code=MM-HSU04BK 耳掛け型 https://direct.sanwa.co.jp/ItemPage/400-MC006?ipgl=rgrc Bluetoothヘッドセットにも似たようなのがありますね。 業務用ワイヤレスだと、針金のように細くて目立たない耳掛けマイクも有ります。 (一部XLR変換アダプタでミキサーやオーディオインターフェースに接続できる物も有る) https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/174111/ https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/174319 (国外の場合は同様な物を検索でみつけてください) もう一つの環境音対策は、普段の講演会と同じように大きな声で話すことです。 マイクに達する声の音圧を大きくする点では近づけるのと同じなのですけど。 聴衆の居ないところでマイクで録音となると口先だけでしゃべって滑舌も声量も悪くなる人が多いです。残響の多い部屋では大きい声を出すのが怖いというのもあるでしょうけど。 声と環境音の比率が高ければ、環境音が気にならない程度に録音音量を絞っても、録音される声は聴きやすい音量で届けることができる訳です。 マイクがその大声に対処できる必要がありますね。 民生用マイクは音質的に悪くないですが、耐音圧については公表されないので判りません。 でも、収音される音が割れたり歪んだりしない程度の音量で話す事は大事でしょう。 それから、残響の多いところではビデオにあるオートレベルでなく手動の固定レベルで収録しておくと悩みが軽減します。 また、低音が収録されると残響感が増しますので、声の収録に関しては100Hz以下はカットしてしまう事をお勧めします。 また、ステレオ録音も残響感を増しますので、解説の音声はモノラルでしてください。
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- chiychiy
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こんにちは >残響の大きい部屋でありますため、ピンマイクで解決したいと 残響が多い部屋というのはどのくらいの広さですか? 反響をしないような環境を整えることを +で考えられたほうが無難だと思われます。 部屋であれば音を吸収するように 床にカーペット 壁には厚手のカーテン全面につけるだけでも かなり違ってきます。 ピンマイクは利点も多いですが 静かな場所で使った場合、ご自身の動きの音も拾ってしまう可能性が高いです。 普通はそういうのをプロは編集でカットしたりするんですけれど・・・。 つるしマイクの方が周りの音は拾いにくいです。 http://www.kogeisosaku.co.jp/studio/studio.html
お礼
ご親切にありがとうございました。 お礼が遅くなりまして大変失礼しました。
- Gletscher
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きれいな音で録音するには、第一に部屋です。 デッドな部屋では反響を拾うので籠った音になります。 窓や戸を開けたり、絨毯を敷いて壁や天井に布を垂らしてライブな環境を作るのが一番です。 デッドな部屋では、指向性の強いマイクを使うと、後ろと前からの反射音は感度よく拾ってしまいます。 無指向性のマイクの方が反射音を拾う感度も低くなりますが、部屋全体からの反射音を拾います。 ピンマイクもハンドマイクも同じです。 部屋の環境を変えられないなら、唯一の方法は、壁からできるだけ離れてマイクは口にできるだけ近づけて、小さな声でしゃべるくらいです。
お礼
早速のご返信をありがとうございます。 そうなのですか・・・・・・・・。 部屋改造しか手段がないとは・・・・・。 わかりました。 どうもありがとうございました。
お礼
大変ご丁寧な回答をくださいまして、ありがとうございました。 音響の分野は本当に奥が深いですね。 とても勉強になりました。 複数ものリンクもありがとうございました。